2013年03月18日
正しいダイエットで痩せる
今回は停滞期について話したいと思います。
体重を計り記録して右肩下がりの体重グラフを見ることが楽しくなり、ダイエットが回り始めると、あるラインまでは体重はびっくりするほど簡単に落ちていきます。しかしあるラインから、どんなにがんばっても体重が減らない時期がきます。これが停滞期です。
停滞期がなければ、ダイエットはそれは楽しいものになります。努力が完全に報われ、達成感のままにダイエットを継続していけばかなりの確率で成功していくでしょう。逆に言えば停滞期対策をしっかりしないとダイエットの成功率はぐっと下がるということです。
そして停滞期は、主に「ホメオスタシス効果」によって引き起こされます。
ホメオスタシス効果とは
ホメオスタシス効果が働く理由
ホメオスタシス効果とは、簡単に言うと「体の危機管理システム」です。人間の体は取り巻く環境が変わっても、体温維持、血糖値の調節、浸透圧の調節 など、生きていく上で重要な機能を常に正常に保つ働きを持ち、 その働きをホメオスタシスといいます。
遭難者が僅かな食料で何日間も生き抜き奇跡の生還を果たすのもホメオスタシスによる身体の危機管理システムが働いた成果と言え、ダイエット、特に極端な食事制限でダイエットをしている人は、遭難者と同じ環境になっているといえます。
1ヶ月で体重の5%以上体重が減ると、最大限に働き始めるといわれています。(意外と簡単に効果発動するもんですね)ということは、ダイエットにおいて1ヶ月の体重の減少を体重の5%以内に抑えることが最大の停滞期対策になるということです。
ホメオスタシスによる現象
食べ物から得られるエネルギーの吸収率を上昇させる
普段は食事の100%全てがエネルギーとして吸収されていません。 脂肪細胞に蓄えきれなくなった余分な栄養はそのまま体外に排出されるんです。 しかし、体が栄養不足と感じると、これまで余分であった栄養までを吸収することによって少ない栄養を効率的に利用できるようにします。 ということは、空腹を我慢してせつない思いをしたり、イライラするのに、体内に吸収されるカロリーは、以前と全く同じということもありえるので空腹損になってしまうということです。
体が消費するエネルギーを減少させる
吸収する栄養が不足した場合、体内で消費されるエネルギーを節約し 普段と同じ活動ができるようにします。このときにものすごい運動をしたとしても、消費されるカロリーは以前と全く同じということもありえるので、ダイエットにおいては恐ろしいことに全くの損かもしれないのです。運動損になってしまいます。
停滞期に陥ったときの対処法
停滞期が起こる理由を正確に理解する
体の危機管理システムたる、ホメオスタシス効果が発動したら、いくら食事を減らそうとも、運動量を増やそうとも、摂取カロリーと消費カロリーは天秤のごとくバランスを取り、その結果体重も、ぴったり張り付いたように変化しない(停滞)ようになります。
1ヶ月ほどの消費カロリーと摂取カロリーの状態が続くと、体が危機管理体制を解除するのです。いわゆる「遭難したと思ってたらダイエットだったのね。命に別状はないのね」と体のほうが、理解してくれるのです。
体のほうが理解してくれたら、ホメオスタシス効果は解除され停滞期は終わり、また次の停滞期まで順調に体重が減っていきます。停滞期があるということは、消費カロリーがかなり摂取カロリーより少なくなってきたことから始まりますので、「停滞期があるというのはダイエットが順調な証拠」ともいえます。
1ヶ月ほどすれば停滞期は終わるので、停滞期の対処法としては、現在自分の体におきていることを、正確に理解しパニックになったり諦めムードにならず現在行っているダイエットを継続していくことです。停滞期になるのはダイエットが順調な証拠なのですから。
停滞期のその他の対処法。
体重の減少計画を調整する。
ホメオスタシス効果をできるだけ和らげるために、1ヶ月の体重減を5%以内に抑えることが有効です。そして、ホメオスタシスが解除される1ヶ月というスパンを利用して、ホメオスタシスが発動していない最初の月は体重の5%以内で体重を減らして、ホメオスタシスが発動している、次の月は体重を減らさず現状維持を心がける。そしてホメオスタシスが終わった次に月はまた体重の5%を落とす。そうすることにより、ホメオスタシス効果を最大限に和らげることができます。
脂肪にならない栄養素の補給。
ホメオスタシスは、体が栄養不足を感じて発動するので、脂肪に変化しない微量栄養素(ビタミンやミネラル)を十分摂取することで体の栄養不足と感じるセンサーを可能なかぎり鈍感にします。一人暮らし等で食事内容を調整するのが難しい人は「サプリメント」がお勧めです。
停滞期にダイエットを諦めるとリバウンドする。
せっかくうまくいっているダイエットを、停滞期で「もう努力しても体重減らないからやめた」となるのは、非常にもったいないです。必ず停滞期は終わります。そして体重が順調に落ちていく日は必ずきます。
1回目の停滞期を乗り越えると、ダイエットはうそのように楽になります。それは停滞期というものが必ず終わるものだということを実体験できるからです。一度経験をすると2回目以降の停滞期に落ち着いて対処できるようになりますから。
そして、停滞期中にダイエットを中止すると、ダイエット失敗だけでない恐ろしいことがおきます。それがリバウンドです。ダイエットを始めたときよりも体重が増えるばかりでなく、痩せにくい体になってしまうのです。
続きは次回書きたいと思います。
