2014年10月30日
「楽天モバイル」MVNO(格安SIM)の大本命?
昨日、フュージョンコミュニケーションから、MVNO(格安SIM)の新サービスが発表されました。
サービス名称は、「楽天モバイル」。
楽天グループのMVNO事業の新サービスで、「楽天グループとして携帯電話事業に本格参入」だそうです。
今回の発表に関する記事を参照しましたが、
「価格」、「知名度」、「戦略」
の3点について十分に競争力があり、もしかすると「MVNO(格安SIM)の大本命?」と思えるサービスですので、このブログでもご紹介します。
1.価格(月額、税別)
・ベーシックプラン:1250円
・2.1GBプラン :1600円
・ 4GBプラン :2150円
・ 7GBプラン :2960円
「ベーシックプラン」は、高速通信データ量が無く、通信速度は200kbpsのみとなります。
その他のプランは、プラン名がそのまま高速通信データ量になっており、各プランの料金は、他のMVNOと比較しても最安クラスです。
(私自身は、IIJmio以外の他社との比較はしていませんが、最安クラスと言って良い金額だと思っています。)
また、端末のセット販売として、先日、「SIMフリースマホの立役者となるか、ASUS「ZenFone 5」」で紹介した、「ZenFone 5」との同時購入も可能です。
端末代金は、
・26400円
なのですが、残念な事にROM容量が「8GB」の”MVNO仕様”だそうで、これだったらAUS ZenFone Shopで16GBモデルを26800円(税込28944円)で購入した方が良いかな?とも思います。
ただ、楽天モバイルには、
・端末お見舞金サービス(月350円、税別)
と言うのがあり、落下、水没などの故障時に、自己負担額5000円で5万円までの修理費用を負担してもらえるオプションがあります。
(全損の場合は”見舞金1万円”とのことで、新品購入できる程度の金額がもらえないのはちょっと残念なところです。)
このオプションは、「楽天モバイルから購入した端末」に対して加入できるサービスです。
ZenFone 5は防塵、防水の仕様ではないので、ROM容量8GBで我慢して上記オプションに加入するか、ちょっと悩みどころかもしれません。
ちなみに、私が現在使用している端末は、富士通の「F-02E」ROM容量32GBなのですが、現在のROM使用状況を確認してみたところ、
の通り、
・合計容量:24.84GB
・空き容量:22.95GB
でした。
初期状態からアプリを何も追加しない状態での容量確認は行っていないのですが、
・合計容量:24.84GB = 初期状態
とすると、初期状態ですでに7.16GB(32GB - 24.84GB)使用済みと言う事になります。
もちろん、端末の初期状態は機種によっても変わります。
今回のZenFone 5(楽天モバイル販売モデル)の初期状態での空き容量がどの程度なのかはわかりませんが、SDカードに移動できるアプリはSDカードに移動するなどする必要が出てくるかもしれません。
なお私が参照した記事によると、「アプリは4つしか入っていない。使わない人はアンインストールできる。」と記載されていたので、F-02Eほどは初期状態でROMを使用していないかもしれません。
2.知名度
「楽天モバイル」と言う事で、知名度は申し分無いと思います。
・知名度が高い = 信頼度も高い
と言い切ってしまうのは言い過ぎかもしれませんが、知名度が高く「楽天市場」等を利用したマーケティングでユーザーを増やしていくことが可能です。
ユーザーが多くなると言う事は、MVNOとしてドコモと契約する通信回線容量を拡大しやすくなるので、結果、ユーザーにとっては「安定した通信環境」が期待できます。
3.戦略
「戦略」と言っても、Webで紹介されている記事から受けた印象でしかないのですが、
・「2200円」
・販売目標「1000万台」(3〜5年)
と言ったキーワードが出てきているようで、明確なビジョンを感じました。
「2200円」
このキーワードって、まさに、このブログ「目指せスマホ料金 月2500円」そのものじゃないかと思っています。
このブログの方が、”300円”高い(笑)ですが、
楽天モバイルの「2200円」の根拠は、
・1600円(2.1GBプラン)の基本料金
・600円(30分)分の通話料金
の合計とのことです。
対して、このブログの「2500円」は、
・1728円(1600円の税込)の基本料金
・772円程度(税込)の通話料金
です。
と言う事で、「税込or税抜の違いかな。」と言うのが私の感想で、目指すところは同じなのかなと。
私の考えた、「月2500円」の実現方法については「MNOとMVNOを比較してみる。」をご参照ください。
※ちなみにですが、600円で30分話すと言うのは、通常は無理です。
なぜかと言うと、29秒以下/回の通話でも、10円の料金が発生するためです。
単純に、「600円で30分話せる。」訳ではありませんので、もう少し現実的に通話回数と通話時間を考えた方が良いです。
販売目標「1000万台」(3〜5年)
このキーワードは、「すごいなぁ」と思います。
この記事によると、IIIJmioの2014年第1四半期の契約者数が20万5000件ということで、勢い的には今後の増加数はもっと増えそうな勢いだと思います。
それにしても、相当高い数値なか?と思っているのですが、
・MNPが重要である。
・需要が大きければリアル店舗の展開も考える。
と言った事を認識している点が、上記目標に近づけてくれると思います。
現状、MVNO(格安SIM)は、
・MNPに日数がかかること。
・手続きをネットで行うこと。
によって、ハードルが高いものになっていると思っています。
(それだけではないのですが。)
今回の発表記事では、MNPのハードルを下げることを重要課題ととらえているようですので、この点には期待したいところです。
以上の通り、「価格」、「知名度」、「戦略」と、重要な要素をしっかり押さえている「楽天モバイル」。
是非成功して、MVNO市場全体をより活発にしてほしいと思います。
