アニメ偉言

今回の話は映画「絶海の探偵」（プライベートアイ）の前日の出来事。
とはいえ、映画とは直接の繋がりはなさそう?

園子「美味そう、
じゃなくて実際美味いのよ」

京都の老舗和菓子「京のとり」。
（東京における鳩サブレに似てる）
そのチョコレート味だけが姿を消した。
何かの事件だろうか…?

名探偵コナン 絶海の探偵 (小学館ジュニアシネマ文庫)


綾小路文麿「おや。これはこれは、
誰かと思たら、毛利はんやおへんか」

事件捜索に乗り出した小五郎たち。
そこへ京都府警捜査一課警部、綾小路文麿が現れた。
声は置鮎龍太郎で、昴さんが出てきたのかと思たわ。

綾小路文麿「ちょっと待っておくれやす。
そない人手が必要やったら、
所轄の盗犯係に頼んで下さい。
本来私は非番なんですから」

綾小路警部は、はんなりのんびりさん?
しかしそうは問屋が、じゃなくて蘭が許さなかった。
何としてもチョコ味「京のとり」をゲットすべく、一大捜査が始まる。

事件の根底には、「京のとり」のバリエーションがあった?

元々「京のとり」は「梅はら」先代社長が考案した小倉味だけだったが、
今の社長、梅原幸三（63）が抹茶味を追加したことでヒットした。
だが先代社長からすれば抹茶味など邪道そのもので、
チョコ味なんて異端中の異端といったところだろうともいう。

だからこの事件は、先代社長の祟りではないかと園子。
すると蘭がビックリして園子を張り倒した。

園子「蘭のオバケ嫌いを忘れてた」

蘭ってオバケ嫌いだったっけ?
忘れたというか、知らなかったぞ。
オバケと幽霊と妖怪の違いもうろ覚えだ。

しばらくして容疑者の車が見つかった。
報告してきたのは京都府警捜査一課の車折（くるまざき）刑事。
綾小路警部も車折刑事も捜査一課なのに、ご苦労はんどすえ。

蘭「あの吞んだくれぇっ」

蘭「事件の最中に花見とは、
いい根性してるわねぇ」

捜査中だというのに小五郎が酔っ払っちゃった
蘭が怒りに燃えて発進。
連れ戻された時にはもうボロボロで、
すでに眠りの小五郎スタイルに入っていた。

コナンがすでに事件の全容を把握し、
警察に色々指示していたのだ。

綾小路「小倉味のシールの周りに、
米油が付着してました」

梅原「米油なら、うちでは
離型剤として使ってますけど?」

離型剤とは物と物が剥がれやすくするように塗る液剤。
それが「京のとり」小倉味のシール周辺から検知された。
「チョコ味」と貼られたシールを剥がし、その上に「小倉味」と貼った証拠だ。
つまりチョコ味は盗まれたのではなく、元々なかった、つくられていなかったのだ。

眠りの小五郎「そんなことができるのは、
菓子職人の皆さんだけです」

犯人は梅はらの菓子職人たち。
今日は先代社長の命日。そんな日に
先代社長が嫌っていた抹茶味だけではなく、
新商品としてチョコ味なんて出すのは冒涜だと思ったのだった。

現社長は職人たちの気持ちを汲み、被害届は出さなかった。
今後も抹茶味もチョコ味も売るには売るが、
先代の命日には売らないことにして。
（いずれは職人たちにも認めてもらおうと思っているが）

事件現場で容疑者と思われていた女性は、
単にチョコ味を探して店を回っていただけ。
映画前日のドタバタ劇でした。

映画、今年は行くかな…?



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