ラノベぐらし！

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2巻の感想・紹介
『あんたのことも、エロゲーと同じくらい好き!!　ウソじゃないっ！』

俺の妹がこんなに可愛いわけがない ２巻　/　伏見 つかさ

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京介の妹の桐乃は、金髪で成績優秀な今風の中学生。しかし兄のことを見下しています。さらに前の巻ではエロゲー趣味が発覚し、兄である京介は妹に散々振り回されることになりました。

前回、京介のおかげでオタク女子の友達(黒猫、沙織)ができましたが、桐乃はまだまだ京介にオタク趣味のことでつっかかってきます。
(この2巻も妹に無理やり『やれ』と脅されて京介が妹物のエロゲーをプレイしているところから始まります)

京介、桐乃、黒猫、沙織の4人でオタク界の夏の祭典、夏コミへ向かいます！
オタク達とは全く無縁だった京介が、妹たちによってどんどん引きずり込まれていきます……。

＜５段階評価＞
おすすめ度　　　　★★★★
ハーレム度　　　　★★★(?)
戦闘・バトルの量：★(日常系)
ラブコメ量：　　　★★★(?)
読みやすさ：　　　★★★★

＜感想＞
この作品はキャラのセリフや心情描写が分かりやすくて良いんですが、私は京介の妹への態度だけがどうしても理解できません！
どうしてこんな妹の相談にのるのか、どうしてこんな妹のためにここまで尽くすのか。『妹のことが実は好きだった』とかなら分かりますが、桐乃は『嫌い』と文章中でハッキリ言っています。
京介は妹よりも真奈美にもっとかまってあげて欲しい！眼鏡女子が好きなんでしょう！(心の叫び)

桐乃を通じて京介の友達になった黒猫と沙織は面白い組み合わせです。兄妹共通の友達というのは不思議な関係。4人そろうと賑やかで微笑ましくていい組み合わせです。
そしてオタクと言っても全然好きな作品も趣向も違います！桐乃、黒猫、沙織と全く異なる文化の持ち主たちが集まって、意見が噛み合わない様子はとても面白いと思いました。

この『おれいも』は今のところ、ラブコメには分類されないと思います。恋愛要素が無いです。(たぶん)　黒猫や沙織もヒロインというには関係が遠く、京介は妹が嫌い、妹の同級生のあやせにも警戒されている上にあまり会わない。
唯一いい関係なのが京介の幼馴染の真奈美で、すごくいい子です。私はこの子を応援してあげたいです。
でもこの後女性キャラたちと京介の関係が深まって『ハーレム系ラブコメ』になってしまいそうな気がします……。
真奈美がんばって！

(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』2巻の感想・評価)