「ケーズデンキ」の後編を公開中です。
ゲームの主人公は、「ケーズデンキ」の
創業者・加藤馨さんとその長男・修一さんです。
タイトルは《「無理しない、頑張らない経営」で
売上7373億円を実現》です。
『正しく生きる ケーズデンキ創業者・加藤馨の障害』
を参考文献に制作しています。
正しく生きる ケーズデンキ創業者・加藤馨の生涯 [ 立石 泰則 ] 価格:2530円 |
ゲームの主な内容は
1人材で苦労するが、県内で売上1位の店に成長
2社員の財産形成を目的に持ち株制度を開始
3社長交代、「無理しない、頑張らない経営」を継続
4「安売り合戦」の「北関東家電戦争=YKK戦争」
5YKK戦争の敗者は全国の有力家電量販店
6「頑張らない経営」でローコストの強い経営を実現
・・・なります。
ケーズデンキの経営理念は「無理しない、頑張らない経営」です。
この戦略は、社員が無理をして頑張らなくても利益の出る仕組みを作り
ローコスト経営を実現することです。
「無理しない、頑張らない経営」のケーズデンキは
「北関東戦争=YKK戦争(コジマ、ヤマダ電機・
ケーズデンキ3社の販売競争)」を戦います。
安売り合戦は、最終的に3社のどの会社も敗北していません。
実際の敗者は、全国から首都圏進出を目指して
北関東に進出してきた全国の有力量販店でした。
全国の有力量販店との販売競争に勝ったコジマとヤマダ電機は
全国制覇にむけ各地で「安売り合戦」を仕掛けていきます。
しかし、カトーデンキだけは関東限定出店を方針として
関東以外の地域はM&AとFC方式で多店舗化を図っていきます。
コジマとヤマダ電機の販売競争に大きく影響したのが「大店法」です。
「大店法=大規模小売店舗法」は、1973年に施行されました。
この法律により、全国に拡大するスーパーや大型店の
出店(店舗面積、営業日数など)が規制されました。
コジマはいち早く全国制覇に向け出店をはじめたので
「大店法」の規制もあり小・中型店が主力店舗になりました。
ヤマダ電機は、「大店法」の廃止後に
積極的に大型店を出店、販売力を高めていきます。
1997年、コジマはベスト電器を追い抜き売り上げ1位になります。
5年後の2002年、ヤマダ電機は売上5608億円を達成
コジマの4950億円を追い抜き業界1位になります。
【中古】ヤマダ電機〈激安戦略〉勝利のシナリオ 「家電量販」戦国時代のゆくえ /ぱる出版/田川克巳(単行本) 価格:2262円 |
2002年 ケーズデンキ売上は1710億円、業界7位でした。
ヤマダに敗北したコジマは、いまビックカメラの傘下です。
その後、ケーズデンキはM・AやFC展開で、業績を高めていきます。
2023年3月期、ケーズデンキは売上7373億円を達成しています。
このゲームでは、従業員を大切にする「無理しない、頑張らない経営
を推進するケーズデンキ・加藤馨、修一さん親子の働き方」
を学ぶことができます。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image