『自分らしい仕事、自分らしい働き方』をテーマにしています。
今回は、いつものスゴロク解説でなく
「比べてみたら」という内容になります。
比べてみたのは、「セキスイハウスとダイワハウス」です。
「スゴロクで学ぶユーチューブNO.30『比べてみたら
セキスイハウスとダイワハウス』」でご覧いただけます。
「セキスイ・ダイワ、どちらの売上が多いですかか」と質問します。
すると、多くの人がセキスイハウスと答えます。
「住宅のトップメーカーはセキスイ」
というイメージがあるようです。
当然、売上もセキスイという意識が働いているみたいです。
しかし、現実は全く異なります。
2007年度以降、ダイワハウスの売上がセキスイを上回っています。
2007年度 ダイワが売上1兆6184億円で
セキスイの売上1兆5978億円を追い抜きます。
それ以降、常にダイワの売上がセキスイより多くなっています。
2022年度は、ダイワ4兆4395億円、セキスイ2兆5895億円
その差が非常に大きくなっています。
セキスイは、雨どいを作る積水化学が、1960年積水ハウス産業
(1963年・積水ハウスに社名変更)を設立しました。
ダイワは、実家の仕事である植林、製材業を手伝っていた
石橋信夫さんが1955年大和ハウス工業を創業しました。
設立当初を除き、セキスイの売上がダイワを上回り
住宅業界トップでした。
ところが、2007年度に首位が交代します。
その最大の理由が、事業施設に関連する売上です。
ダイワは、「建築の工業化」を事業コンセプトに
設立当時から倉庫・事務所・工場・店舗など業務用施設の
開発・販売に取り組んできました。
一方、セキスイは「優れた住環境の提供」を事業コンセプトに
住宅市場を重点に事業を展開してきました。
事業コンセプトの違いが、今の売上の差をうんでいます。
実際、住宅売上げだけを比較すると
両社の数字は拮抗しています。
セキスイハウスは、積水化学のプラスチックを
売る目的で住宅事業を開始しています。
ダイワハウスの最初のビジネスは
「建築の工業化」で「国鉄への倉庫・事務所」の販売でした。
誕生に関する発想の違いが、その後の事業展開を左右し
現在の売上の差を生み出したようです。
2021年ダイワハウスの売上は
建設業界で売上NO.1になっています。
天下のスーパーゼネコンを上回る売上です。
このゲームでは、両社の比較によって
事業理念・コンセプトの重要性をまなぶことができます。
なお、セキスイハウスとダイワハウスに関するユーチューブは、
@「スゴロクで学ぶユーチューブNO.9『入社3年目で売上1位
積水ハウス社員』セキスイハウス・和田さん編」
Aダイワハウスは、「スゴロクで学ぶユーチューブNO.13
『創業者の指導を受けダイワハウス工業を4兆円企 業に』
ダイワハウス・樋口さん編」・・・で公開しています。
「スゴロク(「スゴロク」はカタカナ)で学ぶユーチューブ」
でご覧いただけます。
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