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2016年09月30日

大きな誤解

自分や、家族にも大過なく、平穏無事な日々が続いた。しかと、このまま、終わるはずがない。誰もが、無病息災で、安寧な生活を、望んでいるのであるが、仕事では、立場上、矢面に立たされ、顧客の苦情対応で、軟禁されたり、脅かされたり、顧客宅に、6時間程、正座をさせられたまま、文句を言われ続けた事もある。
悪戦苦闘の毎日でもあったが、そういう事にも、逃げずに、真摯に、誠実に対応してきた評価等も加わり、後程、自らが助けられる事にも繋がっていた。
もう一方では、とんだ誤解等のために、会社をくびになりそうな事もあった。
10年程前に、取引先の会社より、派遣社員として、女性が、私の部署に配属となった。私の、管理課となったのだが、配属早々に、病欠したり、色々と事情があるとの事。余計な事だが、心配になって、事情を聴いたところ、現在、ご主人ち、離婚の調停中で、別居中との事。本人は、母一人、子一人の母子家庭であったが、有名私大を卒業して、就職。その後、結婚をしたが、ご主人の転勤で、転居して来られた。転勤早々に、ご主人が浮気をされ、殆ど家に帰らなくなって来たとの事。何度か、相談にのってあげていただけであるのに、色々と他人から誤解を招くことになっていく。

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2016年09月28日

悩みは尽きる事無し

賑やかで、和やかな日々を、送っている。子供達の成長や、それに伴う種々の問題も、世間並みにやって来るのであったが、周囲のアドバイス等により乗り越え、それらに翻弄される事は、なかった。
しかし、子供達がそれぞれ、幼稚園、小学校、中学校と、進むにつれ様々な問題も勃発してきた。
上の子供は、中学校に入ると、陰湿ないじめにあい、電信柱に、『死ね』とまで、落書きされていた。これは、PTAでも問題に取り上げられ、私も、中学校に怒鳴り込みに行きたい程に、怒り心頭であった。
その後、いじめ問題は、消え失せ、高校へ入学すると、進学校ゆえに、全く、その様な問題は無く、むしろ、数人の親友を得られるまでに、なっていた。もう一方、したの子供は、中学校後半から、不登校となり、高校は、通信制の高校へ入学した。
ところが、何が起きたのか、途中から、通信から、一般通学とし、3年間で卒業する事が、出来たのである。その後、専門学校へ1年間は、通学したが、2年目から、不登校が、再発してしまった。
人生に、悩みは尽きない。それが、人生の醍醐味であるのかもしれない。


















2016年09月27日

母の愛は偉大

病気入院、退院、社会復帰を果たして、食生活も見直して、少しずつ健康を取り戻していった。子育てには、参加できなかったが、連休を利用して、二泊三日程度の、車での宿泊旅行にも出かけ、家族との思いでを作っていった。
やがて、待望の二人目の子供を授かり、出産となったが、黄疸がのこり、母子共々に、退院は出来なかった。
妻は、滂沱の涙を流し、子供だけを病院に残して来てしまった事が、耐えられなかったのである。
母の、愛は深く、子供を思う気持ちは、私以上に大きいのだと、尊貴な心に私は、感動した。










2016年09月26日

生まれ変わったつもりで

退院後、3日自宅で過ごし、職場復帰を果たす。同僚も大変な気の遣い様で、『具合が、悪くなったら、すぐ,帰って良いから』と、上司が言ってくれたり、『何もしないで、無理しないで』と、言ってくれたりと、親切にしてくれる。感謝する以外に無い。身体も、会社に慣れ、体力も回復していくのであった。
昼食も、妻が弁当を作ってくれ、より幸せを感じる様になった。
生きて、退院出来た事は、私には、まだ残された『使命』があるのだ。果たして、その『使命』とは、何か。
過去から、与えられ、今、この時に、この場所で、と、模索し始めもした。
命ある限り、生まれ変わったつもりで、リセットしなければならないと、痛感した。










