「スゴロクで学ぶユーチューブ」講座の43回目です。
今回は『メーカーズシャツ鎌倉』の前編で、タイトルは『ＶＡＮブランドの誕生と崩壊 ヴァンジャケット入社から退社』です。
「メーカーズシャツ鎌倉」創業者・貞末さんが主人公です。
次回44回目・後編は、「自ら起業、クオリティの高いシャツの販売で
ファッションの街ニューヨーク進出」となります。
ゲーム動画は「スゴロクで学ぶユーチューブ」でご覧いただけます。
『シャツとダンス「アパレルの革命児が起こした奇跡」』
を参考文献に制作しています。
 | 【中古】シャツとダンス「アパレルの革命児」が起こした奇跡 /文藝春秋/玉置美智子（単行本） 価格:369円 |
ゲームの主な内容は
１父親のコネでヴァンジャケット入社
２ＶＡＮで倉庫係、物流システムを改善
３銀行融資がストップ、丸紅が資金を提供
４売上441億円を記録も在庫品は221億円
５脅迫に負けない精神力で急進的組合と対立
６商社出身者の拡大路線がＶＡＮ倒産の引金
７ロッキード事件がきっかけで倒産、退社
８バカになれず、攻撃的で融通のきかない性格
９一本気な性格が敬遠され、再就職が困難
・・・になります。
昭和34年、ファッション界のカリスマ・石津謙介氏が
「アイビー・スーツ」を発売します
昭和39年、週刊「平凡パンチ」創刊
アイビールックを特集、若者文化を生み出していきます。
昭和41年、26歳の貞末さんは、千葉工大卒業して入社した照明メーカーを
退社して、父親のコネでヴァンジャケットに入社します。
入社2日目、営業センスがないと倉庫担当に異動となります。
倉庫業務の効率化に取り組み、コンピュータを利用した
自動発注システムを完成させます。
昭和44年、石津社長の個人的な問題から銀行の融資停止を受けます。
丸紅や三菱商事、伊藤忠商事などが、ヴァンジャケットはもうかる会社
だ知り積極的に資金提供を始めます。
昭和45・46年、ＶＡＮブランドの売上は絶好調で
昭和45年売上69億円、昭和46年97億円と成長します。
昭和48年オイルショック発生も売り上げ好調で
昭和49年には販売予算180億円で販売実績300億円を達成します。
なぜかしら、販売予算を大幅に上回る販売実績になります。
貞末さんは販売予算を大幅に上回る売上はあり得ないと抗議しますが
単なる課長の発言でしかありませんでした。
儲かる金の卵としてＶＡＮを利用する
商社出身者の社員は拡大路線を加速します。
百貨店への返品可能な委託販売を開始
昭和50年売上は452億円を記録しますが
在庫は150億円に膨れ上がります。
在庫バーゲンがたびたび実施され、ブランドの人気は失われていきます。
商社出身者の社員によるずさんな経営に抗議する形で
急進的な組合が誕生します。
貞末さんは、再建のため東京に異動するも
急進的な組合から暴力やスキャンダルの攻撃を受けます
丸紅が本格的再建をはかろうとしていたとき
昭和51年ロッキード事件が発生します。
丸紅社内は混乱し、支援の動きが鈍くなります。
昭和53年、ヴァンジャケットは会社更生法を申請
事実上の倒産となりました。
貞末さんは、使いにくい人間との噂が立っていたのか
再就職先が決まらないまま昭和53年に退職します。
ゲームを通じ、会社の実態を憂い、「会社の再生に向け
全力で仕事に取り組んだ働き方」を学ぶことができます。
昭和の男の働く美学をしることができます。
後編は、あのテレビドラマ「おしん」も関係する
スーパー・ヤオハンへの入社から始まります。
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