今回は、いつもの「自分らしい仕事・働き方」スゴロクでなく
「比べてみたら」になります。
今回「比べた」のは、カジュアルファッションの
「ユニクロ」と実用衣料の「しまむら」です。
いま、国内市場だけの売上を2022年度で比較する
「ユニクロ8,102億円、しまむら5,836億円」になります。
「ユニクロ」は「スゴロクでユーチューブの41回目」
でとりあげています。
「しまむら」はスゴロク制作用の資料が十分に集まらず
「ビジネス成功者の仕事ゲーム」は未製作ですので
「スゴロクでユーチューブ講座」も未公開です。
価格:139円 |
『ユニクロ世界一をつかむ経営』『ユニクロ帝国の光と影』
『ユニクロVSしまむら』『しまむらとヤオコー』などを
【中古】 ユニクロvsしまむら / 月泉 博 / 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】 価格:358円 |
参考文献にしています。
「ユニクロ」と「しまむら」の大きな違いは商品政策にあります。
「商品は自社生産=ユニクロは少品種大量生産」
「商品は仕入れ=しまむらは多品種少量仕入」が特徴です。
この政策のため、ユニクロは「製造小売業化(=SPA化)」
「しまむら」は「効率的な物流システム」の実現を図っています。
ユニクロのSPAは、独自商品を小品種大量生産することで
品質を維持しながら販売価格を下げ、大量販売で高収益を実現します。
ユニクロが、このSPAの仕組みを有効に活用して
社会の注目浴びながら業績を急拡大させたのが
1998年発売で200万枚のヒットとなった「フリース」です。
フリースは空前絶後のブームとなり、1999年850万枚
2000年2600万枚、発売3年間で3650万枚を販売します。
売上も、1999年1,111億円が2001年4,186億円にまで急上昇します。
世の中、「山高ければ、谷深し」の格言があります。
2002年、「ユニクロ」離れが起きます。
誰もがユニクロのフリースを着ている状態が発生
「着ているのが恥ずかしくなる=ユニ離れ」です。
売上も、2002年以降2年間で1000億円近く減少します。
ユニクロが再び注目を浴びるのは
2003年発売のヒートテックからです。
「しまむら」は、大型スーパーとの婦人実用衣料品の
販売競争に勝つための出店を行います。
大型スーパー(売り場面積2万uクラス)の周辺に売り場
1000u前後の店を5〜6店を集中して出店する戦略です。
おのずと商圏が狭くなりますので、近隣で同じような服を
着ていることが起きないよう、1商品当たり2着までとして
品切れも補充せず「売り切れごめん」にします。
標準店(1000u)で、ユニクロの約100倍の4万〜5万アイテムの
商品をそろえ、すべて問屋・メーカーから仕入れています。
ユニクロと全く逆で、「多品種・多アイテム
少量品ぞろえ」を原則とします。
そのため、本部集中仕入れ、商品単品管理
配送体制などローコスト物流システムを完成させます。
両社を比べると、人事政策(人材の評価、活用)
海外出店などに違いがありますが
最も大きな相違点は、この商品政策になります。
ユニクロは女性用商品にも力を入れています。
国内市場での両社の戦い、今後はどうなるのでしょうか?
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