アニメ偉言

動画：ダンボール戦機W 第54話「ミゼルの秘密」

ミゼルの秘密、ひみつ…
今週のモンスーノのタイトルが「アッシュのひみつ」だった。
ひみつのアッシュちゃん。ミゼルとミザエル（遊戯王）をよく間違えちゃう。

ミゼル「ね、大空博士。
いや、『お母さん』かな?」

遙「あなたの正体は…アダムとイブが
つくったウイルスプログラム!」

ミゼルはいわばアダムとイブの子供?
だったらミゼルにとって遙は母というより祖母というべきなんじゃ。
はじめまして、ばあさん…

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ミゼル「僕のソースはアダムとイブ。
彼らの生き残りたいという思考が融合し、
僕というウイルスプログラムの形で生まれ変わった」

何だ。子供というよりは「生まれ変わり」といったほうがいいのか。
アダムとイブの生まれ変わりなら、遙はやっぱり「お母さん」。
ということは、ミゼルとヒロは兄弟ということもできるんだね。
聖書におけるアダムとイブの子、カインとアベルのように…?

ミゼルは皆に正体を明かしたところで変身。
ミザエルのバリアルフォーゼを思い出す。
ミゼルの変身体はあまりバリアンぽくはないけど。

ミゼル「さあ、地球の最適化を加速するよ」

ミゼルは、「人間根絶」思想に染まったアダムとイブのデータが元にあるが、
そこまで過激ではないのか。人類を根絶まではしようとせず、
ただ「地球の最適化」を目指していく。

ミゼル「結局
人間には無駄が多すぎるということさ。
無駄に生まれ、無駄に数を増やし、
無駄に争い、そして死んでいく」

もはや人間は滅ぼすにも値しない種族だと言いたいのか。
だが、ミゼルは人間が生み出した科学や
コンピュータプログラムには価値を見出していた。
（ミゼル自身がプログラムということもあるが）

今度はミゼルが管理者となって、
人間を支配することが地球というシステムを
最もハイパフォーマンスに運営できると確信している。

遙「たとえ、管理され制御されたとしても、
人間にとってはそれが幸せなのかも…」

山野博士「それは違う。
管理され制御された世界。
そんなものは悪夢でしかない。
なぜなら、そこにはよりよき
未来をつくる可能性がない」

山野博士「未来への可能性を排除した、
ただ生きるだけの世界…それは絶望を意味する。
たとえ無駄で、愚かな結果に終わったとしても、
よりよき未来を目指し、それを信じて歩み続ける。
それができるのが人間であり、ミゼルとの大きな違いだ」

究極（オーレギオン）の先を目指し始めた山野博士ならではの言葉かね。
管理されなくとも、人はいずれ管理される以上に、よりよき世界を実現できる。
という果て無き可能性を追いかけていくことが、人間、ヒトのアイダ…

レネトン「『世界の人々は
一つに結ばれなければならない。
さもなければ人類は滅びるであろう』。
科学の未来を信じながらも、史上最悪の兵器を
生み出してしまった物理学者の言葉」

A国大統領クラウディア・レネトンの見解では、
ミゼルには人類を生かすも殺すも自由であり、
場合によっては躊躇なく人類を滅ぼすということだ。

史上最悪の兵器を生み出してしまった物理学者ってのは、
アインシュタインか、原爆の父といわれたオッペンハイマーか。
それとも語られていないダンボール戦機世界の物理学者なのか。

オッペンハイマー 上 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇


ミゼルが人類滅亡の最終兵器として確保しているセト50。
先の挙げたカインとアベルの弟に、セトという人物もいるのだね。
セトというと、遊戯王の海馬瀬戸でもおなじみ、
エジプト神話に登場するオシリスの弟が有名だけど。

ヒロ「信じて始めたなら、
最後までやり通しなさい。
それは決してあなたを裏切らないから」

アダムとイブ、そしてミゼルを生み出してしまったことを後悔する遙に、
ヒロが遙から言われてきた言葉を返して励ますのだった。

信じることが夢を叶える第一歩。
信じ続けることが二歩目以降。

遙の夢は、人類を導く超高度なコンピュータの開発。
アダムとイブは悲劇的にもあんな結果になってしまったが、
ならば遙の理想とするアダムとイブを新しくつくりなおせばよい。
山野博士が、オーレギオンのさらに先を目指し始めたように。

ヒロ「僕たちの未来は、僕たちで決めましょう!」

答えはある。考えよう。（byヘーベルハウス）

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