アニメ偉言

葵（天馬、ついにここまで来たんだね）

観客席から天馬を応援する葵。
髪型が変わって別人かと思った。
うーん。前の髪型のほうがよかったような。
何かもっさりしちゃった感じがする葵ちゃん。

で、フィールドの天馬は相変わらずの天馬カット。

フットボールフロンティアインターナショナルV（ビジョン）2。
早くも新生イナズマジャパンが発表されようとしていた。

天馬「神童さん。
俺たちここまで来たんですね」

神童をさん付けで呼ぶ天馬が新鮮。
今まで神童キャプテンって呼んでなかったっけ。

神童「元」キャプテンは懐かしそうに振り返る。
天馬と出会った頃、まだ管理サッカーが隆盛だった頃。
サッカー禁止令を経て、長く苦しく険しい道のりだった。
天馬たちのサッカーも、ついに「世界」へと足を踏み入れる…

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ポトムリ「メンバーの選出、ご苦労様でした。
それにしても意外でした。まさか
あのようなメンバーをお選びになるとは」

黒岩流星「かかっているものが大きいからこそ、
彼らを選んだ。問題はない」

ピエロのような風貌のポトムリ。
人間というより、ワンダバのようなアンドロイドにも見える。

そして、新生イナズマジャパン監督の黒岩流星。
こいつはどこからどう見ても「あの影山」なのだが。
ゲームのイナクロのラストのラストで出てきた、
グラ・ファ（グランドファーザー）本人なのか。



黒岩が選んだメンバーは11人きっちり。

キャプテン、松風天馬。
神童拓人。
剣城京介。

ここまではよかったが…

瞬木隼人（またたぎ はやと）
野咲（のざき）さくら
九坂隆二（くさか りゅうじ）
真名部陣一郎（まなべ じんいちろう）
鉄角真（てつかど しん）
森村好葉（もりむら このは）
皆帆和人（みなほ かずと）
井吹宗正（いぶき むねまさ）

イナGO2までのメンバーから選りすぐられたわけでない、
全くの無名の新人、新キャラクター揃い。
観客たちも今まで見たことない顔ぶれに驚いている。

角馬王将「これをどう見ますか、松居さん?」

松居安二郎「海外で実績のある
黒岩監督が見出した選手たちですからね。
知られていないとはいえ、きっと
素晴らしい力の持ち主たちなんでしょう!」

実況はおなじみ角馬王将。
その隣で解説したのは松居安二郎なる人物。
あんたも見たことない人だけど、実は大物なのかい?

顔はゴジラ松井に似てるけど…
声は松木安太郎?

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よく知らないけど、元元サッカー選手、指導者、解説者らしい。
で、今はテレビ朝日『モーニングバード!』水曜日のレギュラーコメンテーターと。
ああはい、見たことがある顔でした。

鬼道「フ…黒岩監督。見せてもらいますよ。
あなたが選んだイナズマジャパン」

新生イナズマジャパンの初戦はエキシビションマッチ。
相手は鬼道率いる帝国学園だった。
鬼道は黒岩の素性を知っているのだろうか。

水川みのり「面白いことになりそうですね、監督」

黒岩に付き従う謎の少女。
赤青緑黄色ときて、水色のヒロイン?

角馬「化身とその関連行為の全てを
禁止するというルールが生まれました」

何と、今回の世界大会では化身も化身アームドも駄目!?
どうやらミキシマックスも化身の一種とされてるみたいだ。
化身以外の必殺技なら使っても大丈夫ということか。
イナズマイレブン初期の状態に戻ったと考えればいいのかね。

でもずっとこのルールでいくとは考えにくいなあ。
ゲームでも化身が使えないとなると、つまらなさ過ぎるし。

試合開始。

神童は新メンバーの力量を図ろうと、神のタクトFIを発動した。
しかしメンバーは誰一人動こうとしない。
いや、動けないのか?

DF鉄角真は世界的な実力を持つジュニアボクサー。
天馬にパスされたボールを反射的に避けてしまう。

FW瞬木隼人は「超速」と称される陸上部の俊足だが、
サッカーに関しては初心者。

DF森村好葉にいたっては運動部ですらない。

MF九坂隆二は性格に問題あり。
いつもはニコニコしているが、キレると性格が豹変してしまう。
5つの学校を束ねている筋金入りの不良と来たもんだ。

DF真名部陣一郎は運動部どころか部活をやったことがない。
勉強一筋の頭脳派で、日本計算超人コンテストでの優勝経験あり。

MF野咲さくらは新体操のエース。
惚れ惚れするほど体が柔らかいが、サッカー未経験。

DF皆帆和人は警視総監賞の刑事を父に持つ推理オタク。
しかし工藤新一や江戸川コナンほどサッカーは得意ではない。

神童「これはサッカーなんだぞ!」

神童「ふざけているのか!」

神童が怒り出すのも無理はない。
ゲーム版イナイレでスカウトしてきたばかりの新メンバーを
考えもなしに本編の試合に投入するようなものだ。

そしてラストの選手紹介。
GK井吹宗正は全国クラスのバスケットボール選手。
セービング能力は確かなもので、帝国の必殺シュート
皇帝ペンギン7をどうにか防いでみせた。

剣城「やっとまともな奴がいたか」

しかし、井吹はドリブルでハンドを取られてしまった。
ドリブルはドリブルでも、バスケのドリブルをやってしまったのだ。
そこから先は帝国の大量得点になってしまう。

信助「何で…何であれが日本代表なんだ!」

霧野「これじゃあ、
日本のサッカーは世界で笑いものだ」

目を覆いたくなる惨状。
それでも動かない黒岩監督。
諦めかける神童。
だが天馬だけは違った。

天馬「俺は諦めません!
諦めない限り、終わりじゃないんです!!」

神童と天馬の決定的な違いが出た。
リーダーとキャプテン。
キャプテンとしての天馬はいつ如何なる状況でも諦めない。
それがサッカーの未来を守ったのだ。

天馬「風穴ドライブ!」

天馬は新必殺技で文字通り試合に風穴を開けにかかる。
ゲームではイナクロですでに覚えて使った技だけど。

そして神のタクトFIからのファイアトルネードDDで、
どうにか1点を奪い返した。

そこで試合終了。

1点返してはみたものの、
フェーダ戦の時のような希望を繋ぐ1点ではなかった。
これがイナズマジャパンなのか。

鬼道（あなたにはどんなお考えが?
黒岩監督…いや、我が師、影山零治!）

うおい!　影山本人かよ!?
交通事故で死んだんじゃなかったのか。
いや、イナイレでも死んだと思われてた奴が生きてた例はあるけどさ。

影山は円堂と連絡を取り合っていた。
フットボールフロンティアの背後で何かが動き出している―?



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