2013年12月31日
■ごち絵で振り返るお正月だよごちそうさん 「おせちに願をこめて」
馬介「黒豆は、今年も、まめまめしく、働けますようにて、いう事やろ? 数の子は、子孫繁栄。叩きゴボウは、根を張って、生きていけますようにて。昆布は、よろこんぶ。にらみ鯛は、めでたいの語呂合わせ。エビを使うんは、長寿。腰が曲がるまで、いう事や。きんとんは、金やな。お金。儲かりますようにて。昔の人はな、いろんな願いを、年の初めの料理に込めたんや。」
西門家の会話
め以子。「え−、おせちには、願いが込められているって聞いて。このお重には、私なりに願いをこめて、みました。」まず波形に切った料理を皿に取り、左隣の希子に渡す。「海苔を使った鶏団子は、希子ちゃんの人生がこのまま波に乗っていきますようにって作りました。」と、打ち明ける。「波?」と希子。「波に海苔で、波に乗る。」笑いが起きる。「これは、お母さん、お静さんが、いつまでもお母さん、お袋さんでいてくれますようにって。」と巾着の説明。「おおきに。」と皿を受け取る静。「実は中身は二種類あって、1つは関西風のまったりとした白味噌仕立ての豆腐あんで。で、もう一つは関東風の甘辛い、くわいが入ったしんじょ入り。これお母ちゃん。はい。」と皿を渡す。「ありがとう。」と受け取るイク。「で、これがお父ちゃん。」と、料理を載せ、大五に渡す。「ん?」「鯛の子。鯛子(たいこ)の寒天寄せです。」と、め以子。「おお。俺はお前、ダジャレかよ。」と笑う大五。「いつまでも、そのままで、ってこと!」と、微笑む、め以子。「ありがとう。」と料理を見る大五。「で、テル。これ、一見わかんないんだけど、鯛使っているの。」白いかまぼこ風なものに緑の野菜?黄身?等が練り込んであるような料理を皿に取り、渡す。「早く、お父ちゃん追い越しますように。」「なるほど。」とにっこりする照生。「100年早いんだよ。」と笑う大五。「で、これが、お父さん。梅酢蓮です。離れてても見守って下さいねって、意味で。こう、蓮根なんですけど。(双眼鏡で遠くを眺めるように手を丸め、目元にあてるめ以子。)ちょっとずれちゃいましたかね。」と、正蔵が西門家に戻ってこれるようになった今では、的外れな結果になったと、言う意味を口にするめ以子。「いや、いや、いや。ええ頃加減で、私、行にますさかいに・・」とにこやかに、長屋に帰るから気にせんでええと言う事を口にする正蔵。隣に座る静が「みなさんに、西門の雑煮作ってからにしたら?」と、正蔵が西門家にとどまる理由付けを口にする。「せやな。」と笑う正蔵。大五達も笑顔。静が「それ、そのお魚の料理、和枝ちゃん?」と重箱の鰯料理を見て聞く。「このイワシはお姉さんと私にでも、あります。もっともっと美味しいって言わしていきたい、って。」と身振りを加え、説明。「で、最後の悠太郎さん。」注目。「これは卵をフグで包みました。」静の顔色が変わる。「フ・・・・フグって、大阪ではご禁制やんなあ。」め以子は「尼崎のお料理屋さんで貰いました。」と説明。
(一時期、大晦日に照生の姿がなかったのは、そのお使いなのかな?)
