2018年12月29日
靴磨きアーティストに学ぶ成功と雑学と
ハロー効果って知ってますか?
これは、心理学者の言葉で、ハローとは聖人やキリストの頭や後ろに描かれる後輪、後光、光背のことを言います。
そして、これは比喩すると、ある人に際立つ優れた特徴をいいます
それは、肩書きだったり。
それは、容姿だったり。
それは、能力だったり。
そういう要素があると、他の特性もよく見えるということで、ポジティブ.ハロー効果、後光効果、光背効果とも言います。
お医者さん、政治家、弁護士。
おもわず、特別に思いませんか?
でも、街の靴磨き屋さんとか、さして、特別に思いませんよね?
しかし、自分の中の、このネガティヴハロー効果を完全にくつがえされて、ポジティブハロー効果にされた人を見つけました。
そして、そんな靴磨き屋さんを雑学混じりに、成功のエピソードとともに語って見たいとおもいました。
ところで、街の靴磨き屋さんって、どんなイメージがあります?
汚れてもいいような普段着そのままの姿で、そんな小洒落たイメージはないはず?
そして、移動途中に「ついで」にするという感覚じゃないでしょうか?
その今までの常識を完全に変えた人がいるのです。
長谷川祐也さんという人で、靴磨き「世界一」の称号をもつ靴磨き職人というか?アーティストです。
まず、最初に驚かされるのが、「わざわざ靴磨きをしに行きたくなるようなお店」にしようと言う彼の考え。
彼のお店は南青山にあるカウンタースタイルの靴磨き専門店。
ブリフトアッシュ。
サロンのようなお店で、完全に綺麗にドレスアップした職人がカウンターで靴磨きをするというスタイル。
作業着の職人のイメージじゃない、どちらかといえばホテルマンみたいな人が靴磨きを手際良く、丁寧に施してくれるイメージ。
もちろん、サービスのクオリティは高く、靴磨きクリームも独自配合。
磨きのノウハウもプロならでは。
カウンターを挟んで、世界一の靴磨き職人さんとの時間を楽しみたい人も沢山いて、ブリフトアッシュは連日、顧客の注文で大忙しらしい。
このブリフトアッシュの成功は従来の靴磨きのイメージを完全に変えたオリジナルスタイルだと思う。
長谷川祐也さんは師匠を持たない、試行錯誤をした上での独学スタイル。
いわば、宮本武蔵的スタイル。
剣豪・宮本武蔵は、「兵法の利にまかせて諸芸諸能の道を学べば万事において我に師匠なし」と言う言葉をのこしています。
これは、逆説的な表現を用いた「日常のあらゆるものがわが師である」と言うことなのです。
だから、逆に既成概念にとらわれない
このカッコいいスタイルが構築できたのだろう。
そして、この見た目を重視して、ドレスアップしたサービスもいい。
この見た目というのは大事で、人間は印象を決定づける要素は、見た目や表情、しぐさなどの視覚情報が55パーセントと最も大きく、声が38パーセント、言葉や話の内容はわずか7パーセントなんです。
これをメラビアンの法則といいます。見た目、第一印象は大事なんです。
とにかく、成功に話を戻すと、長谷川さんの成功は自分の靴磨きを研きに研ききり、特化し、先鋭化し、深掘りし続けた事。
つまり、何かの成功を目指すならば、自分のスキルを誰もやったことがない水準まで高めることが必須なのです。
そして、今の不安な時代を生き残っていくためには「何者か」なることが生き残っていく上で必要なことなのです。
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