ランクル70購入記

最近子供が車を運転したがるので、望みをかなえるためにちょっとお出かけ。メガウェブに行ってみたら、思いがけない出会いが。
暇さえあればランクル７０の写真を見たり、ブログを書いたり、実物を弄ったり、すっかり車好きのような日々を送る親父の影響か、最近子供たちが「車を運転したい！」とうるさい。

遊園地のゴーカートがいいのだろうけれど、どうも足が向かない。

どうしたものかと思っていたとき、メガウェブのＨＰを見ていると、Ｒｉｄｅ　Ｓｔｕｄｉｏという子供も本格的な車の運転が体験できる施設があるらしいことを知る。

メガウェブなら、お台場でもちょっと外れのほうだし、マイナー施設っぽいので、そんなに混んでないのではないか、ということで、週末の家族サービスネタに決定。

お台場までは来るまで１時間ほど。

このところ、燃費改善熱が高まっているので、首都高に入っても時速８０ｋｍで左車線を巡行。こうして走ってみると、いつも自分がどれだけせわしく走っているかに気付く。

せわしく走っても節約できる時間はごくわずか、こうして気分を落ち着けて、安全に走る方が全然いいなぁ、なんてニワカ本格派気取りで走っていると、湾岸線の磯子あたりの入口で自分のすぐ後ろにベージュのバンが合流。

なんとなんと、このレアな車が偶然に合流一発で２台並ぶとは、まさにミラクル。

何か得したような気持ちで、余裕の８０ｋｍ巡行ぶっていると、その７０も付かず離れずずっと後ろを走っている。うーん、なんか気持ちいい。

このままお台場辺りまでいくんだろうか、なんて思っていると、別れは意外にもすぐやってきて、先方は横浜方面の分岐車線に入っていった。

あぁ、ここまでかぁ、とバックミラーを眺めていると、アラ？パシパシっとパッシング２発。

おぉ、パッシングしてくれたのもすごいけど、鈍感度のかなり高い自分がそれに気づいた！

これは、ということですかさずハザード２発（ちなみに、この道路、同じ首都高でも他に例を見ないほど空いてる道です）。

うーん、感動。初挨拶に感動。

ただ同じ車というだけなのに、短い時間を共有したことを確認しあうようにご挨拶。いいんじゃないか。うん。

ベージュ７６さん、もしブログを見てくださってる方でしたら、ありがとうございました。お近くのようですし、またよろしくお願いします。


というような初体験を経て、お台場に到着したのが１１時前。

久々のメガウェブだ。

インドアライドワンという就学児以上のものと、プチライドワンという未就学児向けのものがあるらしく、子供たちはもうワクワクウキウキ。

自分としては、特に７０に関するものがあるとお思わないので、ローテンションでメガウェブに入ったのだけれど、入ったとたん、死んだ魚の目に光が宿った。

入口入って一番目立つ所に佇む泥んこのランクル７０バン。シュノーケル装着。

おおおおー、カッコイイ！

ボンネットに穴が開いているので、ターボかな、と思ったら、やはりディーゼルターボ。それが４．５Ｌのディーゼルターボらしい。
先日試乗したディーゼルプラドが２．８Ｌだったかのターボだから、その違いたるやスゴイんだろうなぁ・・・

ディーゼルプラドの時には、小排気量ターボはイマイチ、という話だったのだけれど、こういう高排気量ディーゼルターボならどうなんだろ、凄いことになってるんだろうか。
ターボは壊れるからだめって話もあったけど、壊れてもターボがなくなるだけ（全部ダメになるの？そんなことも分からないんだけど）で、それでも４．５Ｌだから素晴らしいってことになるんだろうか？一度でいいから乗ってみたいなぁ。

施設オープンの１１時まであと数分。スタッフのお姉さんたちは展示車両をせっせとピカピカに磨き上げているのだけれど、７０の近くには誰もいない。

そりゃそうだ、だってドロドロが売りなんだもの。逆に磨いちゃダメな車なんて、他にあるか？

渋い、そんな７０が渋い。

それをこの一番目立つ所に鎮座させているトヨタも、いいよ、いいよ。好きなんだねランクル７０が。

そして、テンションの上がったオジサンは目的地をめの前に焦る子供たちを待たせて写真撮影。すまん、でも大好きなんだよ。

でもこの泥、さすがにオーストラリアから付いたままってことはないんだろうから、この辺りで塗りたくったのかな？なんて最後の最後、つまらないことを考える自分には幻滅だ。

そうして、朝から２つも嬉しい出会いがあったので、気持ちよくＲｉｄｅ　Ｓｔｕｄｉｏへ向かう。

まずはプチライドワン、こちらは予約制なので、受け付けて名前を書いて待つ。
今日は空いていたのかどうか分からないが、２０〜３０分待つと乗ることができたので、うちのチビは３回運転（無料）。一方通行、信号での停止ありと未就学児向けにしてはちょっと本格的なのが面白い。さすが自動車メーカーの施設だ。

家に電動のプリウスがあって、それでトレーニングを積んでいるせいか、３歳なりたてなのにかなりの腕前。コーナリングでバイクのハングオンよろしく体を曲げる姿は衝撃的。どこで覚えたんだろ・・・

そして、上の子はインドアライドワン。

こちらは初回は初心者講習（３００円）で免許取得という本格的な仕組み。そして免許取得後、一回、コースを運転（２００円）。


これはなんといっても車が大きい。普通の遊園地のゴーカートなんかではまずないサイズ。しかも、ピカピカの綺麗な電気自動車。それでありながらこの料金。遊園地じゃありえないと思う。

こんな感じで、子供の運転する後部座席に座れる車まで用意されている。


子供にとってはかなり面白い経験となったようだ。
メガウェブには他にももっと本格的なものがあるようだし、さすがトヨタ。

そして、帰ろうとして外に出てみると、爆音。何の音かと思ってみてみると、Ｆ１カーのような形のレーシングカーが疾風の如く走り抜ける姿。

何だろうかと、２階のデッキ通路から下のコースを覗くと、フォーミュラトヨタタンデムカー同乗会というイベントがやっていて、フォーミュラカーの後部座席に素人が乗せてもらって加速とかを体験するイベントをやっている様子。これまたたった３００円らしい。驚きのコスパ。

その車が走りだすと、猛烈な爆音を伴ってあっという間にもの凄いスピードになって走り去っていって、また戻ってきて・・・


その音とスピードに唖然。以前はよくテレビでＦ１中継を見て、周回遅れの車を遅いなぁなんて思っていたけれど、きっとあれだってこれの比じゃないスピードなんだろうなぁ、なんて思いながらしばらく見入ってしまった。

いやいや、とにかく家族サービスのつもりが、思いのほか自分も楽しんでしまったメガウェブ訪問となった。