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2018年07月14日

かぐや姫 / 慾鴉のパラディン

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はじめに、神はその荒涼とした地に、恵みをもたらした。それは光を閉じ込めた石であり、磨かねば形にならぬものであった。

神は閉じ込めた光を見て、良しとされた。人々はそれを神の依代とし、石を集め、大切に崇め奉った。それは後に宝石と呼ばれるようになった。

やがて神は天に還り、人々は地に残された。神の依代である石は、時の流れと共にいつしか富の象徴となった。人々はより必死に石を集め、奪い合い、やがて争うようになった。

荒れた地が赤く染まるほど血は流れ、人々は消え、宝石だけが残った。その光景を眺め、神は言われた。「醜い欲望ほど、甘美なものはなし」神の黒い翼と嘴が、嘲笑うように揺れた。
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