アニメ偉言

さくら「入団契約のせいだと思うな」

瞬木「うん。1回戦を勝つまでは、
練習にも必ず出なくちゃいけなかったんだけど、
その後は、試合まで自由にしていいって」

新生イナズマジャパンは一にも二にも練習不足。
今は少しでもサッカーを上達させる必要があるのに、
グラウンドに集まったメンバーは半数にも満たなかった。

黒岩監督は放任主義というよりドSの放置プレイだ。
来ないメンバーは放っておいてさっさと練習を始めろと言うわ、
練習メニューは勝手に考えろと言うわ…

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さくら「やる気のある人たちだけでやっちゃおう」

野咲さくらはやる気満々のようだが、
何か含んでいるところがありそうだ。
ちょっぴり邪悪な笑みの意味は?

神童「聞いたことがある。
全国優勝どころか、ワールドクラスの公式大会で
メダルを取っている、アジアの天才少女」

神童はさくらの新体操での評判を知っていた。
さくらは世界最高の新体操チームに海外留学させてもらうという
条件でイナズマジャパンと契約したという。

だが神童は腑に落ちない。
さくらほどの新体操選手なら、
わざわざイナズマジャパンと契約するまでもなく
世界から引く手数多のはずだが…

剣城「予選を勝ち抜くには、
俺自身のレベルアップも必要だ」

ゲームならサッカーバトルを繰り返してれば嫌でもレベルは上がるけど、
アニメのほうはそうも行かないからなあ。
剣城は一人でシュート練習を続けている。

神童は黒岩にせめて追加メンバー召集をしてほしいと頼んだが、
黒岩は考えておくと言っただけ。おまけに謎の邪悪な笑み。
新生イナズマジャパン関係者はこんな奴らばっかりか。

大海原中新体操部「さくらだ!　え?
何でさくらがイナズマジャパンに!?」

大海原中新体操部「ありえなくない?」

大海原中新体操部「まあある意味よかったじゃん。
これで一緒に練習しなくて済むんだから」

場面は変わって沖縄。
さくらは大海原（おうみはら）の生徒だったのか。
そこの新体操部はさくらのことを煙たがっている様子。
イナズマジャパンが可哀相とまで言い出したぞ。

好葉「うち、いてもいなくてもいい存在だから」

天馬は他のメンバーを練習に誘い説得して回るが、
各々言いたい放題で聞く耳を持たない。
脛に傷を持つというか、後ろ暗いところのあるのも数名。
みんな「ワケアリ」という感じでどうしようもない。

豪炎寺「私は黒岩監督を信頼している。以上だ」

豪炎寺「だからこそ彼でなければならない。
光と闇を知り尽くした彼でなければ」

我慢ならない神童はついに豪炎寺への直訴に及んだ。
現在の豪炎寺は日本少年サッカー協会の会長。
しかし協会のほとんどを敵に回す形で
イナズマジャパンを黒岩に一任していた。

黒岩が影山であることも承知の上で。
どこもかしこも何を考えているのやら。

黒岩「ではこれより、
イナズマジャパン脱退試験を行う」

翌日、黒岩はさらにとんでもないことを言い出した。
脱退試験。これは選手を罰するということではない。
入団契約も果たされる上、晴れて自由の身になれるということだが…

黒岩「想像できるか?
この試験が終わる頃には、
誰一人として抜けたいと思う者がいなくなると」

黒岩はメンバーが誰一人欠けることはないと思っていた。
その不敵な笑みが意味するものとは―



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