目指せスマホ料金　月2500円

これまでの記事で、当たり前のようにauとIIJmioの比較をしてきましたが、ほとんどの格安SIMは、auの端末では利用できません。

逆に、格安SIMを利用できるスマホは、

　・ドコモのスマホ
　・SIMフリーのスマホ

がほとんどです。
（「mineo」と言う格安SIMは、auのLTE機種で使用できます。）

なぜ、このような事になってしまうかと言うと、ほとんどのMVNOは、「ドコモの通信回線を借りている。」からです。
別の言い方をすれば、「格安SIMを使っても、ドコモのスマホと同じエリアで使用することができる。」と言うことになります。

そんな理由ですので、ソフトバンクのスマホを使用している方や、ａｕでも「mineo」以外のMVNOと契約したいって場合は、ドコモのスマホかSIMフリースマホを手に入れる必要があります。
では、どこで手に入れるか？

(a)ドコモショップなどでスマホの端末のみを購入する。（契約や機種変などはしない）
(b)中古ショップでドコモスマホ等の中古を購入する。（未使用品も販売されていたりします。）
(c)SIMフリー端末を量販店で購入する。
(d)端末と格安SIMのセット販売を購入（契約）する。

などの方法が考えられます。
ところが、(a)の方法では、スマホ本体は売ってもらえないそうです。
某量販店で聞いてみたのですが、「ドコモやａｕなどと契約することを条件に端末を販売しているので、端末本体のみの販売は行っていない。」と言う回答でした。

(b)の方法は「中古」ですから、まぁ、これもなんとなく「正統派」な感じがしません。

では、(c)が「正統派」かと言うと、私はそうだと思いますし、今後、この方法がもっと一般的になってほしいと思っているのですが、あまり多くの機種が出ているわけではなく、利用者側の機種の選択肢が少ないのが現状です。

(d)については、AEONの「イオンスマホ」とかBiglobeの「うれスマ」などが、これに当たります。
MVNOの仕組みや料金を理解して、これらのスマホの料金を見ると、
　・音声通話付き格安SIMの料金
　・端末代金の割賦販売代金（24か月に分割とか）
の合計金額になっていることが分かります。
安いと言えば安いのですが、私の感覚では、
　・端末の選択肢が少ない。
　・端末の性能が低い（場合が多い）
　・端末の性能が良いものは、端末代もそれなりに高い。
と言う印象です。
現状、MVNO等をあまり知らずに「安いから」と言う理由で契約している人たちにとっては、(d)の方が「正統派」（≒多数派）かもしれません。

いずれにしても、「格安SIMを使用できるスマホ」を持っていない場合は、端末を用意しなければなりません。

ちなみに、私自身はと言うと、家族がドコモユーザーで、機種変更した際に古い機種をおさがりでもらいました。
（家族の方は、熟考の結果、MNOとの契約を継続し、機種変更しました。）
そんな方法がとれる人は、とりあえず、家族や親せきに聞いてみるのも良いかもしれません。