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2017年12月06日

昨今.御葬式事情5/宮型霊柩車

霊柩車と寝台車の違いをわからない人も増えてきたと思います。



寝台車は病院から御遺体をお家や式場に搬送する車の事。



そして、
霊柩車は御葬式の時に、


斎場、火葬場まで御遺体が入ったお柩を搬送する車の事。


イメージとしては神輿を模した形の宮型霊柩車を思い浮かべる人が多いと思います。


葬儀といえば、この宮型霊柩車。


そんな時代はもう昔の話のようです。



今はもう洋型の霊柩車の流れで葬儀業界は進んでいます。



昔の葬儀はお金がかかるというイメージがありました。


しかし、
それは家族葬という言葉が一般化し、


直送という言葉も出てきて、


ネットでお葬式を取れる時代になった事で、


完全にお葬式の取り組み方が変わったと言えるでしょう。


社会不安から、お葬式にお金をかけなくなっ
たんです。


それとともに簡略化があらゆる場面で進んでいるんです。


そして、お葬式自体の取り組み方が変わって
きている事情が

宮型霊柩車にも影響が出てきているんです。



宮型霊柩車のイメージというのは、

完全にお葬式という感じなんです。



なんせ、

宮型霊柩車をみたら、

親指を隠さなければ、

親の死に目に会えない。

親が早死にするという俗信があるくらいです。


不吉なイメージがあるんです。


場所によっては、

自治体で宮型霊柩車を規制しているところもあるんです。


埼玉県では火葬場への入場が禁止されているらしいです。


そして、お葬式にお金をかけない流れの中で、
宮型霊柩車より、
比較的費用のかからない洋型の霊柩車になってきたのでしょう。


で、今では目立たない洋型の霊柩車をみて、
親指をかくせ!とは言わないし、


そんな俗信を教えてくれる大人もいません。


世代がかわったんです。



ちなみに、
親指を隠す俗信は、


その昔、
親指は汚れや災いが体内に入り込む場所と考えられていた名残かららしい。


で、親指からの連想で、


親の不幸を避けるための俗信に発展したためと思います。


まあ、
こんな俗信も忘れ去られて、

俗信の名残さえもなくなるのだろう。


そして、
無人運転の普通の車が御遺体を火葬場まで搬送する時代になるのだろう。



絶対に必要な、
お葬式の業界でさえ、

宮型霊柩車だけじゃなく、

仕事が縮小せざるをえなくなるのでは?













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