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守秘能力と公共の言葉リスクを計る・言葉のデフレ時代を生き抜くために

 発言・失言を巡るトラブルを頻繁に目にする。ネット社会以後は、政治家だけでなく、私人公人の区別なく言葉のトラブルが顕在化し、ツイッター、ブログによる言葉の災禍は、留まるところを知らない勢いだ。ネット住民の一人として傍から見てると不思議だ。

人はなぜこうも同じミスを繰り返すのだろう?
ネットによりコミュニケーションが活発化すれば、
問題の共有がなされないのか?

9700 amazlet運用で節字 ※10月整備ブクマ装備3種タイトル調整



 古来より警句はあった。「人の口に戸は立てられない/壁に耳あり障子に目あり」、現代のマスメディアでも、類似事件は何度も報じられてきた。大桃ツイッター事件、亀田パフォーマンス謝罪会見、伊勢丹内定取消し事件、アディダス社員の辞職、守秘義務違反が問われる公務員・ホテル従業員、なでしこ食った仲良し大学生など。。。不用意な発言が招いた事件は、繰り返し多発している。これら醜聞の類は、歴史は繰り返すという次元だろうか?鉢呂経産相は辞任したが。。。

ネット住民には学習能力がないのか?ただ警戒心が緩んでいるのか?


 しかし、未だに我々ネット住民は社会との距離感をつかめないでいる。これは、以下にあげた今月のニュース記事 URL などからも分かる。最近の事例から、ブロガーの台風被災情報とプライバシー、ブロガーの不倫話など、公私の乱れた、言葉をめぐるトラブルから炎上が続発している。広大なネットの大海と蛸壺化する私見、両者の適度な距離感とは?

1▲拡散を望んでいない記事をネットで公開すること
http://togetter.com/li/192752 9月の台風被災に関連して
2▲「青学20歳女子大生ブログで不倫SEX実名告白」
9月26日 東京スポーツ

3▲山本太郎氏を告発した京都党の行政書士の愚かさ
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-2929.html
山本氏を告発したエントリーのコメント欄には、
ものすごい数の批判が並ぶ。告発者の愚行に多くの批判が集まった。

「脱原発俳優 山本太郎を告発 京都の行政書士に凄まじい逆風」
9月26日 日刊ゲンダイ


繰り返しこれら類似事件をみて不思議だが、ひとつ分かったことがある。

平穏を欲する人々は、想定すべきだ。
世の中には秘密に耐えられない人々がいることを!

読み聞かせイソップ50話流言蜚語 (ちくま学芸文庫 シ 26-1)秘密 (文春文庫)

 イソップ寓話に「王様の耳はロバの耳」と井戸にむかって叫んだ床屋の話がある。不用意な発言、伝言ゲームの危険性、流言蜚語を風刺した童話だ。誰も聞かないだろうと、安心して大声で秘密を吐露したのだが、実話、その井戸は町中の複数の井戸とつながっており、噂話が拡散してしまったという筋だ。イソップ寓話は、ウィキペディアによれば既に16世紀から日本に伝わっていたらしい。それから400年以上を数えた、現代の情報化社会においても、この警句は未だ生きている。先人の知恵に敬服すると同時に、人間の好奇心の根深さに恐れる思いだ。

人間は無用な知識が増えることで快感を感じる
ことができる唯一の動物である

by アイザック・アシモフ(20世紀のSF作家)


平穏を願う人々は、注意すべきだ。
非対面のネット社会では公私の区別・倫理観が揺らぎ易いそのリスクを!


 下ネタという俗語がある。下半身つまりデリケートな性に関する話題のことだ。下ネタの「下」とは、下品という意味だ。おおっぴらに公に話すべきではない下世話な話題という意味だ。この概念もネット社会以降、ゆがんでしまった言葉のひとつだ。通常、下ネタは身内同士の酒の席など限られた場面で行われる話題だった。現実社会における酒の席では、みな酔っ払ってるからすぐ忘れるが、その一方でネットを介した場合は、発信者だけが独りで気づかずに酔っ払っていることが多々ある。泥酔記録は全世界に公開されているのに。

ベネチアンマスク ブラック

 なぜならネット社会はそのほとんどが匿名社会であり、顔を見せないからこそ、周囲を気にせず赤裸々にデリケートな「下ネタ」を明かすことができたからだ※。そうイソップ寓話の床屋のように、人々は、井戸の底が実わ、クモの巣のように広くつながっている事を見通せない。いや、ネット社会にログオンするということは、まるで仮面舞踏会の一員のような非日常空間に参加したかのような気分になり、常識的な想像力を曇らせてしまうのかもしれない。

 しかし、現実の仮面舞踏会への入会には、厳しい事前審査があり、高いコストがかけられ、さらに少数に絞り込まれた会員参加者内には高度なルールによって管理されていた。一方、ネットの大海には、そんな厳しい審査はなく、誰でも手軽にログオンできる。そこには、多種多様な雑多な人々が存在する。警戒心の少ない機械オンチもいれば、他人の個人情報をいとも容易く入手する時間・技術をもつ2ちゃんねらー(VIPPER)もいる、ひとりで複数アカウントを使いこなす怪人200面相のごときユーザーもいる。さらには安月給で酷使されるネット管理人は、会員ログIDに対する注意力を24時間フル稼働するのはとてもしんどい時もある。

平穏を望む人々は、警戒すべきだ。
多様なネット社会に潜む恐ろしい嗅覚をもったヤジ馬たちを!



まとめ

1、つきあう相手の守秘能力を知った上で、内輪話をする。それでも暴露リスクを覚悟する。
2、非対面ツールでは、警戒感・倫理観がゆるむ、画面の向こう側を想像できるかどうか。
3、リア充しょくん!ネットはお花畑じゃないのだよ!VIPPERを軽んじる事なかれ。


 現代は言葉が軽くなった言葉のデフレ時代だ。話題先行型のパフォーマーの成功例を最近全くみない、過剰露出による知名度をテコに株価急騰させたIT長者は、今や牢屋の中。過激な挑発で視聴率を稼いだボクサーは、メッキリ大人しくなった。手段を選ばず中身の伴わないセールス記録だけで活動する自称国民的アイドル。お涙頂戴の会見をした自称切腹芸人は、つぎつぎとウソが暴露され、逮捕間近、黒い掟に怯え海外逃亡するとかしないとか。。。現代の言葉を素直に信じる者は、次々とバカを見る、そんな世の中だオイラが生息してるのは。。。

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※オイラもその匿名社会の利益を存分に享受している一員だ。

編集後記

 今宵は、うかつ者な自分に対して、もう独りの自分が長々と語りかけてきたのを文章化しただけ。そう自分自身のために書いてる。もう独りの自分は、グラビア猥談だけじゃサイト運営は存続できないよ、と言っている。

最後に、やじ馬たちへ
「他人の失敗は笑うものじゃなく学ぶものだ」いつか返ってくるよ
ハインリヒより自戒をこめて。

 思うに失敗する人達は、入出力がアンバランスなんだ。自分のことばかり一方的にアウトプットする人っているよね。それって全然デジタルじゃない。アウトプットには、客観的な裏づけが必要だ。常日頃からニュースなど他人の失敗をインプットしてるかどうか、じゃあ同じ轍を踏まずに個性を発揮するにはどうするか?そういった双方向の試行錯誤をへてはじめて、バランスのとれた出力ができるんじゃないかな。だよね?ハインリヒ先生?

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