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2017年10月01日
希望の党設立会見 小池劇場、独自色を演出 民進「駆け込み寺」隠し
ヤフーニュースより引用
希望の党設立会見 小池劇場、独自色を演出 民進「駆け込み寺」隠し https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00000077-san-pol
小池百合子東京都知事が率いる国政新党「希望の党」は、原発ゼロを訴えて自民党との差別化を図る一方、憲法改正への積極姿勢や現実的な安全保障政策を掲げて民進党などとの違いを打ち出した。とはいえ、27日の設立発表記者会見に参加した国会議員の半数以上は民進党出身者で占められ、清新さは乏しい。「小池劇場」によって党勢を浮揚させていくほかないのが実相だ。 (松本学)
記者会見では「情報公開を徹底し、しがらみ政治から脱却する」「税金の有効活用」など6項目の綱領が発表され、小池氏や細野豪志元環境相、若狭勝衆院議員らが党の政策を説明した。
集団的自衛権行使を限定容認した安全保障関連法に関しては、民進党や共産党が唱える「白紙化」の主張とは一線を画して容認姿勢を示し「現実的な外交・安保政策」を掲げた。国会改革や地方分権などの「改革志向の憲法改正」も打ち出した。
一方、平成31年10月に予定される消費税率10%への引き上げについては「立ち止まって考えようというスタンス」(若狭氏)を表明した。エネルギー政策では、原発ゼロを目指す姿勢も重ねて示した。
「改革の精神に燃えた保守、新しい政党だ!」
小池氏はこう訴え、既存の与野党とは異なる政党像をアピールした。とはいえ、会見場のひな壇に並んだ14人の国会議員のうち8人は細野氏や松原仁元拉致問題担当相、長島昭久衆院議員ら民進党出身者が占めた。
細野氏は、古巣の民進党を念頭に「『安保法制白紙撤回』ということでは、北朝鮮の問題に対応できない。必要な部分は既存の法制で現実的な対応をしていくのが保守政党としての矜持(きょうじ)だ」と胸を張ってみせた。
しかし、細野氏は27年7月の安保関連法の衆院採決をボイコットした民主党(当時)で政調会長を務めていた。過去の自身の行動は都合よく忘れ去り、「矜持」という言葉に酔う姿は空々しい。長島氏の口からは「この党は駆け込み寺とか選挙互助会とか揶揄(やゆ)されている」との言葉も漏れた。
記者会見は、小池氏をイメージした緑のジャケットの女性が登場する党のPR動画の上映で始まり、党首のキャラクターを前面に打ち出した選挙戦術を印象づけた。小池劇場を演出して「互助会」の実態を糊塗(こと)するための策に映る。
小池氏による新党結成で、党勢低迷にあえぐ民進党は一挙に瓦解(がかい)へと突き進んでいる。
前原誠司代表は希望の党への合流へとかじを切り、今後、民進党出身者の比率がさらに高まって「第2民進党」の様相を呈する可能性は高い。
日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は27日、府庁で記者団に冷ややかに語った。
「民進党が合流したら野合だ。小池氏の言う『しがらみのない』どころか、しがらみだらけの野合の駆け込み寺政党になる。国民が見たらはっきり分かる」
小池旋風再び?自民恐々 鴨下新都連会長で懐柔狙うも…
ヤフーニュースより引用
小池旋風再び?自民恐々 鴨下新都連会長で懐柔狙うも… https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00000078-san-pol
自民党は10月の衆院選で、27日旗揚げした小池百合子東京都知事の国政新党「希望の党」に警戒感を強めている。特に無党派層を多く抱える首都圏選出の衆院議員は、7月の都議選で自民党を直撃した「小池旋風」の再来に戦々恐々だ。都議選大敗の傷が癒えない自民党都連は27日、小池氏とパイプのある鴨下一郎元環境相を新会長に決めたが、有効な対抗策は見当たらない。(沢田大典)
◇
自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長ら両党幹部は27日、都内のホテルで会談し、衆院選での協力を確認した。同席した自民党の塩谷立選対委員長は会談後、自民批判票の受け皿を狙う希望の党を念頭に「厳しい戦いになる。甘くみないよう両党の結束を固めた」と記者団に語った。
