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ババ・オオクワガタ

生き虫業界では「クルビデンスssp.」の名称の方が いまだに通りはいかもしれません。

クルビデンスの亜種として記載されましたが、
当方は初めて見たとき(実は一般的に知られるようになる1年前にF1個体が存在していました)から
かなりクルビデンスとは違和感を感じられましたので独立種扱いとしていました。
公式に発表された記録ではありませんが、
同所でクルビデンスも得られることが確認できていますので、
独立種という見解もあながち間違いではなかったようです。
実物を確認しましたが 村で村人が持っていたものだそうで信ぴょう性は確かなようです。
ちなみに 過去の南ベトナム産クルビデンスは
北の採り子が売っていたものらしく 怪しいかもしれないとの情報も。

大顎が細く 顎先端部の返し部分は発達が弱く 大型個体でも顎の付け根部分に内歯が出るのが特徴的な種類です。
飼育すると栄養過多のためなのか 顎が太くなってしまい 雰囲気が変わってしまいます。
顎先端部をつけると 内歯が頭楯方向に向くのが変わっていて面白い特徴です。
初見時の個体は最近得られるものより さらに下方向に向いていたような気も・・・
その他にクルビデンスと比較すると、
複眼上はやや角張り 複眼下はやや張出し 
前胸側面中央部のえぐれはやや大きいような傾向にありそうですが、
クルビデンスでも同じような特徴の個体も見られるので 確実な区別点とは言い難いです。
いい判断の仕方とは言えないですが 歯型で区別する方が簡単かもしれません。
当方は交尾器は未見ですので どの程度違いがあるのかは不明。
♀はクルビデンスに似ているので 単品での同定は難しいかもしれませんが、
比較すると 上翅の点刻が浅いので判別できます。

分布は南ベトナム〜中部ベトナム・ダナン近郊。
サイズはDynodorcus亜属としてはやや小型で76〜37o。




Dorcus babai Fujita,2010:20,258,figs.761(15-16) [Dorcus cruvidens babai]
[Type Locality] near Dalat Highland,S.Vietnam

野外品 Be Kuwa36号より

♂大〜小・♀
S.Vietnam,Da Lat 飼育品

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tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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