人口約45万の街にすんでいますが、市職員の採用試験では
毎年恒例の試験項目が並んでいます。
6月の1次試験は、「SPIの基礎能力テスト」と
「エントリーシートの審査」です。
7月に2次試験があり、「SPIの性格テスト」と
「集団討論、個別面接」になっています。
最終になる8月の3次試験は、再び「個別面接」です。
地方公務員は恵まれた仕事です。
40代で年収600万円を超え
「親方日の丸」でリストラもありません。
有給休暇も規定通り取れます。
志望する若者たちの本音は
「安定した職業」だからみたいです。
「市民のために働きたい」と真剣に思っている学生は
はたしてどのくらい応募しているのでしょうか?
どの市役所も同じような試験内容です。
公務員の採用試験問題として、この内容で正解なのでしょうか?
今の時代、公務員の仕事で重要になるのは危機管理です。
自然災害に始まりコロナのような社会的な問題まで
これまでに経験しなかった危険な状況が発生しています。
前例のない危機的問題に効果的に対応するには
想像力が必要になります。
想像力で、未知な問題の解決にあたる必要があります。
時代が変化する中で、これまで通りの採用試験で
「市民のために新しい知恵を出せる想像的な人材」が
採用できるのでしょうか?
災害や予期せぬ危機が訪れた時、市民を救うことができる人材の
確保はできているのでしょうか?
よらば大樹で、ことなかれ主義の人ばかり
採用することになっていないのでしょうか?
コロナワクチンの予約問題をみても、そんな心配が強くなります。
電話予約は込み合います。
高齢者は、スマホやネットでの予約は苦手です。
なにか、有効な方法を準備してほしくなります。
ネット利用させようとするなら
手続きを動画にして公開してほしくなります。
ネット操作が難しいのは、操作方法に関する
静止画面だけでは限界があるからです。
「このボタンをクリックしてください」という表示はありますが
実際にクリックするとどのような画面がでてくるか
わからないケースが大半です。
静止画面による操作説明は、一般的に次のようになりますい。
@ワクチン接種場所ボタンをクリックしてください。
A接種日予約ボタンをクリックしてくださいです。
ネットに詳しくない人が知りたいのは、接種場所ボタンをクリックすると
どのような画面が出てくるかです。
出てきた画面から、どのようにして「かかりけ病院」を探して
どのようにすればその病院が選択できるかです。
接種予約ボタンも同じです。
ボタンをクリックすると、どのような予約画面が出てくるかです。
そのうえで、どのようにすれば自分の予約日を決定できるかです。
この流れをわかりやすくしようしたら、動画が最適です。
一連の操作をすべて動画で見せることです。
一日中、市役所のロビーで、操作方法の動画を公開しつづけます。
そばに係員をつけ、質問に答えるようにします。
一連の操作が動画で見られれば、操作方法がわかりやすくなります。
世の中、ユーチューブなど動画の時代です。
これぐらいことが、なぜ役所でできないか不思議です。
全国どの役所も、ネット予約の動画を公開していないのでは・・・?
役所の想像力が不足しているのでは・・・?
ぜひ、想像力の働く職員を採用してほしくなります。
公務員の採用は定番の試験だけでなく
危機管理につながる想像力の能力も試験してほしくなります。
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