「カルタづくり」のお手伝いに行ってきました。
「地元カルタの制作」を正規の授業で行っています。
制作にあたっているのは、
「文芸・編集」コースの学生でした。
講座を指導している先生が、私がダウンロード販売している
「カルタ制作マニュアル」(careergame.stores.jp)を買って
いただいた関係でお伺いすることになりました。
はたして、なにをどうアドバイスすればいいのか、
少し不安を感じていました。
すると、どうでしょう。
さすが、「文芸・編集」コースで学んでいる学生です。
編集の仕事に就きたい学生なのでしょうか、
事前にいろいろな地域カルタを調べられていました。
最近は、地域で自主製作されたカルタは、
ダウンロードできるようになっています。
千葉県では、市川市のカルタがあります。
鎌ヶ谷市のカルタもそうです。
自分で厚手の紙に読札・取札を印刷して
利用できるようになっています。
もちろん、言葉や文章に関する感性も磨かれています。
読札の題材は、ほとんどそろっていました。
制作していたのは、地域への愛と関心を持っていただく地元カルタです。
史跡、文学作品、特産品、人物などを取り上げる内容になっています。
100近い読札の案を作られていて、
すべてが「5・7・5」調の文章になっています。
学生が今一つみえていなかったのは、完成に向けどのような作業を、
どのようにやっていけばいいかという、実務作業のスケジュールでした。
取札の写真・イラストの手配、札の版下作業、
試作品の仕様といったことです。
そこで、1月末までに完成させるための
スケジュールを立ててあげました。
かなり厳しいスケジュールでしたが、
意欲が高いせいかなんの不満をでません。
一般的には、ここで「時間がない、アルバイトで忙しい、
写真の取り方を教えてほしい」と、
やりたくない理由が一斉にでてくるものです。
しかし、そのような雰囲気は全くありません。
なんとなく、やる気があって、創造性の意識の高い学生と
久しぶりに触れ合えた感じがしました。
カルタ制作による創造性学習の楽しさを、
久しぶりに味わえた授業でした。
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