スイス情報てんこ盛り

まだまだ大雨の危険が続きそうですね。スイスに住んでいるとあまり自然災害を感じないで暮らしております。せめて年に一回はボランティアで何かしたいと、あるグループに参加させてもらって、募金カフェをお手伝いさせてもらっています。毎年すごい募金が集まるようで、これからも続けて行きたいと思います。

今日は「緊急時の対応」についてご紹介させてください。

いざスリや犯罪に巻き込まれた時はどうすればいいだろう。緊急時の各対応と緊急連絡先はしっかり確保しておきましょう。



盗難に遭った場合、置き引きに遭った場合


最寄りの警察に被害届を出す。

貴重品を盗まれたら、まずは速やかに警察に被害届を出し、紛失（Lost certificate）/盗難証明書（Theft certificate）を発給してもらいましょう。
言葉の問題が心配なら、電話などの通訳も行ってくれる海外保険などに前もって依頼していると便利です。または、スイス日本国大使館が通訳の紹介や必要事項の相談に乗ってくれます。　

チューリッヒ最寄りの警察リスト
• Stadpolizei Zürich
　Bahnhofquai 3, 8001 Zürich
　　　TEL+41(0) 44 411 71 17
• Polizei posten Flughafen（チューリッヒ空港内）
　8058 Zürich-Flughafen
　TEL+41 (0)44 655 57 00（チューリッヒ中央駅内）
• Polizeiposten Hauptbahnhof
　Museumstrasse 1, 8001 Zürich
　TEL+41 (0)44 247 29 60
• Polizeiposten Rathaus（チューリッヒ市庁内）
　Limmatquai 61, 8001 Zürich　
　　　TEL+41 (0)44 247 29 80

クレジットカードを盗まれた場合

　1. まずはクレジットカードを停止しましょう。
クレジットカード連絡先
会社名 電話番号
VISA コレクトコール　00-1-303-967-1090
JCB 00-800-55-6056
MASTER 00-800-89-7092
American Express 00-81-3-3220-6100
MUFGカード、UFJカード 00-800-0249-1468
ダイナースクラブ 00-81-45-523-1196

　2. 最寄りの警察への盗難届出
旅行中および帰国までの資金の確保（クレジットカード会社からの送金依頼など）。クレジットカード会社によっては「緊急カード」を発行することが可能です。


パスポートを紛失・盗まれた場合

申請の流れ
　1. 　大使館に連絡。電話+41(0)31-300-2222 旅券などの再発行の手続きをします。旅券の盗難に遭われた方は、大使館で紛失の届け出をします。 　
　2. 　最寄りの警察への盗難届出 警察で届け出をし、紛失・盗難証明書を受け取ってください。
　3. 　戸籍謄本の取り寄せ 日本の家族や親戚に連絡して取り寄せます。

帰国に必要な所要日数
　新規旅券を発給できるまでには4開館日かかります。
　または帰国のための渡航書を発給する場合は、旅行日程に合わせての発給が可能です。
　参考記事 : 旅行中に盗難にあったら　スイス在日本大使館
　在スイス日本国大使館の連絡先
　住所: Engestrasse 53, CH-3012 Bern
　TEL: 41(0)31-300-2222
　FAX: 41(0)31-300-2222
　Email: consularsection@br.mofa.go.jp
　Homepage: http://www.ch.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/jp_cons_home.html
　行き方: ベルン駅から２１番のBremgarten方面行きバスに乗ります。
　４つ目の停留所 『Innere Enge』で下車。道路挟んですぐ前。

電車の中に忘れ物をした場合

治安のいいスイスでは電車の中で置き忘れたものが案外戻ってくることもよくあります。
まずはチューリッヒ交通局落し物預かり所に直接出向くか電話で連絡します。

SBB（スイス連邦鉄道）Lost and Found
　住所: Werdmühlestrasse 10, CH-8001 Zürich
　TEL: 41(0)44-412-2550
　営業時間: 月〜金 07:30〜17.30

チューリッヒ駅構内　SBB Lost and Found Service　
　住所: Shop Ville-Zürich main station Ground Floor, Northern section
　営業時間: 月〜金 07:30〜19:45 土〜日 08:00〜19:00
　電車の中での落し物は全てその日の夕方にベルンへ送られます。
　電話だと1分ごとに100円前後の手数料を取られますし、探してもらうのに約1400円の手数料が必要で、見つ　かった際にも手数料を支払うことになります。
　SBB Lost and Found
　TEL: 0848-44-6688
　easyfindホームページ


面白いキットがあります。それは「イージー・ファンド」といって、バーコード付きのキーホルダーやラベルがセットとなっていて、それを購入すると連絡先などのデータを登録することができる仕組み。もしイージー・ファンドのついた物を落としたのなら、そのデータを元に探せるので、言葉の問題はあまりなく、見つかるチャンスもグッと増えます。

緊急時に使えるドイツ語
　日本語 　　　ドイツ語（読み方）
　　助けて！ 　　　　　Hilfe! （ヒルフェ！）
　　お願いします！ 　Bitte（ビッテ）
　　緊急です！ 　　　Notfall！(ノートファル）
　　私の名前は山田花子です。 Mein NAME ist Hanako Yamada（マイン　ナーメ　イスト　ハナコ　ヤマダ）
　　財布を盗まれました。 Mein Portemonnaie ist gestolen.（マイン　ポルト モネー　イスト　ゲシュトーレン）
　　私はドイツ語がわかりません。 Ich verstehe kein Deutsch（イヒ　フェアシュテーエ　カイン　ドイチェ）
　　わかりました。 　　Ich verstehe（イヒ　フェアシュテーエ）
　　わかりません。 　　Ich verstehe nicht.（イヒ　フェアシュテーエ　二ヒト）
　　パスポートを無くしました Ich habe meinen Pass verloren（イヒ　ハーベ　マイネン　パス　フェアローレン）

まとめ


安全のための３原則というものがあります。それは、「目立たない」「行動を予知されない」「用心を怠らない」。犯罪に巻き込まれないように、自分と家族の安全は自分で守ることが、楽しい旅行を過ごせる最善の方法だと言えます。いちばん大切なのは、いかに問題に巻き込まれないようにするかを前もって把握し、さらに緊急時のサポートがしっかりしている海外旅行保険に入るなど万が一に備えて準備周到にすることでしょう。
いろいろ緊急時のことに触れてきましたが、スイスは本当に治安のいい国なので緊張感を持ちながらも、十分に楽しんで過ごせるはずです。どうぞ安心していらしてくださいね！







秋休みが終わり、息子くんは元気に（。。でもないか）学校に行きました。いきなり休日明け初日から試験（法律）で昨日はなんだか眠れなかったのか、久しぶりに「ママと寝る」とベッドに潜り込んできました。もうこんなことはあと何年あるのだろう、、と母として幸せを噛み締めておりました。。。が、なかなか眠れなかったわ。彼はぐっすり寝ておりました。よかったよかった。