菅義偉官房長官は27日の記者会見で、都知事と新党代表を兼務する小池氏について「重責を担う都知事が国政政党代表を兼ねるのは難しいのではないか」と急所を突いてみせた。「多数の民進党議員が希望の党に合流するならば『第2民進党』になるだけだ。都議選のような猛烈な風は吹かない」(中堅)との見方もある。
だが、民主党(当時)が政権交代を果たした平成21年の衆院選では、東京全25選挙区のうち自民党公認で勝利したのは4人。その一人は「今回の方が厳しい。下手したら東京の選挙区は全滅だ」と漏らす。ベテラン議員は「『日本をリセット』という言葉には小池氏自身のリセットも含まれる」と述べ、小池氏の都知事辞職、衆院選出馬を警戒する。
自民党都連は27日、都議選大敗で引責辞任を表明した下村博文会長の後任会長に鴨下氏を選出した。早くから鴨下氏の名前が挙がったのは、日本新党で行動をともにした人脈をてこに自民党と小池氏の関係修復が期待されたからだ。しかし、解散直前の就任だけに融和路線はもはや手遅れ。鴨下氏は都連会長選出後、希望の党との戦いについて記者団に問われ「何ができるか限られた時間で考えたい」と答えるしかなかった。
◇
■参加した国会議員
【衆院】
細野豪志(6)(静岡5)
松原仁 (6)(比例東京)
笠浩史 (5)(神奈川9)
長島昭久(5)(比例東京)
後藤祐一(3)(神奈川16)
福田峰之(3)(比例南関東)
若狭勝 (2)(東京10)
野間健 (2)(鹿児島3)
鈴木義弘(2)(比例北関東)
木内孝胤(2)(比例東京)
横山博幸(1)(比例四国)
【参院】
行田邦子(2)(埼玉)
中山恭子(2)(比例)
松沢成文(1)(神奈川)
※敬称略。( )数字は当選回数、かっこ内は選挙区
「民進議員」名乗り「何か質問ある?」 スレッドが立ったが..
ヤフーニュースより引用
2chに「民進議員」名乗り「何か質問ある?」 スレッドが立ったが... https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00000005-jct-soci
衆院解散・総選挙に関連し、民進党の動向に注目が集まっている。小池百合子・東京都知事率いる「希望の党」への合流計画が報じられるなか、2017年9月27日夜、ネット掲示板2ちゃんねる(2ch)に「現職民進党議員だけど何か質問ある?」と題するスレッドが登場した。
ここでは、「民進党所属の現職衆院議員」で、「明日」(党の両院議員総会が行われる28日)に離党すると自称する人物が、ユーザーからの質問に答えている。議員本人ではなく、いわゆる「釣り」だとみられているが、「怪情報」として一部の注目を集めた。ただ、現実の動きとは矛盾点も露呈した。
■特定質問には「あたっててもあたってなくても ごまかしますよ」
スレッドが立ったのは、2ちゃんねるの「議員・選挙」板。27日19時57分にされた1つ目の投稿は、
「さっき選挙情勢スレで意見きいて 離党→無所属に決めた 議員総会出なさいって言われたから30分だけ」
というものだ。「選挙情勢スレ」とは、同じ掲示板の「衆議院議員総選挙・議席予想情勢スレ」を指すと思われる。その数分後には、先の投稿とは違うID(投稿者を識別する符号)から、
「さっき連絡きたけど解党模索してるって 分党で落ち着きたいんだろうけど 新進党のトラウマある模様」
と投稿され、以降はそのIDの投稿者が、ユーザーからの質問に答える流れとなっている。
一連の投稿を要約すると、投稿者は民進党所属、選挙区選出の現職衆院議員で、離党後は無所属になると自称している。個人を特定しようと、実名をあげた質問には、「さぁ?ひみつー」「あたっててもあたってなくても ごまかしますよ」と、のらりくらり。その一方で、大臣や副大臣、政務官を務めたことあるかとの問いには、「そのどれかはしました」と返答している。
希望の党との合流をめぐり注目されている、安保法制の容認と憲法改正については、「容認だよー」「穏健保守だよ」。共産党との関係は「どちらかというと共闘には反対です思想違いますから」とする。仲が良かった人物については、「さきひととかじんちゃんとか まつのとか鳩山先生とか」(小沢鋭仁氏、松原仁氏、松野頼久氏、鳩山由紀夫氏のことか?)と答えている。
民進・前原代表が両院議員総会後会見(全文2)All for All、井手理論近い
ヤフーニュースより引用
民進・前原代表が両院議員総会後会見(全文2)All for All、井手理論近い
…45分より会見を行った。同日午後の両院議員総会において検討されている「希望の党」との合流を含めた連携方針を発表した。 ※一部、判別できない箇所がござい…