「何で、フグ?」と子供を抱いたまま、尋ねる悠太郎。「フグをこうして安全に食べる為には、たっくさんの食いしん坊達が命を落として来たんです。で、その人達のおかげで、こうして頂けるって聞いて。」め以子をじっと見る悠太郎。「悠太郎さんは、料理は人を傷つけないって言ったけど、そんなことないんですよ。フグとか、キノコとか、安全な水だって、誰かが命をかけて、食べられるよって教えてくれたんだと思うんです。きっと、今私達が手にしているものって、みんなそうなんじゃないかって。でも、今の私達だって、未来への・・・下ごしらえだと思うんです。それで、いいんじゃないのかな、って。」め以子の説明を聞き、微笑む悠太郎。「せやな・・・・やれるだけやってな。」と、吹っ切れた様子。
おせちの縁起食材《伊達巻き》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/rQ4T8h81JO
— チロ (@chi_ro504) December 29, 2013
おせちの縁起食材《数の子》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/xlu1tivKqC
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おせちの縁起食材《海老》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/CSBogKPlEW
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おせちの縁起食材《栗きんとん》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/oZ4o8LIdHL
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おせちの縁起食材《昆布巻き》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/HPjUZMiOpd
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おせちの縁起食材《田作り》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/OWA4kKKFVC
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おせちの縁起食材《煮しめ》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/VMmRA5xVnC
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おせちの縁起食材《紅白かまぼこ》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/MAkkGz7tve
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お正月の縁起食材《鏡餅》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/iPdzyQtEcV
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おせち料理のいわれ《御節供》 #ごち絵 #ごち絵美術館 pic.twitter.com/p29gknKgbE
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西門家の会話
め以子。「え−、おせちには、願いが込められているって聞いて。このお重には、私なりに願いをこめて、みました。」まず波形に切った料理を皿に取り、左隣の希子に渡す。「海苔を使った鶏団子は、希子ちゃんの人生がこのまま波に乗っていきますようにって作りました。」と、打ち明ける。「波?」と希子。「波に海苔で、波に乗る。」笑いが起きる。「これは、お母さん、お静さんが、いつまでもお母さん、お袋さんでいてくれますようにって。」と巾着の説明。「おおきに。」と皿を受け取る静。「実は中身は二種類あって、1つは関西風のまったりとした白味噌仕立ての豆腐あんで。で、もう一つは関東風の甘辛い、くわいが入ったしんじょ入り。これお母ちゃん。はい。」と皿を渡す。「ありがとう。」と受け取るイク。「で、これがお父ちゃん。」と、料理を載せ、大五に渡す。「ん?」「鯛の子。鯛子(たいこ)の寒天寄せです。」と、め以子。「おお。俺はお前、ダジャレかよ。」と笑う大五。「いつまでも、そのままで、ってこと!」と、微笑む、め以子。「ありがとう。」と料理を見る大五。「で、テル。これ、一見わかんないんだけど、鯛使っているの。」白いかまぼこ風なものに緑の野菜?黄身?等が練り込んであるような料理を皿に取り、渡す。「早く、お父ちゃん追い越しますように。」「なるほど。」とにっこりする照生。「100年早いんだよ。」と笑う大五。「で、これが、お父さん。梅酢蓮です。離れてても見守って下さいねって、意味で。こう、蓮根なんですけど。(双眼鏡で遠くを眺めるように手を丸め、目元にあてるめ以子。)ちょっとずれちゃいましたかね。」と、正蔵が西門家に戻ってこれるようになった今では、的外れな結果になったと、言う意味を口にするめ以子。「いや、いや、いや。ええ頃加減で、私、行にますさかいに・・」とにこやかに、長屋に帰るから気にせんでええと言う事を口にする正蔵。隣に座る静が「みなさんに、西門の雑煮作ってからにしたら?」と、正蔵が西門家にとどまる理由付けを口にする。「せやな。」と笑う正蔵。大五達も笑顔。静が「それ、そのお魚の料理、和枝ちゃん?」と重箱の鰯料理を見て聞く。「このイワシはお姉さんと私にでも、あります。もっともっと美味しいって言わしていきたい、って。」と身振りを加え、説明。「で、最後の悠太郎さん。」注目。「これは卵をフグで包みました。」静の顔色が変わる。「フ・・・・フグって、大阪ではご禁制やんなあ。」め以子は「尼崎のお料理屋さんで貰いました。」と説明。
(一時期、大晦日に照生の姿がなかったのは、そのお使いなのかな?)
「何で、フグ?」と子供を抱いたまま、尋ねる悠太郎。「フグをこうして安全に食べる為には、たっくさんの食いしん坊達が命を落として来たんです。で、その人達のおかげで、こうして頂けるって聞いて。」め以子をじっと見る悠太郎。「悠太郎さんは、料理は人を傷つけないって言ったけど、そんなことないんですよ。フグとか、キノコとか、安全な水だって、誰かが命をかけて、食べられるよって教えてくれたんだと思うんです。きっと、今私達が手にしているものって、みんなそうなんじゃないかって。でも、今の私達だって、未来への・・・下ごしらえだと思うんです。それで、いいんじゃないのかな、って。」め以子の説明を聞き、微笑む悠太郎。「せやな・・・・やれるだけやってな。」と、吹っ切れた様子。
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