http://diethouhou1.seesaa.net/
体重を計り記録して右肩下がりの体重グラフを見ることが楽しくなり、ダイエットが回り始めると、あるラインまでは体重はびっくりするほど簡単に落ちていきます。しかしあるラインから、どんなにがんばっても体重が減らない時期がきます。これが停滞期です。
停滞期がなければ、ダイエットはそれは楽しいものになります。努力が完全に報われ、達成感のままにダイエットを継続していけばかなりの確率で成功していくでしょう。逆に言えば停滞期対策をしっかりしないとダイエットの成功率はぐっと下がるということです。
そして停滞期は、主に「ホメオスタシス効果」によって引き起こされます。
ホメオスタシス効果とは
ホメオスタシス効果が働く理由
ホメオスタシス効果とは、簡単に言うと「体の危機管理システム」です。人間の体は取り巻く環境が変わっても、体温維持、血糖値の調節、浸透圧の調節 など、生きていく上で重要な機能を常に正常に保つ働きを持ち、 その働きをホメオスタシスといいます。
遭難者が僅かな食料で何日間も生き抜き奇跡の生還を果たすのもホメオスタシスによる身体の危機管理システムが働いた成果と言え、ダイエット、特に極端な食事制限でダイエットをしている人は、遭難者と同じ環境になっているといえます。
1ヶ月で体重の5%以上体重が減ると、最大限に働き始めるといわれています。(意外と簡単に効果発動するもんですね)ということは、ダイエットにおいて1ヶ月の体重の減少を体重の5%以内に抑えることが最大の停滞期対策になるということです。
ホメオスタシスによる現象
食べ物から得られるエネルギーの吸収率を上昇させる
普段は食事の100%全てがエネルギーとして吸収されていません。 脂肪細胞に蓄えきれなくなった余分な栄養はそのまま体外に排出されるんです。 しかし、体が栄養不足と感じると、これまで余分であった栄養までを吸収することによって少ない栄養を効率的に利用できるようにします。 ということは、空腹を我慢してせつない思いをしたり、イライラするのに、体内に吸収されるカロリーは、以前と全く同じということもありえるので空腹損になってしまうということです。
体が消費するエネルギーを減少させる
吸収する栄養が不足した場合、体内で消費されるエネルギーを節約し 普段と同じ活動ができるようにします。このときにものすごい運動をしたとしても、消費されるカロリーは以前と全く同じということもありえるので、ダイエットにおいては恐ろしいことに全くの損かもしれないのです。運動損になってしまいます。
停滞期に陥ったときの対処法
停滞期が起こる理由を正確に理解する
体の危機管理システムたる、ホメオスタシス効果が発動したら、いくら食事を減らそうとも、運動量を増やそうとも、摂取カロリーと消費カロリーは天秤のごとくバランスを取り、その結果体重も、ぴったり張り付いたように変化しない(停滞)ようになります。
1ヶ月ほどの消費カロリーと摂取カロリーの状態が続くと、体が危機管理体制を解除するのです。いわゆる「遭難したと思ってたらダイエットだったのね。命に別状はないのね」と体のほうが、理解してくれるのです。
体のほうが理解してくれたら、ホメオスタシス効果は解除され停滞期は終わり、また次の停滞期まで順調に体重が減っていきます。停滞期があるということは、消費カロリーがかなり摂取カロリーより少なくなってきたことから始まりますので、「停滞期があるというのはダイエットが順調な証拠」ともいえます。
1ヶ月ほどすれば停滞期は終わるので、停滞期の対処法としては、現在自分の体におきていることを、正確に理解しパニックになったり諦めムードにならず現在行っているダイエットを継続していくことです。停滞期になるのはダイエットが順調な証拠なのですから。
停滞期のその他の対処法。
体重の減少計画を調整する。
ホメオスタシス効果をできるだけ和らげるために、1ヶ月の体重減を5%以内に抑えることが有効です。そして、ホメオスタシスが解除される1ヶ月というスパンを利用して、ホメオスタシスが発動していない最初の月は体重の5%以内で体重を減らして、ホメオスタシスが発動している、次の月は体重を減らさず現状維持を心がける。そしてホメオスタシスが終わった次に月はまた体重の5%を落とす。そうすることにより、ホメオスタシス効果を最大限に和らげることができます。
脂肪にならない栄養素の補給。
ホメオスタシスは、体が栄養不足を感じて発動するので、脂肪に変化しない微量栄養素(ビタミンやミネラル)を十分摂取することで体の栄養不足と感じるセンサーを可能なかぎり鈍感にします。一人暮らし等で食事内容を調整するのが難しい人は「サプリメント」がお勧めです。
停滞期にダイエットを諦めるとリバウンドする。
せっかくうまくいっているダイエットを、停滞期で「もう努力しても体重減らないからやめた」となるのは、非常にもったいないです。必ず停滞期は終わります。そして体重が順調に落ちていく日は必ずきます。
1回目の停滞期を乗り越えると、ダイエットはうそのように楽になります。それは停滞期というものが必ず終わるものだということを実体験できるからです。一度経験をすると2回目以降の停滞期に落ち着いて対処できるようになりますから。
そして、停滞期中にダイエットを中止すると、ダイエット失敗だけでない恐ろしいことがおきます。それがリバウンドです。ダイエットを始めたときよりも体重が増えるばかりでなく、痩せにくい体になってしまうのです。
続きは次回書きたいと思います。
http://diethouhou1.seesaa.net/