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「桂馬の幻想」 坂口安吾 (03/31)
copy2021Wathe
「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (02/22)
copy2021Wathe
「100の地点でわかる地政学」 オリヴィエ・ダヴィド他 (02/19)
BagssjpPailm
「100の地点でわかる地政学」 オリヴィエ・ダヴィド他 (02/18)
BagssjpPailm
「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (02/16)
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「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (12/23)
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「日本の地下経済−脱税・賄賂・売春・麻薬」 (12/22)
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「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (12/20)
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「桂馬の幻想」 坂口安吾 (12/12)
・ケゥ`・ムゥ`・ウ・ヤゥ` リ抜シ ・ラ・鬣タ
「戦いの原則−人間関係学から組織運営の妙まで」 大橋武夫 (12/06)
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2014年01月05日
「知の武装‐救国のインテリジェンス」 手嶋龍一・佐藤優
 元NHKワシントン支局長・手嶋龍一と元外務省主任分析官・佐藤優の著書はどれも分析の広さと深さにおいて他の論客の追随を許さない。かれらの論評を読んだ後では、新聞の批評を読む気が失せるほどだ。それほどに彼らの著作には中毒性があふれている。専門バカではなく、ゼネラリストな知識人を志向するものにとって、著作・著作家の中毒は避けねばならないものであるが、ともかく彼らの発言には危険な魅力がある。

 彼らの共著は本作で3冊目である。1冊目「インテリジェンス‐武器なき戦争」の頃はインテリジェンスについての解説にもだいぶ稿が割かれていたが、3冊目ともなるとある程度の予備知識が読者にはある前提で容赦ない論評が怒涛のごとく続く。

 テーマは今話題の東京オリンピックからTPP、スノーデン事件、尖閣諸島問題などがメインである。特定機密保護法案については自明の理なのか触れられてすらいない。

 読書の際、少しでも気になる箇所には付箋を貼って読む習慣があるが、この本がここ最近では最も多かった。オリンピックのもつ国際政治への影響力について国連となぞらえてみたり、スノーデンらアナキズムを心に抱える技術者を雇う情報機関の苦悶やメディアでは議題に上らないTPPの戦略的意義と、油断して読むことのできないほどの議論が続く。

 特に、飯島勲内閣官房参与の訪朝写真を題材に、各国の情報屋たちがどの様に分析して見せるのか実演するくだりは圧巻である。

 間違いなく、現在巷に出回っている中で最高レベルの政情分析の書であり、10年後も2013年暮れの政情分析の傑作断片標本として「古典」的価値を持つに値する書である。






2014年01月03日
「インテリジェンスの賢者たち」 手嶋龍一
 インテリジェンス作家として活躍する手嶋龍一の、インテリジェンスをテーマとしたエッセイ集である。オックスフォード、アルザス、ワシントンDC、ボン…それぞれの舞台を異とする30篇近くの物語が繰り広げられる。

 内容はル・カレとアデナウアーの逸話や手嶋がNHK時代に経験したパワーゲームの現場での体験談といったインテリジェンスそのものといった話から、イタリアのジゴロの話や競走馬の話などインテリジェンスとあまり関わりがない話まで多岐にわたる。

 文章が巧みである為、情景がありありと広がるものばかりだ。ある程度の歴史や政治の基礎知識は必要だが、短編な分、難解さは少ない。

 読後に驚くのは、筆者自身の体験談の豊富さ、重厚さである。筆者がかつての職にあったころ、世界のキーパーソンと対等に渡り合い、かつキーパーソンの一人でもあったことがうかがえる。

 商社マンや官僚、政治家以外の形で国際進出した日本人の1典型を見て取れるばかりでなく、欧米社会におけるエリートの空気にも触れることができる1冊だ。






2014年01月03日
「国家情報戦略」 佐藤優 コウ・ヨンチョル
 2007年発行と少し前の本である。政治分析の新書は如何にも「新書」らしく、賞味期限が決まっているものだが、良い「新書」のエッセンスはその時勢の断片標本として立派に数年後も機能しうる。

 上にはこう書いたが、本書では時勢分析よりは、インテリジェンス論がもっぱらであるため内容はある意味不変的なものだ。佐藤優と、同じく組織内の抗争で転落したコウ・ヨンチョル(元韓国国防省対外情報部)が韓国・北朝鮮・日本を中心としたインテリジェンス事情を語る。佐藤の対談本は多くあるが実際にインテリジェンスオフィサーとして活動した人物との対談はこの本ぐらいだ。

 舞台や題材は日本近辺に絞られるものの、初心者にもインテリジェンスがどういったものであるか概観がわかる作りとなっている。ヒュミントやシギント、NSAといった用語がある程度身についている人にとっても、韓国情報機関の人事についてや北朝鮮の謀略工作の実態、戦前の中野学校と北朝鮮特務機関の比較といった項目は読みごたえがあるだろう。

 中野学校の謀略について、「中野学校の教えの基本は、本当の意味での『謀略』以外の方法でやってはダメということです。女で脅したり、金で買収するようなやり方では、本当の謀略はできないと。謀略は真剣勝負なのだからこそ、『謀略は誠なり』でないと通用しないということです。」と佐藤は言う。中野学校からゾルゲ事件に至るまでの日本の情報活動に関する箇所はこの本独自の表現・考察もあり興味深い。

 書中、コウは瀬島龍三の「私がベトナム戦争発生をいち早く予測できたのは、特別な情報源からではない。その情報の出所は、大部分、国内外の新聞記事だ。一つの目的意識を持って新聞記事を読むと、高い水準の情報判断が生まれる」という発言を紹介するのだが、この発言のほかにも日本近隣のインテリジェンスで活躍した人物の事例が次々に出てくる。具体的事例をつなげていくアプローチのほうが、政治や歴史といったストーリー性が重要となる事物の認識・理解には良い。

 巷では特定機密保護法が騒がれているが、インテリジェンス的な面から(むしろそれが本題なのだが)の議論は驚くほど少ない。佐藤優の2007年時点でのスパイ防止法への考察も載っており、インテリジェンスの概観に触れるための本としては格好の一冊である。

インテリジェンス 北朝鮮






 

 


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