9月28日(木) 19時12分-政治(THE PAGE)
軽視できない!小池都知事の元に「いざ、鎌倉へ」 --- 尾藤 克之 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00000001-wordleafk-pol
民進党・前原誠司代表が、28日午後3時45分より会見を行った。同日午後の両院議員総会において検討されている「希望の党」との合流を含めた連携方針を発表した。
※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。
司会:では〓コチラノ***00:15:59〓、どうぞ。
France10:はい。France10、ゲイレポーター酒井佑人です。よろしくお願いします。僕は今年ゲイであることをカミングアウトしてから気持ち悪いと言われたり、際物と言われたりすることがあり、偏見の目で見られることも少なくないんですけれども、率直に伺います。前原さんはどうやったらLGBTへの差別や偏見がなくなると思いますか。加えて政治はLGBTへの差別や偏見をなくすためにいったい何ができるでしょうか。よろしくお願いいたします。
前原:人は法の下で平等であり、そしてLGBTというものについては、これは多様な価値観というものをわれわれ認める立場でありますし、小池さんや、あるいは小池さんの下に集まっている方々もそれについてはまったく同じ意見だろうというふうに思います。これをどういうふうに偏見をなくしていくかということについてはいろんな啓蒙活動も必要でしょうし、あるいは皆さん方のようなそういった活動をしておられる方々にアドバイスをいただきながら、法整備が必要であるのか、あるいは自治体において条例が必要であるのか、そういった皆さんの運動体とのさまざまなコミュニケーションを取っていく中で、ぜひそういう偏見をなくす社会というものを作っていきたいと、こう思っております。
TBS:TBSの〓コバヤシ 00:17:29〓です、よろしくお願いします。所属議員が全て離党して公認申請をするということですけれども、リベラル派の議員の中からは公認が得られる保証がないのに離党させるということは代表として無責任ではという声も上がっているようですが、代表としてどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。本文:17,893文字
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都議選の「敵」の下へ…希望・松原氏「私もリセット」
ヤフーニュースより引用
都議選の「敵」の下へ…希望・松原氏「私もリセット」 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00000093-asahi-pol
「力なき正義は無効なり。今の政治に必要なのはダイナミズムだ」
衆院解散から約2時間半後の28日午後2時半、買い物客が行き交うJR大井町駅前(東京都品川区)で、ある衆院前職がマイクを握っていた。民進党を離れた松原仁氏(61)。小池百合子・東京都知事が代表の希望の党結党に関わった一人だ。【写真】駅前で街頭演説する松原仁氏=28日午後2時47分、東京都品川区、葛谷晋吾撮影 松原氏は前身の民主党時代から東京3区に立候補し続け、比例復活を含めて連続6期、衆院議員を務めてきた。だが25日に民進党に離党届を提出した。この日の演説では「民進党は格差是正という理念を持っていた。しかし政策も大事だが、それ以上に大きなエネルギー、政治のダイナミズムが必要だ」と説明した。
小池都知事率いる「希望の党」に全く希望が見えない理由
ヤフーニュースより引用
小池都知事率いる「希望の党」に全く希望が見えない理由 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170929-00144028-diamond-soci
安倍総理が衆議院の解散を表明するやいなや、25日、小池百合子東京都知事が新党「希望の党」の立ち上げを発表した。そして、驚くことに、野党第一党である民進党が希望の党への事実上の合流を一方的に決めた。有権者にとって新しい選択肢が増えることは望ましいことかもしれないが、「改革保守」という抽象的な理念と「日本をリセットする」というふわふわとした目的を掲げ、現職議員が寄せ集まった新党に、果たして希望はあるのか。(政治ジャーナリスト 黒瀬徹一)
