JR九州の豪華寝台列車の
ななつ星が、昨日15日に運行開始しました。
定員は30名だそうですが、初日は28名の乗客を乗せて出発したそうです。
クルーズトレイン「ななつ星in九州」3泊4日コースのDXスイートは2名1室で1名あたり
566,000円!!
お値段も驚き!いろいろ話題にはなっていたけど7両編成で定員30名とは驚き。
豪華です。
一度乗ってみたいです。
寝台列車「北斗星』や「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」とはコンセプトが違います。
この3つも確かに豪華な列車ですが、やはり移動がメインの列車です。
付加価値として移動そのものを楽しむということはあっても、やはり北海道札幌まで移動するのが目的です。
北海道の観光のために乗ります。
「ななつ星」は、移動はもとより正に乗ることそれ自体が目的でしょう。
博多を出発し、また博多に戻ってきます。
ただ、一時的な興味で終わらないよう、JR九州には頑張ってもらいたいです。
さて、一人テンションを上げていましたが、新聞を見てがっくり...
ななつ星は約30億かかっているそうですが、そんな投資をする暇があったら安全対策費に投資しろとのこと...
なんか、比べるものが違うのではないだろうか。
ななつ星の製造にかかった投資は、もちろん収入を増やすための投資だ。
安全対策の投資とは意味合いがまったく違う。
安全投資をしなくても良いという意味ではない。
安全の確保は輸送の使命であり、何より優先するべきであることは言うまでもない。
ただ、その投資を行うためには利益を出さなければいけない。
国鉄の時のように、足りないところには税金を投入してというわけにはいかないのだ。
JR北海道やJR四国、JR九州はまだ自立しておらず、税金がまったく使われていないとはいえないが、しかし、まずは利益を上げないことには安全への投資だってできないのだ。
鉄道会社が国鉄の時の体質から脱却しようと頑張っている時に、周りが国鉄気分ではいけない。
マスコミもJR北海道の不祥事に便乗して鉄道会社を叩くことだけでなく、
そもそも公共交通を民間に任せるそのスキームの矛盾と問題をもう少し考えてもらいたい。