アニメ偉言

V「どんな鐘もまず叩いてみなければ
その音色は分からない」

蚊忍者が召喚したNo.2 蚊学忍者シャドー・モスキートは
ナンバーズ最小モンスター。本当に蚊程度の大きさしかない。
そんな相手に、宇宙規模を誇るナンバーズ最大のモンスター、
No.9 天蓋星ダイソンスフィアが攻撃を仕掛ける。

するとシャドー・モスキートの効果発動。
オーバーレイ・ユニットをつ使うことで、バトルダメージと破壊を無効化できる。
なかなかに強力な効果だ。が、シャドー・モスキートの真価はまだまだこれから。

Vはシャドー・モスキートを警戒しつつ、カードを1枚伏せてターンエンド。
続いてカイトのターン。ドロー。何故かふらつくカイト。

蚊忍者（そろそろ僕の注入した毒が効いてきたってカァ）

蚊忍者はクラゲ先輩とはまた異なる毒使いだった。
毒に冒されたカイトは…!?

ナンバーズクラブ会員証 No.10 天城カイト


カイト「久々に狩らせてもらうぞ!」

久々って、ジンロン戦以来のことを言ってるのかな。
カイトはギャラクシーアイズでシャドー・モスキートを攻撃。
互いを除外する効果を発動しようとしたが、駄目だった。
ギャラクシーアイズにもすでに毒は盛られていた。

蚊忍者「幻覚カウンターという猛毒がね」

さきほどのVのターンでシャドー・モスキートの効果を発動した時、
幻覚カウンターがギャラクシーアイズに撃ち込まれていたのだ。
シャドー・モスキートは幻覚カウンターが乗ったモンスター相手には破壊されず、
バトルダメージも無効化し、おまけにその数値分のダメージを相手に与えることができる。

シャドー・モスキートの攻撃力は0。
ギャラクシーアイズの攻撃力3000がそのまま跳ね返ってくる形だ。
巨大なものが大嫌いな蚊忍者は、Vへのダメージ発生を宣言した。

するとVは永続罠「マイクロン・フォース」を発動して迎撃。
ギャラクシーアイズの攻撃力を半減し、ダメージを1500で済ませる。
Vのライフは2000から500に減少したが、即死だけは免れた。
カイトは毒が効き始め、朦朧としながらカードを2枚伏せてターンエンド。

カイト「やってやるとも。小賢しい貴様の
ナンバーズともども、地獄に叩き込んでやる!」

蚊忍者「カキクケコー。カイトの体内に注入した毒は、
幻覚を見せる効果がある。これぞ、蚊学忍法、
夢蚊幻蚊（ゆめかまぼろしか）の術!」

カイトにはVの姿が蚊忍者となって映っていた。
これからカイトはVに向かって攻撃してしまいそうだ。

蚊忍者はほくそ笑みながらドロー。
そして、「軍蚊ブラッド・コマンドー」を召喚。
それをいきなり墓地に送ることで、幻覚カウンターをダイソン・スフィアに撃ち込んだ。

さらに、手札から魔法「蚊学忍法・火炎放射」を発動。
このカードは幻覚カウンターの乗ったモンスターの所有者に600のダメージを与える。
すると残りライフ500のVは、罠「弾性空間」（イラスティック・スペース）を発動し、
合計1200のダメージを蚊忍者に跳ね返そうとした。

が、毒でおかしくなったカイトは、蚊忍者がVだと思ってしまう。
罠「エクスチェンジ・パワー」を発動し、弾性空間で跳ね返された1200ダメージを
ギャラクシーアイズの攻撃力と引き換えにした。ギャラクシーアイズの攻撃力は300に。

蚊忍者「はァ…やぶ蚊ッったァ。礼を言うぜカイトぉ」

蚊忍者「気付くの遅いィ。鈍感は女の子に嫌われるゾ」

Vはこのデュエル、勝利の鍵はギャラクシーアイズにあると睨んでいる。
ならば一刻も早くカイトを正気に戻さなければならない。
Vことクリスは、数年前のカイトとのデュエルを思い出す―

