アニメ偉言

遊馬「もしかして、ここはアストラルの心の中?」

ダークゼアルと化した遊馬とアストラル。
遊馬が気付くと、そこはアストラルの心の中だった。
仮面ライダーウィザード風にいえばアンダーワールド。

アストラル イン アンダーワールド。

天高くそびえ立つアストラルの像というか塔というか。
遊馬はアストラルの心を取り戻すべく、走り出したが…

遊☆戯☆王ZEXAL OCG ナンバーズガイド2 (遊・戯・王 ZEXAL オフィシャルカードゲーム)


ダークゼアル「暗き力は、
ドローカードをも闇に染める。
ダークドロー!」

ダークゼアルはアストラルのみの声で叫んだ。
シャイニング・ドローと同じく新たなカードを「創造」するドロー。
『DZW―魔装鵺妖衣（ダーク・ゼアル・ウェポン―キメラ・クロス）』。
生み出されたのは闇のゼアル・ウェポンだった。

場に通常召喚されたキメラ・クロスは、まずその効果で
ベクターの場にある永続罠「Vain（ヴェイン）―裏切りの嘲笑―」を破壊。
次にキメラ・クロスはホープレイVの装備カードとなり、
モンスター効果を失う代わりにバトル破壊耐性をもたらした。



キメラ・クロスを纏ったホープレイVはまるで死神だ。
死神の鎌のようなVブレード・シュートがシャイニングを狩る。

いや、攻撃力ではシャイニングのほうが100上。
ホープレイVは破壊されなくとも、ダークゼアルがダメージを受ける。
ダークゼアルのライフは1100から1000に減少した。

だがそれはダークゼアルの狙うところだった。
前回、凌牙がライフを削ってシャーク・ドレイク・バイスを召喚したように、
ダークゼアルもまたダメージ発生によってキメラ・クロスの効果発動。
ホープレイVの攻撃力は倍となり、再攻撃が可能となった。

ダークチャージ。
これが通ればベクターに2500の大ダメージを与えられる。

だがベクターは冷静に罠カードを発動。
「ハンドレッド・オーバー」の効果で、
ダメージは受けるもののシャイニングの破壊は免れた。
ベクターのライフは1300に減少。

ハンドレッド・オーバーの効果はまだ続いた。
敵に塩を贈るようにホープレイVのさらなる再攻撃を誘発したが、
シャイニングの攻撃力がホープレイVを100上回り、
今度はダークゼアルに100ダメージ発生、ライフ900。

と、再びキメラ・クロスの効果発動。
ホープレイVの攻撃力はさらに倍、
テンサウザンドオーバーの10400で
シャイニングに攻撃した。

だがハンドレッド・オーバーの効果もまだ続いている。
シャイングは必ずホープレイVの攻撃力を100上回る。
つまり攻撃力10500のシャイニングとなったわけだ。

またしてもダークゼアルに100ダメージ発生、ライフ800。
こんなことを繰り返していては、100ダメージずつジワジワ
減少していくだけ。自分で自分の首を絞めているようなものだが…

アストラル「知らなかったよ。
悪が、憎悪が、こんなにも強い力になるとは」

アストラルの心の中。
アストラルは悪という闇に悦楽していた。

繰り返されるダークチャージ。
ホープレイVの攻撃力は20800からさらに倍、
41600にまで上昇して攻撃を続行する。

ダークゼアルのライフは600。
500に減ってしまえば、サルガッソの効果を受けただけで
ジ・エンドだ。いずれにしても待つのは滅びだけ。
アストラルは自分を痛めつけて悦んでいるだけにも見えるが…

