アニメ偉言

ゴン「タバコ、やめたほうがいいよ。
せっかく透明になれる能力があるのに、
匂いが体にしみついてすぐにバレちゃうよ」

メレオロン「正味問題ねー。
透明能力は名詞みたいなもんでな。
本当の能力はワンランク上だぜ?」

瀕死のキルアがイカルゴに救われている頃、
ゴンもまたメレオロンと心を通じ合わせようとしていた。
メレオロンはゴンに自分の能力を明かしてみせる。
その瞬間、メレオロンの姿はおろか「存在」そのものが消えた…

HUNTER×HUNTER　（1-32巻セット　以降続巻）


メレオロン「第2の能力
『神の不在証明』（パーフェクトプラン）。
俺が呼吸を止めている間は
何ぴとたりとも『俺の存在に気付けない』」

メレオロン「影の薄い奴っているだろ?
団体でファミレスとかに行っていつも
ウエイトレスに水もらえないような奴。
それの究極形さ」

普段の透明化はパーフェクトプランを隠すためのダミー。
これを知っているのは自分とゴンだけだとメレオロンは言った。
ゴンと信頼関係を築き、相棒（パートナー）になるためだったが…

ゴン「うん。なってもいいよ」

メレオロン「早ーっ
駆け引きし甲斐のねーガキだなおい!?
疑え!　もっと疑えよ!　俺を!　世の中をよ!?
その上で紆余曲折経て信じろ!!」

ゴン「メンドくさいなぁ〜。
（忙しい人だな〜）」

メレオロン「―まぁいっか」

信頼なんて時間じゃねーSay Ho-!?
メレオロンも結構切り替えが早い。

ところでメレオロンの輪郭が原作とちょっと違うね。
真横からのアングルが、原作だとカメレオンぽくつるっと丸いけど、
アニメだと鼻から唇、アゴのラインが人間のそれだ。

メレオロン「王を倒す」

メレオロンは王への復讐を考えていた。
王に殺されたペギーは、自分の里親だったと思い出したからだ。
人間だった頃の記憶は断片的で、全てを思い出したわけではない。
それでも、ゴンはメレオロンをとても人間臭く感じた。

メレオロン「俺はお前さんに
人間離れした怪物性を感じた。
だから組む気になったんだぜ?
境なんて、あってないようなものさ」

ゴンとメレオロン。
人間とキメラアント。
境界を越えた握手が交わされる。

その瞬間、メレオロンの第3の能力が発動した。
ゴンに神の不在証明が連動し、周囲から存在が消える。
これを利用すれば、敵に全く気付かれずに攻撃できる。

メレオロン「これが第3の能力『神の共犯者』」

メレオロン「ヘイ、ゴン。お前こそが俺が求めていた相棒。
クソッタレの王に前代未聞の必殺技を
喰らわすナイスガイさ!」

しかし、ゴンは自分よりも適任者がいると言った。
メレオロンはこれ以上能力を誰にも知られたくなかった。
「神の不在証明」は能力を知られていないからこそ威力を発揮する。
能力を警戒されたら、雑務兵クラスの戦闘力しかないメレオロンはいちころだ。

ゴンはメレオロンにナックルを紹介しようと考えていた。
ナックルに連絡を入れると、事態は新たな局面へ動き出す。

メルエム「王手」

その頃、王（メルエム）は文字通り最終「局面」を迎えていた。
将棋のチャンピオンを破り、力だけではなく頭脳の明晰さも誇示する。
続いて囲碁もマスターし、王はさらに思考を柔軟にしていった。

メルエムの一部モデルになったと思われるドラゴンボールの
セル完全体も頭脳がパーフェクトだと豪語していたが、
囲碁や将棋をやらせても向かうところ敵なしだったのだろうか。

ナレーション「選別まで残り6日。
この日招き入れたこの少女が、
のちに自分の運命に大きく
関わることを、王は知らない」

東ゴルトー発祥の盤上遊戯「軍儀」。
そのチャンピオンと邂逅するメルエム。
盲目の洟垂れ美少女（?）コムギ―

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