2019年12月11日
NHK「ちきゅうラジオ」で放送されました。
みなさま、こんにちは。今日の日本は暖かいそうですね。スイスはめちゃくちゃ冷え込んでいますよ。
先週、NHK『ちきゅうラジオ』の依頼で、スイスのクリスマスについて寄稿させていただきました。すでにラジオで公表してもらいましたが、今日はその内容をお伝えしますね。
テーマは「スイスの年末年始の慣習」です。日本での大晦日やお正月とはちょっと違ったところがお楽しみいただけると思います。
スイスの年越しはクリスマスに比べ、文化的な慣習は多くありません。
家族で静かに自宅で過ごし、プレゼントの交換などをするクリスマスと違い、どちらかというと友達と一緒に街に繰り出したり、
パーティーに出席したりと、賑やかに過ごします。
私の住んでいるチューリッヒでは街中のバーやレストランに繰り出し、カウントダウンとともに湖でみられる花火を楽しむ人も多いようです。
湖岸には屋台が立ち並び、ライブ音楽が流れ、人々は銘々楽しんで過ごします。毎年ニューイヤーズイヴには10万人ほどの人々が集まります。
ちなみに若いカップルや家族づれの人たちは、年末年始をスキー旅行先からお祝いをすることも多いようです。
自宅で家族とのんびり年越しをされる方は、フォンデュなどの夕食を楽しみます。日本のように年越しそばなどはいただきません。
もちろん除夜の鐘もなりませんが、その代わりに教会の鐘がなります。年末か年始には、教会に出かけていく人も多いです。
慣習的といえば、場所によっては、スイスドイツ語で「Guets neues Jahr グエッツ・ノイエス・ヤー(意味 よいお年を。)と言いながら「シルベスタークラウス」がお面や頭飾りを着けて、家から家へと練り歩き、それぞれの家の前につくとカウベルを鳴らします。シルベスタークラウスは、年末のサンタクロースというところでしょうか。
人々が寝入った頃にものすごい音で起こされますが、これもよい慣習の一つで、私は毎年この音を聞くのが大好きです。
また、1月6日のキリスト教の祝日は、「3人の王様の日」という記念日で、朝食にドライケーニングスクーヘンDreikönigskuchen(三人の王様のケーキ)
というパンを食べます。手のひらサイズの丸いパンが真ん中に一個、周りに六個くっついてできており、お花のような形をしています。
これを家族のメンバーが一つづつ選びます。実は一つのパンにだけ、王様の形をした陶器または耐熱プラスチックが入っていて、それを当てた人が今日の王様というわけです。
王様になった人は、大喜びで今日1日を威張って過ごせます。我が家も毎年必ずやっています。
家族団欒をとても大切にしているスイス人の優しさが溢れた慣習ですよね。
日本の大晦日〜お正月の慣習は本当に素晴らしいと思います。スイスではシルベスターは賑やかに過ごします。
日本でのクリスマスの過ごし方に似ています。年末には湖岸で花火が上がります。
反対に、スイスのクリスマスは日本のお正月の過ごし方に似ています。
スイスのクリスマスは静かに家族と過ごす家庭が多いです。もしくは、普段会わない親戚などがみんなで集まって、わいわいプレゼント交換をして1日をすごす人も多いです。
うちのクリスマスはひっそりとお爺ちゃんのおうちで過ごします。
ご飯の後は、みんなでボードゲームをしたり、テレビを観たり、プレゼント交換をします。
毎年私たちは、家族の写真をカレンダーにして、おじいちゃんにプレゼントします。これが毎年とても楽しみなようです。
チューリッヒの街では今大きなクリスマスマーケットで賑わっています。来週にはチューリッヒのクリスマスマーケットのお話や写真などもご紹介していきますね。また、私の住んでいるラッパースヴィル(お城とバラの街)でのクリスマスマーケットも素敵ですよ。今週末にはその特集もしていきますね。
また是非是非あそびにきてくださいませ。
先週、NHK『ちきゅうラジオ』の依頼で、スイスのクリスマスについて寄稿させていただきました。すでにラジオで公表してもらいましたが、今日はその内容をお伝えしますね。
テーマは「スイスの年末年始の慣習」です。日本での大晦日やお正月とはちょっと違ったところがお楽しみいただけると思います。
スイスの年越しはクリスマスに比べ、文化的な慣習は多くありません。
家族で静かに自宅で過ごし、プレゼントの交換などをするクリスマスと違い、どちらかというと友達と一緒に街に繰り出したり、
パーティーに出席したりと、賑やかに過ごします。
私の住んでいるチューリッヒでは街中のバーやレストランに繰り出し、カウントダウンとともに湖でみられる花火を楽しむ人も多いようです。
湖岸には屋台が立ち並び、ライブ音楽が流れ、人々は銘々楽しんで過ごします。毎年ニューイヤーズイヴには10万人ほどの人々が集まります。
ちなみに若いカップルや家族づれの人たちは、年末年始をスキー旅行先からお祝いをすることも多いようです。
自宅で家族とのんびり年越しをされる方は、フォンデュなどの夕食を楽しみます。日本のように年越しそばなどはいただきません。
もちろん除夜の鐘もなりませんが、その代わりに教会の鐘がなります。年末か年始には、教会に出かけていく人も多いです。
慣習的といえば、場所によっては、スイスドイツ語で「Guets neues Jahr グエッツ・ノイエス・ヤー(意味 よいお年を。)と言いながら「シルベスタークラウス」がお面や頭飾りを着けて、家から家へと練り歩き、それぞれの家の前につくとカウベルを鳴らします。シルベスタークラウスは、年末のサンタクロースというところでしょうか。
人々が寝入った頃にものすごい音で起こされますが、これもよい慣習の一つで、私は毎年この音を聞くのが大好きです。
また、1月6日のキリスト教の祝日は、「3人の王様の日」という記念日で、朝食にドライケーニングスクーヘンDreikönigskuchen(三人の王様のケーキ)
というパンを食べます。手のひらサイズの丸いパンが真ん中に一個、周りに六個くっついてできており、お花のような形をしています。
これを家族のメンバーが一つづつ選びます。実は一つのパンにだけ、王様の形をした陶器または耐熱プラスチックが入っていて、それを当てた人が今日の王様というわけです。
王様になった人は、大喜びで今日1日を威張って過ごせます。我が家も毎年必ずやっています。
家族団欒をとても大切にしているスイス人の優しさが溢れた慣習ですよね。
日本の大晦日〜お正月の慣習は本当に素晴らしいと思います。スイスではシルベスターは賑やかに過ごします。
日本でのクリスマスの過ごし方に似ています。年末には湖岸で花火が上がります。
反対に、スイスのクリスマスは日本のお正月の過ごし方に似ています。
スイスのクリスマスは静かに家族と過ごす家庭が多いです。もしくは、普段会わない親戚などがみんなで集まって、わいわいプレゼント交換をして1日をすごす人も多いです。
うちのクリスマスはひっそりとお爺ちゃんのおうちで過ごします。
ご飯の後は、みんなでボードゲームをしたり、テレビを観たり、プレゼント交換をします。
毎年私たちは、家族の写真をカレンダーにして、おじいちゃんにプレゼントします。これが毎年とても楽しみなようです。
チューリッヒの街では今大きなクリスマスマーケットで賑わっています。来週にはチューリッヒのクリスマスマーケットのお話や写真などもご紹介していきますね。また、私の住んでいるラッパースヴィル(お城とバラの街)でのクリスマスマーケットも素敵ですよ。今週末にはその特集もしていきますね。
また是非是非あそびにきてくださいませ。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9487648
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック