8点完成させることを目標にしています。
あと1か月をきったところで、ようやく第7弾として
「日本のコーヒーショップ市場を創造:ドトール編」が完成しました。
ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記 (日経ビジネス人文庫) 新品価格 |
今回、「ドトール編」を制作したのには理由があります。
「ビジネス成功者の仕事ゲーム」第5弾で、
『日本での「スターバックス」の成功を実現:サザビー編』
を制作しました。
「スターバックス編」を制作すると、どうしても同じビジネスの
「ドトールコーヒー編」を作り、両社を比較してみたくなります。
「ドトールコーヒー」の創業者は鳥羽博道さんです。
レストランで働きだしてからコーヒービジネス一筋です。
1982年、45歳の時に原宿の
「ドトールコーヒーショップ1号店」をオープンします。
鳥羽さんはどうして「コーヒーチェーン店」を
展開・成功したのでしょうか?
その理由は2つ考えられます。
1つ目は、自分が全力で取り組める仕事に出会い
その道に専念したことです。
神の導きでしょうか、コーヒーの世界を選び
その道を一途に進みます。
16歳の時、高校を中退して
初めて勤めたレストランでコーヒーを口にします。
2軒目で勤めたレストランではバーテンダー見習いとなり
コーヒーとの本格的なかかわりが始まります。
そして、24歳でコーヒー豆の卸会社を設立します。
自分を活かす道としてコーヒーの世界を選び、ひたすら
コーヒービジネスに取り組んだことが成功につながっています。
2つ目が、こちらの方が成功の決定的な要因かもしれません。
鳥羽さんは、自分の仕事理念を設定して
その理念を事業理念に展開して実現に全力をあげます。
「仕事理念=事業理念」こそが、成功の最大要因になります。
19歳で喫茶店の店長を任されたとき
喫茶店の意義を自問自答します。
出した答えが、「喫茶店は
1杯のコーヒーで人に安らぎと活力を与える場」でした。
「1杯のコーヒーで人に安らぎと活力を与える」が鳥羽さんの
仕事・事業理念になり、苦境を乗りこえる推進力になっています。
1988年頃,NHK報道特集で「吉祥寺コーヒー戦争」が
放送され話題になりました。
大手流通・飲料企業が海外コーヒー会社と提携して
吉祥寺に「ドトール的ショップ」を出店します。
非常に激しい販売競争が起きます。
しかし、この戦争は大手企業の撤退という形で2〜3年で終結しました。
「ドトールコーヒーショップ」は見事に大手企業との闘いに勝ちます。
鳥羽さんは勝因として、事業理念をあげています。
大手は、喫茶店の理念も考えず
単にドトールを真似るだけであったといっています。
理念もなく、うわべをまねたコピー商売では成功しないということです。
逆に、「スターバックス」は「サードプレイス=家庭でもない、
自宅でもない、自分を癒す第3の空間の提供」を理念にしています。
素晴らしい事業理念で、ある面「ドトール」と類似します。
それだけに、鳥羽さんが一番怖いのは
「スターバックス」かもしれません。
銀座1号店のオープン当日も
自ら「スターバックスの店」をのぞきにいっています。
いま日本の喫茶業界は、「ドトール」と「スターバックス」が双璧です。
いずれも、事業理念を大切にしています。
仕事をするうえでは、事業理念や自分の仕事理念
(仕事を通じていかに社会に役立つか)が最も重要になります。
今回の《日本の「コーヒーショップ市場の創造」と
《「スターバックス」の日本進出を実現》の両方のゲーム学習を
していただくと、理念の重要性がより深く理解できます。
この《日本の「コーヒーショップ市場」を創造》
ドトール編」は、電子出版物として
「careergame-stores.」で購入できます。
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