サービス名称は、「楽天モバイル」。
楽天グループのMVNO事業の新サービスで、「楽天グループとして携帯電話事業に本格参入」だそうです。
今回の発表に関する記事を参照しましたが、
「価格」、「知名度」、「戦略」
の3点について十分に競争力があり、もしかすると「MVNO(格安SIM)の大本命?」と思えるサービスですので、このブログでもご紹介します。
1.価格(月額、税別)
・ベーシックプラン:1250円
・2.1GBプラン :1600円
・ 4GBプラン :2150円
・ 7GBプラン :2960円
「ベーシックプラン」は、高速通信データ量が無く、通信速度は200kbpsのみとなります。
その他のプランは、プラン名がそのまま高速通信データ量になっており、各プランの料金は、他のMVNOと比較しても最安クラスです。
(私自身は、IIJmio以外の他社との比較はしていませんが、最安クラスと言って良い金額だと思っています。)
また、端末のセット販売として、先日、「SIMフリースマホの立役者となるか、ASUS「ZenFone 5」」で紹介した、「ZenFone 5」との同時購入も可能です。
端末代金は、
・26400円
なのですが、残念な事にROM容量が「8GB」の”MVNO仕様”だそうで、これだったらAUS ZenFone Shopで16GBモデルを26800円(税込28944円)で購入した方が良いかな?とも思います。
ただ、楽天モバイルには、
・端末お見舞金サービス(月350円、税別)
と言うのがあり、落下、水没などの故障時に、自己負担額5000円で5万円までの修理費用を負担してもらえるオプションがあります。
(全損の場合は”見舞金1万円”とのことで、新品購入できる程度の金額がもらえないのはちょっと残念なところです。)
このオプションは、「楽天モバイルから購入した端末」に対して加入できるサービスです。
ZenFone 5は防塵、防水の仕様ではないので、ROM容量8GBで我慢して上記オプションに加入するか、ちょっと悩みどころかもしれません。
ちなみに、私が現在使用している端末は、富士通の「F-02E」ROM容量32GBなのですが、現在のROM使用状況を確認してみたところ、
の通り、
・合計容量:24.84GB
・空き容量:22.95GB
でした。
初期状態からアプリを何も追加しない状態での容量確認は行っていないのですが、
・合計容量:24.84GB = 初期状態
とすると、初期状態ですでに7.16GB(32GB - 24.84GB)使用済みと言う事になります。
もちろん、端末の初期状態は機種によっても変わります。
今回のZenFone 5(楽天モバイル販売モデル)の初期状態での空き容量がどの程度なのかはわかりませんが、SDカードに移動できるアプリはSDカードに移動するなどする必要が出てくるかもしれません。
なお私が参照した記事によると、「アプリは4つしか入っていない。使わない人はアンインストールできる。」と記載されていたので、F-02Eほどは初期状態でROMを使用していないかもしれません。
2.知名度
「楽天モバイル」と言う事で、知名度は申し分無いと思います。
・知名度が高い = 信頼度も高い
と言い切ってしまうのは言い過ぎかもしれませんが、知名度が高く「楽天市場」等を利用したマーケティングでユーザーを増やしていくことが可能です。
ユーザーが多くなると言う事は、MVNOとしてドコモと契約する通信回線容量を拡大しやすくなるので、結果、ユーザーにとっては「安定した通信環境」が期待できます。
3.戦略
「戦略」と言っても、Webで紹介されている記事から受けた印象でしかないのですが、
・「2200円」
・販売目標「1000万台」(3〜5年)
と言ったキーワードが出てきているようで、明確なビジョンを感じました。
「2200円」
このキーワードって、まさに、このブログ「目指せスマホ料金 月2500円」そのものじゃないかと思っています。
このブログの方が、”300円”高い(笑)ですが、
楽天モバイルの「2200円」の根拠は、
・1600円(2.1GBプラン)の基本料金
・600円(30分)分の通話料金
の合計とのことです。
対して、このブログの「2500円」は、
・1728円(1600円の税込)の基本料金
・772円程度(税込)の通話料金
です。
と言う事で、「税込or税抜の違いかな。」と言うのが私の感想で、目指すところは同じなのかなと。
私の考えた、「月2500円」の実現方法については「MNOとMVNOを比較してみる。」をご参照ください。
※ちなみにですが、600円で30分話すと言うのは、通常は無理です。
なぜかと言うと、29秒以下/回の通話でも、10円の料金が発生するためです。
単純に、「600円で30分話せる。」訳ではありませんので、もう少し現実的に通話回数と通話時間を考えた方が良いです。
販売目標「1000万台」(3〜5年)
このキーワードは、「すごいなぁ」と思います。
この記事によると、IIIJmioの2014年第1四半期の契約者数が20万5000件ということで、勢い的には今後の増加数はもっと増えそうな勢いだと思います。
それにしても、相当高い数値なか?と思っているのですが、
・MNPが重要である。
・需要が大きければリアル店舗の展開も考える。
と言った事を認識している点が、上記目標に近づけてくれると思います。
現状、MVNO(格安SIM)は、
・MNPに日数がかかること。
・手続きをネットで行うこと。
によって、ハードルが高いものになっていると思っています。
(それだけではないのですが。)
今回の発表記事では、MNPのハードルを下げることを重要課題ととらえているようですので、この点には期待したいところです。
以上の通り、「価格」、「知名度」、「戦略」と、重要な要素をしっかり押さえている「楽天モバイル」。
是非成功して、MVNO市場全体をより活発にしてほしいと思います。
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