アストラル「分かるぞ…力が満ちてくるのが。
もっとだ!　もっと憎悪を!!　怒りを!　疑いを!!
それが私を満たす時、私はさらに強くなる!!!」

ダークアストラル以上に狂（イ）ってしまったアストラル。
遊馬はそんなアストラルを恐怖するどころか、哀れみ、泣いた。
その涙は自責の念の表れでもある。

暴走するアストラルの闇。
遊馬はアストラルに飛びつき、止めようと―

ダークアストラルはさらに狂喜してダークチャージ。
攻撃力83200のホープレイV。
ここまで攻撃力が上がった例って、
オレイカルコスの時くらいじゃなかったっけ。

だが攻撃宣言する前にダークゼアルがアストラルと遊馬に分離。
遊馬はターンエンドを宣言し、サルガッソの効果で残りライフ100。
すんでのところで命拾いしたが…

ここでベクターはRUM―バリアンズ・フォースを発動。



ベクター「現れろ、CNo.104!
混沌より生まれしバリアンの力が光を覆う時、
大いなる闇が舞い降りる―
仮面魔踏士（マスカレード・マジシャン）アンブラル!!」

光のシャイニングから闇のアンブラルに転じてのランクアップだ。
ランクアップで属性変化した例って、小鳥の時くらいじゃなかったっけ。

アンブラルはRUMによる召喚時効果で
ホープレイVのオーバーレイ・ユニットを奪い、
攻撃力を300減少させてきた。ホープレイVの攻撃力82900。

続いてはアンブラルの特殊召喚時効果が発動した。
相手の魔法・罠ゾーンにあるカードを1枚破壊する。
デストロイ・ステップ。
破壊されたのはキメラ・クロス。

あれ?　キメラ・クロスってモンスターじゃなかったっけ?
ホープレイVに装備されたことで魔法・罠ゾーンに行ったってこと??

とにかくキメラ・クロスが破壊されたことで攻撃力が2300にまで激減。
（ホープレイVの元々の攻撃力は2600だが、デストロイ・ステップ効果で）
攻撃力3000のアンブラルがホープレイVを破壊すれば、デュエルは終了だ。

が、遊馬は罠「エクシーズ・リベンジ・シャッフル」を発動して
ダメージを無効化し、ホープレイVをエクストラデッキに戻した。

さらに、相手にもう1度攻撃の権利を与えることで、
ホープを場に復活させた。
サルガッソの効果ダメージも無効化されたぞ。

アンブラルの再攻撃。

遊馬は墓地のモンスター「マジック・リサイクラー」を除外することで、
デッキからカードを1枚墓地に送り、代わりに
墓地の一番下にある魔法カードをデッキに戻した。

また、遊馬は手札に残っていた1枚、
モンスター「エクシーズ・エージェント」を墓地に送ることで、
RUM―リミテッド・バリアンズ・フォースをデッキに戻す。



そんなことして何になる?
ベクターは嘲笑いながらアンブラルに攻撃宣言。

遊馬は墓地に送ったエクシーズ・エージェントを除外し、
ホープレイのオーバーレイ・ユニット効果を発動。
ムーン・バリアでアンブラルの攻撃を無効化した。


ここで視点はドルベ対凌牙の場面に転換。
2人とも遊馬ベクター戦に見入っており、
自分たちのデュエルの手は止まっているようだ。

ドルベは、遊馬の敗北は必至、
それでもまだ勝利を信じるのかと凌牙に問うた。
すると凌牙は断言した。信じると。

凌牙「俺はあいつを
信じたいから信じるんだ!
それが信じるってことだろうが!!」

凌牙の魂の叫び。
ドルベは表情こそ変わらなかったが、
一瞬ショックを受けたように画面が揺らいだ。


視点は遊馬ベクター戦に戻る。
ベクターはカオス・オーバーレイ・ユニットを2つ使い、
遊馬の手札2枚を墓地に送るとともに、
ライフを半分×半分、1/4の25に。

墓地に送られたカードは
魔法「ジャイアント・キリング」と、
チャッチャカアーチャーだ。



遊馬は手札も伏せカードもなし。
ベクターが嘲笑う。


ベクターの相手をとことん見下した姿勢には、
同じバリアンであるミザエルも反吐が出る思いだった。
ミザエルはカイトとのデュエルの手を止めた。
だが、カイトはミザエルにデュエル続行を要求する。

カイト「俺は、ただ信じているだけだ。
九十九遊馬というデュエリストをな!」


ベクターは罠「バリアンズ・ボム」を伏せてターンエンド。
そうか、これはまだベクターのターンだった。
遊馬に巡って来た、正真正銘のラストターン。
これを勝利のファイナルターンとすることができるか。

