オリエント急行の殺人
このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います
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オリエント急行の殺人
アガサが好きなら絶対読んでる度 ★★★
トリックが前代未聞度 ★★★
超有名作品度 ★★★
無人島に持っていきたい度 ★☆☆
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これは超有名な作品です
アガサクリスティーと言えば、これでしょう!
と言われる作品のうちの一つと言っていいでしょう。
アガサクリスティーか
オリエント急行
ミステリー好きなら
どちらかはきっと聞いたことがあるはずだと思います
アガサの作り出した大人気の探偵のポアロのが出てくるこの作品は
なんといっても奇想天外な犯人が有名です。
何度も映画化やドラマ化されてきました。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
もちろん、奇想天外の犯人というのもあるでしょうが、それ以外にも
華やかな豪華列車が舞台であること、
登場人物が多い事、
そして列車を使った本格的密室ミステリーであるとういう
おいしそうな状況がそろっているから映像化のオファーが途切れないのだと推測します。
オリエント急行という題名の響きがまたいいではないですか!
いかにも異国情緒あふれる豪華な寝台列車というだけでも憧れでしょう。
映像化するにあたっては、
有名な俳優たちを沢山どっさり配役に使える利点がありますし!
(理由はお分かりですね、主要人物がたくさん出てくるのです)
ただ、設定の大雪と豪華列車が頭を悩ますところです。
そりゃ”タイタニック”という映画ほどには、製作費は掛からないかもしれませんが(あれは豪華客船を海に沈めちゃいますから)
列車をとにかく豪華にしないと映像がしょぼくなってしまうことは確かですし大雪も大事。
この作品の魅力の一つは状況の特殊さであり、そこが最大の舞台効果でもあるのですから、ここをケチると、映像作品にした時にしょぼくなってしまいます。
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それはさておき、
この作品は、ミステリーだとしても、ある意味フィクションではないところもあります。
というのは、アガサが生きていた当時に実際に起こった誘拐事件にアガサ自身が心を動かされて書いたと言われているからです。
復讐、敵討ちといった気持ちがあったのではないかと思われるのです。
そういったアガサの正義感をふまえて読むとまた違ったイメージになるかもしれません。
ただ、客観的にみた推理ミステリー単体としては、名探偵ポアロが初めて”迷”探偵になる作品でもあり、反則技も出てきます。
純粋に推理物としてはちょっとどうかな、とは個人的に思います。
しかしミステリーとして、すばらしい小説です。
今後どの小説家がこのジャンルに挑戦しても、二番煎じと言われることになるトリックなのです。
もし、まだ読まれていない方がいらっしゃったら、これから驚きが待ってるんだと思うとてもうらやましいと思います!
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