社会人になって以来ず〜と広告代理店勤務であります。
就活の際、何で広告の仕事に就きたいと思ったのかは、小学校高学年のときテレビで毎週やっていたこの番組のせいであります。
「奥様の名前はサマンサ、旦那様の名前はダーリン。ごく普通の二人は、ごく普通に恋をして、ごく普通の結婚をしました。でもただひとつ違っていたのは 奥様は魔女だったのです」の往年の名声優 中村正さんのナレーションから始まるコメディドラマ。
このダーリンが勤めていたのが「マクマン アンド テイト」って広告代理店だったんですね。
クライアントを自宅に招いて新商品のキャッチコピーを提案したりするシーンがよく出てきます。
この人がマクマン アンド テイト社長のラリー・テイト
で、広告代理店という職業の存在を知り、子供心に面白そう、こんな仕事してみたいと思った訳であります。
余談ですが、奥様は魔女の日本版リメイクが米倉涼子/原田泰造で2004年に制作され、泰造の職業も広告代理店のサラリーマンでしたね。
ところでこの時のキャストが秀逸で、特にサマンサの母親エンドラ役の夏木マリ、お隣のご夫婦役のマギー司郎 富士真奈美は正にオリジナルのイメージピッタリ。
もちろん米倉涼子もこの時点でサマンサ役のベストキャストではなかったかと思います。自分はこれから米倉さん好きになりました。
さて、学校卒業して広告代理店に就職したもののCM制作には殆ど携われませんでしたが、広告好きはその小学生の頃から今に至るまでず〜と続いております。
で、今回広告、特にCMについて書こうと思ったのは偶然目にしたこのブログが原因です。
このブログ自体は非常に長文で、またCMとはほぼ関係無いので飛ばして頂いて結構なのですが(でも読むと、え なんじゃこれ 酷いな〜って内容です)この中に出てくるキムタク(本来は矢沢から続くですが)の「やっちゃえニッサン」ってCMに対するこのブロガーさんの意見に非常に共感を覚えたからであります。
曰わく・・・
「日産という会社は消費者のことには重きを置かない、
目線がいつも自分向きの自画自賛型企業だ、
それが一番分かるのが「やっちゃえ日産」とか
「ぶっちぎれ技術の日産」のCMだ。
自分を褒め称え賞賛するCMを平気で流す会社だから自制が効かなくなり
コンプライアンスが低下し不正がはびこって業績が悪化し内紛が続くのだろう。」
従業員に向けてのメッセージ的な部分もあるんだろうけど、CMは消費者に向けてのものなのは当然ですよね。
何故こんなCMやるのか、矢沢の時からとても違和感を感じていました。
表現方法として熱烈な日産ファン以外には「なにバカなこと言ってるんだ」としか思われないだろう事が企業として分からないんでしょうか?
じゃあ他の自動車メーカーのCMはどうなんだろう?
TOYOTA カローラのCMを見ていると若年層のクルマ離れを何とかしたい、という気概を感じます。
大和田常務(笑)のTOYOTIMES、企業広告のお手本と言ったら褒め過ぎかな?
その昔各メーカーが公害対策で四苦八苦していた時に、唯一ツインカムエンジンを搭載していたトヨタセリカが日産スカイラインを揶揄した「名ばかりのGTは道を空ける」は、ローリングストーンズのサティスファクションと相まって強烈な印象を当時のクルマ好きに与えました。
MAZDA Be a driver いかにも一生懸命考えただろうキャッチは悪くはないけど、最近は余り目にしないね。広告予算が減らされてるのかな?
SUBARU マツダに比べるとやたらと目にするのがスバルのCM。でもサザン、QUEEN、ALEXANDROS・・・BGMが主体になってるよね。しかもその選曲がなんか安易というか、ごく普通の人向けにごく普通の選曲だよね。
HONDA ここに HONDA JETが出てくるのは反則だよね、ライバルメーカーに向かって「やれるもんならやってみな」って言い放ってるようなもの。これも企業広告なんだろうけど。でも映像はかっこいいなぁ。
ホンダのCMと言えば、80年代には映像と選曲の妙が際立っていたものが多かった記憶があります。
話題になった2代目プレリュード ラベルのボレロや初代オデッセイのアダムスファミリーなどがありますが、当時個人的なお気に入りはCRXのフランス・ギャル。しかしよくぞこんな曲CMに使ったよねって思う。このCMが作られた時点でこの曲のヒットから20年は経っているんだから。
CMについてあれこれ語るには、あまりにも範囲が広いので今回はこの辺にしておきますが、これからも広告・CMについてメンションしていくつもりです。
よろしくお付き合いのほどを・・・。
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