オペレーター「クリスもうよせ!
この一週間、君たちは不眠不休でデュエルしてるんだぞ」

無茶なデュエルだなオイ
Vはそれでもカイトとのデュエルを続行。
罠「残骸爆破」でカイトのライフを100にまで減らした。
もうボロボロで立ち上がる気力さえなさそうなカイトだが…


クリス「無理ではない!
ライフが1ポイントでも残っている限り、
たとえ心臓が止まっても、デュエルを
続けるのが真のデュエリスト!!」

クリス「ここで潰れるなら、
所詮カイトもそこまでの男。
だがこれを乗り越え、立ち上がった時、
その細胞の、一つ一つに、焼き付けられた
デュエルの強い意志が、カイトを
真のデュエリストにする!」

無茶というか狂っとる(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
「こうなりゃ正真正銘のダイレクトアタック」どころじゃない。
デュエリストの生存本能を極限まで引き出す実験って
クリスってこんなにスパルタ師匠だったのか。

回想終わり。

クリス…Vはダイソン・スフィアでギャラクシーアイズへの攻撃を宣言した。
呼び覚まされるカイトのデュエリストとしての本能。
凄まじいオーラを発してカイトは正気に戻った。
何かに変身してもおかしくない勢いだぞ。

カイト「デュエリストとしての俺の生存本能が、
免疫系を活性化し、熱く燃え盛る抗体が
血中の毒を焼き尽くしたのだ」

カイトは罠「プリベント・リボーン」を発動することでダメージを抑え、ライフを500残した。
ここからカイトの反撃が始まる。半沢流何倍返しどころではない。
その罪、何万倍にもして返してやると息巻いている!

カイトはプリベント・リボーンの効果でギャラクシーアイズを復活させた。
幻覚カウンターは墓地の中に置いてきた。もうカイトを縛るものはない!

Vがカードを2枚伏せてターンエンド。

続いてカイトのターン。
ギャラクシーアイズをその効果でシャドー・モスキートとともに除外。
シャドー・モスキートのオーバーレイ・ユニットを墓地に送り、
バトル終了時、2体がフィールド上に戻ってくる。

ギャラクシーアイズは墓地に送られたユニット1つにつき攻撃力を500アップする。
シャドー・モスキートのユニットは2つ。ゆえに1000アップして4000だ!

すると蚊忍者は罠「蚊学忍法・蚊取り閃光」を発動し、
墓地の軍蚊4体を除外してシャドー・モスキートの攻撃力を4000に高めた。
その効果でシャドー・モスキートは蚊忍者の嫌いな巨大なる姿へと変貌する。
だがそれは、攻撃するための攻撃力アップではなかった。

蚊忍者は蚊取り閃光のさらなる効果を発動。
このターンの終わり、シャドー・モスキートを除外することで、
その攻撃力分のダメージ4000をカイトとVに与える気だ。

カイト「どうやら自分が勝った幻覚を見ているようだな。
今から俺が目を覚まさせてやるから、覚悟しろ!」

勝ち誇る蚊忍者に対し、カイトは永続魔法「エターナル・マジック」を発動。
Vの墓地にある永続魔法「ホログラム・プロジェクション」と同じ効果を得、
ギャラクシーアイズのホログラムを場に1体召喚する。

続けてVが罠「パワー・アナライズ」を発動。
ダイソン・スフィアの攻撃力をギャラクシーアイズと同じ4000に高めた。

さらにVは罠「矛盾の合成」（パラドクス・シンセサイズ）を発動。
ホログラムギャラクシーアイズとダイソンスフィアをリリースし、
その攻撃力をギャラクシーアイズに上乗せして攻撃力12000!!

蚊忍者は、カイトとVのバトルはもう終了していると反論したが…

V「それはどうかな」

カイトは手札から魔法「奇跡の銀河」（ミラクル・ギャラクシー）を発動。
問答無用でギャラクシーアイズにシャドー・モスキートを攻撃させた。
蚊忍者のライフ8000は一気に消し飛んだ。
No.2のカードはカイトが回収。Vに渡すの?

遊馬「待ってろよ、アストラル。
必ずお前を連れ戻してやるからな!
かっとビングだ、俺!!」

ラストはいよいよ主人公、遊馬のターン!
次元移動装置が作動し、アストラル界への扉が開く―!!

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