アニメ偉言

VF甲子園、関東第3ブロック予選。
宮地学園vs後江高校は第3戦目に突入。
片やアジアの頂点、先導アイチ。
片やほとんど無名の新人、伊崎ユウタ。

アイチのファーストコールはういんがる・解放者。
対する伊崎は封竜解放から古代竜 ベビーレックス。



伊崎「今の俺、このままでいいのかなって、
そう思ったら、何だか体がカッカしてきちゃってさ。
自分が、どこまでできるのか、俺、確かめてみたいんだ」

かつてはアイチも伊崎レベルのカードファイト初心者だった。
それが今では天と地ほどの間が開くまでになってしまうまでに。
伊崎はアイチとの差を痛感しながらも、挑戦したい衝動に駆られた。
男伊崎、限界への挑戦が始まる。リミットブレイクなるか―

櫂「戦いたい。それだけでいいのか。
勝つことを目指さないなら、そんな戦いに価値はない」

伊崎は櫂をはじめ、後江高校ヴァンガード部全員を相手に猛特訓。
アイチと戦い、勝つことを目指して今この場に臨んでいる。
森川がコーリン絶ちをしているのも、伊崎との友情の一環だった。

熱い

ファイトは進み、アイチのダメージ3、伊崎4。
伊崎が動いた。

伊崎「戦う種族の誇りにかけて、
古より出でよ!　ブレイクライド!!
古代竜 スピノドライバー!!!」



さらに、ドロップゾーンに置かれたベビーレックスの効果で
古代竜 ティラノレジェンドをスペリオルコール。
ドロップゾーンだとかスペリオルコールだとか意味不明。
まあルールは分からずともファイトは楽しめる。



伊崎「俺は、今までの俺じゃない!」

伊崎の気迫がアイチを焦らせる。
ファイトは今のところアイチ優勢だが、
少しでも気を抜けば痛い目を見てしまいそうだ。
アイチは気を引き締め、一気に差を広げようと勝負に出た。

ダメージはアイチ3、伊崎5。
追い込まれた伊崎だが…

三和「いやいやいや。
『たちかぜ』の怖さはここからが本番だぜ」

たちかぜ、太刀風?
何のこっちゃと思ったら種族（クラン）名なのか。

伊崎はこのターンで決めてやるとファイナルターン宣言。

伊崎「殲滅のバラードが鳴り響く時、
その世界は終わりを告げる!　ブレイクライド!!
古代竜 ティラノレジェンド!!!」

さっきスペリオルコールしたのとは別に、
新たにティラノレジェンドをブレイクライド。

「たちかぜ」の特長は、リアガードを退却させてパワーアップすること。
守りを放棄する代わりに攻撃力をアップするということなのかな。
空いたリアガードは補充することで即カバーできるみたいだ。
手札にリアガードを残しておくのが勝負の鍵ということらしい。

ふむ、よく分からないが凄いかも。

伊崎「アイチ…お前の見ているものを…
強い者だけが見られるその景色を…
俺も、見たい!」

伊崎ユウタ、PSYクオリアに覚醒!
という流れにでもなりそうな展開だよホント。

幾度も限界突破を果たし超強化されたティラノレジェンド。
この攻撃が通ればアイチの負けが確定するという凄まじさ。
アイチは手札を全て使い切りどうにかガードしたが、ダメージ5。
次のターンで決着をつけなければ、敗色濃厚だ。

アイチ「でも、僕だって…
このファイト、勝ちたい」

拮抗する想いと力。
今の伊崎は紛れもなくアイチの領域に立っていた。
強者だけが見ることのできる世界を感じながら。

勝敗を分けたのは、運。
たった1枚のカードの引きの差が勝負を決した。
勝ったのはアイチ、負けたのは伊崎。

だが、どちらが勝っても負けてもおかしくはない接戦だった。

全てを出し尽くした伊崎は清々しい想いであると同時に、悔しかった。
流れる涙が男を強くする。伊崎はまだまだ強くなれる!
そう思わせてくれる好ファイトだったね

櫂「俺たちはチームだ。
チームとしてはベストなファイトができた」

後江高校の敗退が決定してしまったが、得るものは大きかったのだろう。
嗚呼、青春のVF甲子園。

今日の伊崎は櫂でも負けたかもしれないほどの強さだった。
どこまでも強さを伸ばしていくアイチ。
櫂は伊崎以上にアイチとの差を感じているのかもしれない。


大会は一気に進み、早くも関東第3ブロック決勝戦。
宮地学園vs福原高校。全国大会決勝でもおかしくないカードだ。
頂上決戦を制するのは―?

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