アニメ偉言

復活ガリレオ第10話「聖女の救済」（前編）。

湯川「僕は美人の顔は忘れない。

―本当を言えば、警察が写真を
見せてくれるまで、忘れていた」

変人ガリレオこと湯川学は天才的…いや天才頭脳の持ち主でも、
興味がない人間のことは記憶からすっぽり抜け落ちることがある。
前回「攪乱す」の犯人も、人生を狂わされたと湯川を激しく憎んでいたが、
当の湯川はその犯人のことを全然思い出せなかった。

今回は湯川の中学生時代の同級生が捜査線上にあがる。
真柴綾音、旧姓 三田綾音。湯川は彼女のことを、憶えていた―

聖女の救済 (文春文庫)


湯川「僕は美人の顔は忘れない。
―本当を言えば、警察が写真を
見せてくれるまで、忘れていた」

湯川「自分の知っている人間の家族が、
不審な死を遂げ、他殺の疑いがある。
さらに、その事件の真相は謎に包まれている。
僕の知識が役に立つかどうかは分からないが、
協力しない、などと突き放すわけには行かない」

岸谷「実に面白いとは言わないんですか」

湯川「そんなデリカシーのないことは言わない」

岸谷刑事は中学生時代の同級生だからと湯川を今回の事件捜査に巻き込んだ。
普段の湯川なら、同級生だろうが「興味がない」と切り捨てていたことだろう。
だがそうしなかったのは、湯川と綾音に少なからず関係があったから?
綾音は自分の一方的な片思いのようなものだったと笑ったが…

女性社員「カチョーサン」

今回の被害者は綾音の夫、エムシステムズの社長・真柴義之。
エムシステムズの女性社員は何故か片言。
いやKARA事?　韓流からの特別出演だったみたいだ。

KARA 70ピースミニパズル ク・ハラ 70-m04


「またフジテレビの韓流ゴリ押しか！」好調『ガリレオ』にKARAハラ出演で大ブーイング！

なーんて、ちょっとした騒ぎになってたんだね。
嫌韓流ってのが理解できない。
騒ぎすぎだよ。

綾音「子供はみんな天才よ」

湯川「みんな天才なわけない。
天才は人口のコンマ001％の
割合でしか存在しないんだ」

真に天才と呼べる存在は1000人に1人?
天才と天才的ではそれこそ天と地ほどの差がある??

天から与えられた才能。天賦の才。天才。

何をもって天才とするか、一概には言えないよねえ。
バカと天才は紙一重というように、天才バカボン、変人ガリレオ。
湯川は自分が天才であることを理解し、かつ自惚れず、
淡々と自分の力を振るっている、ある意味恵まれた天才なのかも。

早く天才になりたい。

綾音「湯川君こう言ったのよ。
ガリレオ・ガリレイの唱えた地動説を、
未だに認めていない宗教を、
僕は、受け入れるわけには行かない」

綾音は敬虔…かどうかは分からないが、クリスチャン。
湯川が中学生の頃はまだ、キリスト教は地動説を認めていなかった。
1992年にローマ法王がようやくガリレオに謝罪し、遅れること2008年、
ついに地動説を認めるに至ったという。そーなんだ

回っているのは天か地か、それとも人か。
天動地動に振り回された人間たち。
大抵は付和雷同だが、確固たる信念を持ち続ける者もいる。

湯川「君が僕を日曜礼拝に誘った時、こんな話をしたんだ。
私は薔薇の花が嫌いだ。どんなに綺麗な花でも、
棘がある花は好きにはなれないと、そう言ったんだ。
ところが今は、君の家には沢山の薔薇が咲いている」

湯川は中学の頃から、信念というか、科学への信仰というか、
月が必ず表側を地球に向けて回り続けるように、ぶれていない。
だが綾音は、惑う星と書いて惑星のごとく、180度の大転換。

湯川は今回の事件の犯人が綾音ではないかと疑い始めた。
いつものように、動機や背景には興味はなく、ただ真実を知りたいだけ?
いや、同級生が絡んだ今回に限っては、事件全体の構造を把握したがっている様子。
黄金比率のごとき完全犯罪の、美しさの理由を解明するために―

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