新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2014年08月07日
吹奏楽コンク−ル
吹奏楽コンク−ル
大阪に大阪府立淀川工科高等学校と言う学校があります。
ご存じの方も多いと思いますが、この学校は全日本吹奏楽コンク−ルで毎年金賞を取る強豪校として有名です。
先日TVで同校の吹奏楽部のドキュメントを放送していたのを偶然見ました。
その中でとても驚いたことがあります。
それは
吹奏楽部の部員の約半分は全く、中学までに音楽の経験がない
と言うことです。
番組の中で今年、入学した1年生のインタビュ−がありました。
その男子生徒はトランペットを吹いていましたが、生まれてから淀川工科に入学するまで音楽の経験がなく、トランペットを触るのも初めてだったとの事。
もちろん楽譜も読めずに入部し、4ヶ月経過した現在でも楽譜・音符は暗号です! と語っていました。
吹奏楽は木・金管楽器をメインに打楽器なども加えた数十人で構成され、自分のパ−トや他楽器との調和がとても大切です。
それゆえ、楽譜を読むことすらままならない初心者には敷居が高いクラブであり、楽譜の読み方等の音楽のイロハから学んで、初めて触る楽器で演奏するとなると卒業までに間に合うかどうかも微妙です。
このような未経験者が大半を占める吹奏楽部で、何故、毎年金賞を獲得することが出来るのでしょう?
番組ではその答えを顧問の先生にある。と結論付けていました。
この顧問の先生は音楽の先生ではありません。
工科高校と言うこともあり同校では音楽の授業はありません。
番組の中のインタビュ−で「なぜ、初心者ばかりのメンバ−で金賞を連続して取れるのか」との質問に対してこの顧問の先生はこのように語っていました。
それは
「教えようとしないことです。教えたのでは子供たちは伸びません」
「私のやる事は子供たちをやる気にさせる事です」
「そして、そのやる気のスイッチに火をつける事です。」
「そうすれば、子供たちは間違いなく伸びます」
と。
なるほどなぁ!と納得させられました。
これは過去記事にも書いたコ−チングにも通じるものがあり、勉強嫌いの子供たちに大いに活用できるノウハウではないでしょうか。
人気ブログランキングへ
posted by marserTeacher at 10:47| 吹奏楽コンク−ル