● よくわからない「国政への関与」の目的 小池都知事は何がしたいのか
日本をリセットする――。
「希望の党」立ち上げの際に小池都知事の言葉を聞いた時、《どこかで聞いたことがあるな》と感じた。かつて大阪維新の会が国政に進出する際に掲げた「グレート・リセット」という言葉に酷似している。
リセットだけではない。その他にも「しがらみのない政治」など、どこかで聞いたことのある“使い古された言葉”のオンパレードだった。
正直、小池都知事が何をしたいのか、よくわからない。何のために国政に関与するのか。
国政に勢力を持つことは「都政運営にもプラス」という意見もあるが、国政で与党になるならともかく、少数政党を国政に保持したところで、あまり意味がない。日本維新の会の歴史から見ても明らかなように、地方政治が国政の政局に左右されてしまい、むしろ都政の運営が困難になるだろう。
例えば、2020年に控える東京オリンピック・パラリンピックの準備を円滑に進めるためには、政府との協調は欠かせない。新党を立ち上げたところで、国政で勝てる議員の数は限定的である。下手に少数政党を作っても、自民党からの“裏切り者”と一緒に選挙をかき乱せば、当然自民党・公明党との間に禍根を残してしまうだろう。
衆院解散 「都議選再現させぬ」 混乱の中走り出す
ヤフーニュースより引用
衆院解散 「都議選再現させぬ」 混乱の中走り出す https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000074-san-pol
衆院選への事実上の号砲が鳴った28日、メディアで注目度が急上昇中の前議員たちはどう動いたか。新党結成の功労者は笑顔を、スキャンダルで離党を余儀なくされた者はこわばった表情を浮かべ、10月22日のゴールに向けて走り出した。
■若狭勝氏 東京10区
急速に「台風の目」に躍り出た希望の党で、小池百合子代表に近い若狭勝氏(60)=東京10区=は正午前、無数のフラッシュを浴びながら本会議場に入った。他の議員からは「時の人」「お手柔らかに」などと声が掛かった。
衆院解散後、テレビの生中継出演に続き、結団式を実施。議員会館に集まった衆参両院の所属議員らを前に、若狭氏は「一致団結して初の国政選挙を乗り切ろう」と呼びかけた。その後、報道陣に対し、「結党宣言に軸足を置き、ぶれずに戦う。多くの人が来て訳が分からなくなっては駄目だ」と言葉に力を込めた。
■稲田朋美氏 福井1区
南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題で防衛相を引責辞任した自民党の稲田朋美氏(58)=福井1区。午前11時ごろ、「勝負服」と認める濃紺のスーツに身を包み、髪を黒く染め、国会に姿を現した。
解散後は、党の両院議員総会で安倍晋三首相と固い握手。午後3時半に公認証書を受け取ると、「政治家としての原点に返る」と意気込みを語り、福井の地元へ戻るため慌ただしく羽田空港へ向かった。
■山尾志桜里氏 愛知7区
既婚男性との交際疑惑で民進を離党し、無所属での立候補を表明した山尾志桜里(しおり)氏(43)=愛知7区=は、本会議を欠席。公の場に姿は見せず、議員会館の事務所もひっそりとしていた。8日に離党して以降、公の場に登場したのは22日だけだ。
関係者によると、山尾氏は地元で支援者集会を開くなど、おわび行脚を続けている。支援してきた地方議員は「政治家の評価は政治の場の仕事ぶりで判断すべきだ。優秀な人材なので、勝って再び国政で活躍してほしい」と期待する。
■豊田真由子氏 埼玉4区
元政策秘書の男性に暴言を浴びせたなどとして、自民を離党した豊田真由子氏(42)=埼玉4区=も苦しい立場だ。
本会議場へは神妙な面持ちで入り、一礼をしてから着席。左隣には金銭トラブルで自民を離党した武藤貴也氏(38)=滋賀4区=が座り、豊田氏と言葉を交わす場面も。後方の席には女性問題でやはり離党の憂き目に遭った中川俊直氏(47)=広島4区=の姿もあり、肩身の狭い一角となった。
豊田氏の事務所関係者によると、この日早朝、地元埼玉県の駅前などでつじ立ちをしてから東京へ向かった。つじ立ちでは「誠に申し訳ありません」と頭を下げ続けているという。
■自民は危機感あらわ
民進党の希望の党合流という激震は、自民党にも動揺を与えている。特に東京では7月の都議選で惨敗しているだけに、都連関係者や選挙区事務所は「都議選の再現にはしない」と危機感をあらわにしている。