遊馬「ベクター。
確かに俺とアストラルの絆は、
お前に葬られちまった。
けど分かったんだよ!　たとえどんなに
汚い手で墓地に送られたとしても、
積み重ねた想いの力を信じている限り、
希望という名のカードは、
俺を助けてくれるんだってな!!」

諦めを知らない遊馬の心。
遊馬も何度か大きな挫折を覚えたことがある。
だがその度に、さらに大きな希望とともに乗り越えてきた。

ピンチはチャンス。
心に響く言葉だ。
人生訓にしてもいい。

遊馬はデッキから最後の1枚を引く。
だがそれは「真月との友情」（ベクターの裏切り）の証たる
リミテッド・バリアンズ・フォース。
引いたところでどうにもならない…?

遊馬はカードをドローして気を失うように倒れてしまった。
隣には倒れたアストラル。その姿は今にも消え入りそうだ。

アストラル「遊馬…私はもう、
これまでのように君を信じることはできない。
だが、どんな窮地に陥っても、
希望を信じて戦う君を、私は信じたい」

壊れてしまったのなら…
元に戻せないのなら…
新たに始めればいい。
違う形につくりかえてもいい。

遊馬とアストラルに再び、そして新たに芽生えた友情。

璃緒「希望に輝く心と心。
二つを結ぶ強い絆が奇跡を起こす」

アストラル「真の絆で結ばれし
二人の心が重なった時、
語り継ぐべき、奇跡が現れる!」

遊馬・アストラル「エクシーズチェンジ・ゼアル!!」

重装甲進化ゼアル!?
ゼアルが究極体だったから、これは超究極体?
ベクターは今さら進化しても遅いと強気にうろたえるが…

ゼアル「それはどうかな」

ゼアル「重なった熱き想いが、
世界を、希望の未来に再構築する!
リ・コントラクト・ユニバース!!」

ゼアル「奇跡の光が闇を払い、
リミテッド・バリアンズ・フォースの
真の姿を呼び覚ました!」

ゼアルが手にしたカードがその場で新たなカードに生まれ変わる!
RUM―ヌメロン・フォース。
ついにヌメロンの名を持つカードが現れた!!

「リミテッド」が解除された、
限界突破（リミットブレイク）の
超ランクアップマジック!

ゼアル「現れろ、CNo.39!
未来に輝く勝利を掴む!!
重なる想い、繋がる心が世界を変える!!!
希望皇ホープレイ・ヴィクトリー!!!!」



ヌメロン・フォースがサルガッソを無効化し、
ゼアルはデュエルを続行する。

ホープレイ・ヴィクトリーは攻撃時に
オーバーレイ・ユニットを使うことで、
相手の攻撃力を自分プラスできる。

ヴィクトリー・チャージ。
絆が生んだ攻撃力5800から繰り出される―

ゼアル「ホープ剣・
Wヴィクトリー・スラッシュ!!!!!」

シャイニングを破壊されたベクターは盛大に吹っ飛ばされ、転がった。
まるで破壊神ビルスに指一本で吹っ飛ばされた超3悟空のようだ。
これで遊馬は真月との偽りの友情を完全破壊できたってことかな。

それどころか、新たなゼアルの破壊はサルガッソ全体に及んだ。
ドルベとミザエルはデュエルを中断し、退却する。

ベクターは呪詛のような言葉を残して姿を消した。
アストラルの汚されたという想いは決して消えることはない。
いずれ再び、遊馬とアストラルを引き裂くことになると。

遊馬たちは皇の鍵の飛行船でサルガッソを脱出するが…

遊馬「アストラル…
俺たち、勝ったんだよな」

アストラル「ああ…だが、
私たちの戦いは始まったばかりだ」

遊馬「分かってる…俺…
もっともっと強くなる。やってやる!
かっとビングだ、俺!!」

まるでジャンプ漫画打ち切り時のような台詞?
でも続きます。次回からOP・EDも新調だ!
「伝説のNo.」ってなんだよ。
No.はアストラルの記憶で、せいぜい1年（ｒｙ

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