十香:「きなコミュニケーションをここに提唱する!」
デート・ア・ライブ アンコール 10巻 / 橘 公司
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<あらすじ>
『デート・ア・ライブ』本編の最終巻(22巻)が終わった後の短編集です!ちなみにこれが最後ではなく、『アンコール11』も出る予定だそうです。
十香がいなくなり、復活した後のお話も収録されています。
以下、各短編のあらすじ。
<狂三フレンド>
狂三と、死んだはずの親友・紗和さんの学園生活のお話。狂三の分身体たちが学園で勝手に『猫科研究会』を設立!紗和さんが4人の狂三の分身体たちと出会ってしまいます。
「五等分の時崎とはわたくしたちのことですわ」
<十香プレジデント>
十香が製菓会社の社長になるお話。
十香が空前のきなこブームを巻き起こします!
<真那アゲイン>
崇宮真那の兄だった崇宮真士は、真那の親友の遥子・そして先輩だった竜雄の夫婦に、『士道』と名前を変えて養子として引き取られました。(複雑な状況)
そして遥子・竜雄と違い、真那は歳をとっていません!
真那は難儀な境遇ですが、さらに士道と琴里の母・遥子の勘違いにより、竜雄の浮気疑惑が浮上!よりややこしい事態になってしまいました。
<精霊キャンピング>
美九が高校の卒業旅行が無かったことで騒ぎだしたため、精霊たちと士道はキャンプ旅行に行きました!
<精霊ワーウルフ>
前の話の続き。
キャンプ二日目は雨でした。みんなで『人狼』をやることになり、クセモノ揃いな精霊たちの心理戦が始まります。
<十香アフター>
十香がこの世界に復活し、高校に戻って来てみたり、精霊たちと宴会をして騒いだりするお話。
十香は『高校を休学』という扱いになっていましたが、彼女は自分の意志で今後の在り方を決めました。
(全体的に『いつの話なのか』の説明が不足していて、何の話なのか、どの事件の後の話なのか分かりづらいところがあるかもしれません)
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★★★(デアラをここまで追って来たなら買うしかない)
ハーレム度 ★★★★★
戦闘・バトルの量:★(微笑ましい日常の短編集)
ラブコメ量: ★★★★
読みやすさ: ★★★★★
<感想>
いくつかの短編集で構成されていますが、それぞれいきなり物語が始まって説明不足!分かりにくいです!
一応この本の背表紙に『幸せな結末を迎えた『その後』の世界』『さあ――再開後の戦争(デート)も語りましょう』と書かれてはいます。 しかし十香復活後の話だと思って読み始めて、狂三の親友の紗和(さわ)さんが生き返っていて私は結構嬉しかったんですが、読み進めてみるとそこは天香空間の中の話でした(悲しかったです。やっぱり紗和さんは生き返らない)
更には十香が会社の社長になるという、いつのことなのか、また本当にあったことなのか全然分からない話が載っていたり……。
短編の最後まで読んでも結局分かりませんでした!十香は本当に社長になったことがあるんでしょうか? ギャグ話だったのかガチ話だったのか分からずとても気になりました。
あとがきに一応の説明はありましたが、未だにちゃんと士道たちの世界で起こった話なのか不明です。(モヤモヤ)
でもこのお話(十香プレジデント)できなこについて語る十香はけっこう好きです(笑)
「聞くところによると、現代人には安らぎと癒しが足りていないらしい。ではそもそも安らぎと癒しとは何か?――そう、きなこだ」
「あの優しい味わい。ホッとする香り……しかも栄養も豊富ときたものだ。大豆イソ……イソ……」
「それの効果により、なんだかこう、身体にいいこともあるらしい。心やすらぎ、身体よろこぶ。殺伐としたこの時代にこそ、きなこの恩恵が必要なのだ! きなこときなこで繋がる絆。きなコミュニケーションをここに提唱する!」
本編ではシリアスな戦いが続いたり、十香が復活した後のことが全然語られてなかったりしたので、この短編を読んでとてもホッとしました。
みんな元気で楽しそう。読んでて嬉しかったです!(アンコール11も楽しみです)
(『デート・ア・ライブ アンコール』10巻の感想・評価)
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