都議選で小池百合子知事が代表を務めていた都民ファーストの会に苦汁をなめさせられた自民都連。27日に会長に就任したばかりの鴨下一郎元環境相(68)=東京13区=は「東京が震源地なので、全国に波及しないようにしなければ」と小池氏躍進の封じ込めを誓う。
ただ、自民に有効な打開策は見えず「(野党再編で)また支持率が変わってくるだろうし大変だ」と鴨下氏。東京は衆院選でも希望の主戦場とみられており、都議選のような戦いぶりを再び見せれば、他の地域への影響は必至だ。
「都議選の再現にはならない」と強調するのは、都議選当時の都連会長だった下村博文元文部科学相(63)=東京11区=の陣営幹部。敗因を「対立構図をうまく作られ、自民支持者の票が流れた」と分析、「本来は小池氏と政策に大きな違いはない。今回は都や国のためではなく、自分のために対立構図を作り出そうとしているのが明らかだ」と冷ややかな視線を送る。
自民の石原宏高氏(53)と元民進の松原仁氏(61)が競り合ってきた東京3区では、街宣カーが走り回り、早くも選挙モードに突入した。
東京都品川区の大井町駅前の雑居ビルにある石原氏の事務所では、大量のコピー用紙やはがきが相次いで搬入されるなど準備に追われた。石原氏本人は解散と同時に選挙区に戻ったものの、外回りに出たままといい、スタッフは「今日は対応できない」とピリピリした雰囲気だった。
スタッフの一人は「都議選では都民ファーストの新人が地元を回っていた議員より得票数を伸ばした。どうなるかはまだ分からない」と言葉少なに語った。
衆院解散 新党公認もらえるのか…民進地方組織に激震
ヤフーニュースより引用
衆院解散 新党公認もらえるのか…民進地方組織に激震 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000075-san-pol
衆院が解散した28日、民進党も“解党”し、小池百合子東京都知事(65)が代表を務める国政新党「希望の党」への合流を目指すことになった。急転直下の事態に、それまで民進公認で選挙戦を準備してきた地方組織は困惑を隠せない。「まさかこの段階で」「新党の公認をもらえるのか」。事実上の選挙戦に突入した各地の選挙事務所などに、激震が広がった。
「もう一度、政権交代の大きなプラットホームをつくるためだ」
衆院解散直後の28日午後1時半に開かれた民進の両院議員総会。前原誠司代表(55)はこう言って、希望への合流を提案した。
党内には希望が掲げる憲法改正などの政策に否定的な議員もおり、当初は紛糾するとの臆測もあった。しかし反対の声はなく、満場一致で「合流」を了承。衆院選に向け、希望に対する高い期待が垣間見えた瞬間だった。
一方、事実上の解党に、地方組織は混乱に突き落とされた格好だ。この日会見した静岡県連の岡本護幹事長(73)は「まさかこの段階でこのようなことになるとは想像もしなかった。正直言って大変残念」と肩を落とす。
さいたま市の民進系市議も「地方議員との連携という意味では、トップダウンで決められたことなので不満が残る」と困惑した様子だった。
宮城県庁や仙台市役所にほど近い公園ではこの日、民進公認で立候補予定だった鎌田さゆり県議(52)がつじ立ちし、有権者に支持を求める姿があった。
希望への合流について問われると「昨日のニュースで初めて耳にした。正式に党からの情報は来ていない。困惑は当然だが、文句を言っていても仕方がない」と語り、“蚊帳の外”となっていたことへの戸惑いをにじませる。
ただ、両院議員総会に出席した議員から説明を受けた後には、「前原代表と小池知事が話を詰めるということなので、報告を受けて、打倒安倍政権に向けて戦う」と決意を新たにした。
候補者にとって最大の関心は、希望の公認を得られるかどうかだ。政治信条の違いから動向が注目されている長妻昭氏(57)の東京都中野区の事務所はこの日、人の出入りも少なく、中にいた男性秘書は「希望の打ち出す政策がまだよく見えず、協力できるのかさえよく分からない。事務所としては動きようがない」と困惑気味に話す。
午後5時過ぎに長妻氏が国会議員会館の事務所に姿を現したものの、選挙用印刷物の納期を遅らせるよう指示し、慌ただしく出ていったという。
逆に勢いを増すのは、希望公認での出馬が確実視されている候補者。既に民進を離党した松原仁氏(61)はこの日、東京都品川区のJR大井町駅前で早くも“第一声”を上げ、「民進時代の党員やサポーターらからも頑張れという声が多い。私の場合は個人後援会が中心で、どこに行こうと応援すると言ってもらっている」と意欲を示した。