2016年09月24日

束縛の毎日

入院した途端に、安心したのか、腹部の痛みはひどくなり、消化器系統の疾病のため、1日口に出来るのは、氷一個だけである。それ以外は、24時間点滴で、体重はみるみる減っていくのであった。
家族は、もとより、会社の同僚も、見舞いに来てくれた。いつまで、入院しなければならないのか、回復するのか、絶望感漂う毎日であった。何一つ、希望も見出だせず、目の前の厳しい現実に、自己嫌悪も一層ひどくなった。








2016年09月23日

病はストレスから

仕事は、多忙を極めた。毎日の深夜残業と、休日出勤に加えて、出張三昧である。昼も夜も、外食。帰宅してからは、短時間で睡眠を取るために、毎晩の寝酒。しかし、その時には、既に体が蝕まれていたのである。
寝不足以外の自覚症状はなく、年末と年始は、いつも通りの、飲んだり、食べたり、テレビを観て寛ぐのであった。ところが、腹部に痛みが残り、風呂に入っても痛みは、残るのであった。
痛みが残ったまま、会社へ行ったが、余りの痛さに、会社を早退した。家に戻り、痛み止めを服用しても、治まらず、駅前の総合病院へ行った。
待たされた挙句、病名も判らないまま、自宅へ帰してもらえず、結局、二カ月程、内蔵疾患で、地獄の入院生活となってしまった。
これが、私の、生まれて初めての入院となってしまった。










2016年09月22日

病との闘い

ある日、妻が喉に異変を感じ、病院へ行くと甲状腺に腫瘍がある事が判る。命に別状は無く、腫瘍を摘出する事になった。まさか、これが癌化し、他の部位に転移し、命取りになるかもしれない事など、その時は、考えもしなかった。
子供を、妻の実家に預け、およそ一カ月の入院をした。夫婦となる事は、喜びが2倍、悲しみは、半分となるが、病になる事は、同じ苦しみを味わう事になる。その時は、判ったつもりでも、自分が病になった時に、家族にも、同様の苦しみをさせなけらばならない事になる。
健康長寿のための、乗り越えなけらばならない試練である。嬉しい時も、悲しい時も、苦しい時も、苦楽共に味わってこそ、人生の醍醐味があるのではないだろうか。
妻が退院して、家庭も家族も明るさを、取り戻した。













2016年09月21日

嬉しさ2倍、悲しみ半分

『和解』をしてから、やっと、一般世間並みの『おしどり夫婦』となった。周囲の人たちも、見守ってくれている様に、幸せの日々であった。私は、相変わらず、仕事が多忙であったが、妻は、勤務していた会社を、退職し『専業主婦』となった。
いつも、私の帰りを、待ちわびており、私が帰ると、大変に喜んでくれた。
夫婦関係が円満になって、嬉しさ2倍、悲しみ半分となる事だと、痛感した。
やっと子供も、授かり、子供の誕生を、二人で待ち望む日々である。複雑な、家庭環境で育った私にとって、決して、子供のためにも、戸籍を汚してはなるものかと、決意した。





2016年09月20日

両者の言い分

名前だけの夫婦の、お互いの言い分を聞いた。先ず、私が『どうして、毎日、毎晩、仕事帰りに、遊んで帰って来るの。お酒も飲まないのに』と、尋ねた。妻は、『だって、家に帰って来ても、貴方は帰りが遅いし、一人だと、寂しいもの』と、答えた。私は、何と下らない邪推をして、小さな事にも気付けずに来てしまった事を、猛省した。
『あっ、そうなんだ。ご免、ご免。とにかく、仕事が忙しくて、代替え要員も居ないし、会社に、人員補充のお願いをしているんだけど、中途採用は、出来ないと言われているし』と、私は、事実をありのまままま、伝えた。
『余り、無理しないでね。一緒に居る時間が、もっと増えればいいのに』と、妻は語った。
ほどなく、『和解』し、私の仮面は、剥がれてしまった。











2016年09月19日

仮面を剥がさなければ

さすがに、夫婦なのに他人の様な生活は、うんざりである。何をしたら、改善するのか模索するのも、嫌気が差してきた。善と悪の二面性は、誰しもあるが、悪に善が勝てば良いのである。
理屈では、分かるが具体的に何をすれば良いのやら。私が、妻の前で機嫌を取っているのは、偽りの善である。お互いの、言い分を聞いて、お互いの本心を知らない事には、前に進まないと思った。



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