アニメ偉言

HUNTER×HUNTER 27 (ジャンプコミックス)


ネテロ「これを着るのも最後かのう」

モラウ「おい、あれって…」

ノヴ「ええ。『心』Tシャツ。
会長が本気で戦う時だけ身に着けるという勝負服。
ただの噂だと思ってましたよ」

本気モードのネテロ会長はコルトに問うた。
キメラアントの王と比べて力の程はどう感じるか。

まるで、精神と時の部屋から出てきた悟空がカリンに
完全体となったセルと比べてどうかと聞いた場面にそっくりだ。
カリン様とネテロ会長の声が同じなのも奇遇だね。

カリンは悟空に対し、セルのほうがわずかに上だろうと答えた。
だがコルトは、ネテロは王どころか護衛軍にすら敵わないと即答。

ネテロ「そうか、嬉しいのう。
この年で挑戦者か。血沸く、血沸く」

それでもネテロは不敵に闘志を燃やした。
打倒、キメラアントの王。その名は…

女王「メルエム。
全てを照らす光、という意味です」

キメラアントの女王は、我が子の名前を呼び、息を引き取った。
あれほど残酷に思えた女王が、最期は母として逝ったのだ。
女王以上に残酷な王、メルエムだが、その血は受け継がれている。
キメラアント編の行く末を考えると、暗示的な一場面だったといえよう。

コルト「この子は、俺が守る。
絶対。今度こそ、必ず…」

女王の骸から、一体、小さなキメラアントの胎児が産声を上げた。
それを拾い上げたコルトは、人間だった頃の妹と重ねて涙する。
そして、もう一人、種を超えた愛の形に感動に涙する男が。

モラウ「もし誓うなら、何ぴとたりとも、
あんたたちに指一本触れさせねえ。
俺の目が、黒いうちはな!　約束するぜ」

もしコルトとその子、レイナが人間を食わないと誓うなら。
モラウの涙にナックルがもらい泣きで涙もろい師弟(´Д⊂


ゴンはカイト存命を信じ、自分の強さを高めようとする。
キルアはそんなゴンを守ろうとする。
キメラアントの兵たちはそれぞれが王を目指す。
王、メルエムは東ゴルトー共和国の政府中枢に向かっていた―

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