2012年05月14日
名言・トリコ#56「御披露目! 二代目襲名とメルクの星屑!」より
原作では食林寺修行も大詰め。
トリコは「食義」の奥義『食没』に到達しようとしていた。
「食に没頭する」で『食没』。食への感謝の究極形。
心技体という言葉がある。
ナイフやフォークなどは文字通り「技」。グルメ細胞が「体」。
食義は主に「心」を鍛えることだが、それにより「技」も「体」も数段冴え渡る。
アニメのトリコは現在、「体」、グルメ細胞の進化と環境への適応に邁進している。
初代メルク「娘は天才じゃ。
何たって6年前、あの子がまだ15の時…すでに
砥ぎ師としての腕は私と変わらんかったからのぉ」
女研ぎ師、二代目メルクは養父である初代も認めるところだった。
しかし初代は無口と思われるほどの声の小ささで、
娘には一切何ら伝わっていなかったのだ。
そのために二代目は自分が初代ほどではないと疑心暗鬼に陥り、
それでもなお初代の名を守ろうと必死に思いつめていたほどだった。
小松「メルクさん…どれもこれも、
メルクさんが作った包丁だけが可能な調理です。
世界中のどこを探しても、この切り方ができるのは
メルク包丁だけなんですよ」
先代の包丁が持つ信頼は充分に繋ぎとめている。
小松は世界中の料理人を代表して二代目メルクに料理を振る舞った。
メルクの作ったメルク包丁は紛れもなく本物だと、その力を示すために。
小松のつくった料理の味に、自分の力量を噛み締めるメルク。
彼女のわだかまりは消え、ようやく二代目としての自覚と自信を持てた。
…さすがに、父の声が小さすぎただけという事実にはショックを受けたが。
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