2018年10月07日

依存と自立〜これからのソーシャルレンディングの歩み方〜

◇face to face community 〜顔の見える繋がり〜
ギリシャに都市国家と呼ばれるポリスが成立する以前は、人々は国家よりも協力し合う集団を形成して暮らしを営んでいた。村落を中心に血縁関係で結ばれていた共同体(community)では、人々はお互いに毎日顔を合わせる関係を築くところに特徴がある。そのため人々の付き合いは相互に互恵的な関係であった。

日本でもかつては「村八分」という風習があった。今でも地方の村落ではあるだろう。顔見知り同士の一方がルールに従わない場合には、コミュニティぐるみで罰を与えることにより、限られた社会の秩序維持に努めていた。しかしコミュニティが他のコミュニティを取り込んで肥大化するにつれ、お互いの顔が見ずらくなってくると、今までの村八分などによる方法だけでは、社会秩序の維持は困難になってきた。それは面が割れていないコミュニティへと逃避する者を取り締まる方法の限界でもあった。


◇mask economy 〜顔の見えない繋がり〜
一般的にこれまでの上場企業ではない企業が融資を受ける際に、担保を提供して金融機関から融資を引くことで事業資金を確保していた。しかし21世紀になってITの普及によりそれまで培ってきた融資にも変革の芽が生まれた。借り手と貸し手をインターネットで仲介することにより融資を実行するソーシャルレンディングの登場である。創業間もない企業や小規模な企業などにとっては、従来の金融機関を通さずにインターネットで迅速に資金を得ることができる仕組みについては魅力的に映った。

21世紀の新しい形態である融資ではあったが、現行の法制下ではあくまで「貸付」という位置づけであり、情報公開が進むグローバル化の流れとは逆行して、融資先の企業情報を匿名化する取り組みが金融庁により推奨されてきた。借り手を保護するという理想を追い求めるあまり、後に募集時とは異なった資金の不正流用や担保の虚偽記載などをする企業が頻繁し個人投資家に多くの損害を被らせる結果が生じた。個人投資家の痛みの上にしか成り立たない「理想」とは一体何だったのか。本来清濁を含めたその先にこそ守るべきものがある。理想を求めるだけで、ソーシャルレンディング業界を導くことをしなかった当時の金融庁の責任は重いだろう。

今までのソーシャルレンディングでは、不特定多数の者から資金を募り、仲介を通じて、融資先の事業者を匿名化で内包するスキームについて、互いに顔を合わせない取引になるため、何より信頼関係のもとに成り立ってきた。限られた特定のコミュニティでは、反復継続による長期的な取引に基づいて、相互監視が自然発生的に機能していた面がある。しかし、情報開示が制限される中において、お互いに顔が見えない繋がりで取引する際の拠り所となる規範が必要となってきた。それはface to face community(人見知り共同体)からmask economy(仮面経済)へと社会が進化する際に成就するものと同一であろう。村八分から現代社会の社会的規範になり得るモノ、それは「法律」である。

顔が見えない取引とは、言い換えれば、顔で差別しない取引ともいえる。当初ソーシャルレンディングが目指していた世界は、企業の創業年数、業種、経歴(決算内容)などによる差別ではなく、これからの事業活動による収益性に着眼して融資をするという、銀行ではできない21世紀に相応しい取り組みの実現を望んでいたが、昨今の「みんなのクレジット」「ラッキーバンク」「マネオ及びグリーンインフラレンディング」等による事業活動によりソーシャルレンディング業界事態が存続の岐路に立たされている。


◇依存と自立
従来の金融機関が企業に融資をする取り組みが公的なものであるとすれば、ソーシャルレンディングは私的な場、言うなれば自由市場と言い換えていい。金融機関がどんなに素晴らしい融資を提供していても、一定割合で金融機関の融資基準に合わない企業は生じるだろう。ソーシャルレンディングはそうした企業の受け皿を創り出している。従前の金融機関ですべて受け入れができるのであれば理想だが現実はそうはいかない。

大小の差はあれ金融機関の融資基準は一定の条件の基に成り立っている。そのため融資が受けられる受けられないの差はでにくい。その一方で、ソーシャルレンディングの良さはその自由市場性にある。出資者側のリスク許容度や仲介業者側の裁量により多くの選択肢が提供できる。借り手が嫌ならすぐに辞められる。企業自身の条件に合う場所に移ることが「選択」できる幅がソーシャルレンディングにはある。

個人的な考えではあるが、貸し手である個人投資家の一人として、日本全体を今まで以上によくしようとか、これまでの金融機関の取り組みに風穴をあけようとかは考えていません。面白い企業や可能性を感じる企業に投資をするのが好きで、人より多少資金を持っており、それで目の前にいる企業の役に立つ。すべての企業に対して役立つかはわからないけれど、それでも少し位は役に立つという姿勢で投資をしています。

貸し手である個人投資家も、特定のソーシャルレンディング業者に依存するよりは、もう少し依存先を増やすことができればリスクが逓減できる。一つのものに重くのしかかる必要がなくなり自立にも繋がる。ソーシャルレンディング業界の本質は、幅広い依存先、言い換えれば幅広い選択肢の中から自分に合った投資先を選ぶことであり、そこに借り手と貸し手の双方の接点が一つでも見つけられる位のスタンスが今の時代には合っているのではと、ふまんだらけは考えています。


利回りは5%前後が多くリターンが控えめではありますが、「安全性」を重視するのであれば、おススメなソーシャルレンディング業者です。私ふまんだらけも投資しています。下記にアフィリエイト広告を添付しておきますので、ご興味のある方は宜しくお願いします。





なお、上記記載は私ふまんだらけの妄想です。正確性を担保しているものではありませんので、投資判断は各自自己責任でお願いします('◇')ゞ

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中野の「まんだらけ」によく出没。ソーシャルレンディングで2300万円分運用。その他に株式投資、NISA、iDeCoをメインに運用中。 趣味は、草むしり、食べ歩き、アニメ(fateシリーズ、物語シリーズ)、読書です( `・ω・´)ノ
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