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2014年11月01日

カニの季節

街は、クリスマスモード。
新婚1年目の24歳の梨花。
恋愛期間が3年あったけれど、まだまだ、ラブラブでいたい。

でも、27歳で証券会社で働く夫の浩史は、仕事ばっかり。
夜も遅い。
恋愛中は、あんなに必死で時間を作ってくれたのに、結婚すれば
「ごめん、眠い」
「今週は、家でゆっくりしたい」
と、デートもなかなかしてくれない。
なんか、ストレス。そして、今朝のけんか。

「今年のクリスマスどうする?」
「24日も25日も仕事だよ」
「そんなこときいてない」
「23日は、祝日だよ。どっか行く?」
「いいよ。どうせ高いし混んでるし」
「もういい」
なんか涙が出てきた。

どこかに行きたかったわけでもない。せめて、
「ふたりでゆっくりしょうょ」
と、優しく言って、頭でもなでてくれたら収まった。
でも、悲しくて、寂しくて、
「結婚しなきゃ良かった」
そんなことまで考えた。


家にいても退屈なので、午前中だけ、近所のスーパーでパートを
していた。パートが終わって、大学時代の友達の純子を呼び出した。
純子は、すでに2歳の子供がいる。朝の話をした。

「気持ち、分かる」
と、言ってくれるのかと思ったら、
「カニでも買ったら?」
と、言われた。
「カニ?」
「だって、浩史くん、カニ好きじゃん」






「心配しなくても、男なんて、こっちが優しくすれば、
ちゃんとなついてくるから」
「相手に幸せにしてもらおうと思うから腹立つの。自分を
幸せにできるのは、自分だけ」

なんか、純子の言葉には含蓄がある。

浩史にメールした。

「今朝は、ごめん。美味しいカニ注文した。今度の休みは、
二人でゆっくりカニ食べよ♪」

浩史から返信がきた。
「ありがとう。クリスマスははずしたけれど、レストラン予約した」



2014年10月29日

美味しい食卓

「男性のハートをつかみたかったら、胃袋を押さえるのがいちばん」
と、母親から教えられてきた理恵。
理恵の片腕は、おいしいもののお取り寄せ。

全国の名産・特産品・ご当地グルメなら【47CLUB(よんななクラブ)】


ありがたいことにこのサイトには、日本全国の美味しいものがある。
そして、それぞれにストーリーもあるから話のネタにしやすい。
もちろん、スィーツなどもある。





「お取り寄せ、いっぱいしたから、家でパーティやろうよ」

と、友達を家に誘った。
その中には、お目当ての義人もいる。
ぜったい、お互いに気があると思っていた。
でも、いまいち、義人の態度が煮え切らない。
「酔った勢いしかないかな」
そんなことを考えた。

仲間と飲んで騒いで、次から次へと料理を出す。

義人が言った。

「理恵さんって、本当に料理上手いんですね」
「いい男、捕まえるため」
と。笑って返した。友人の智子が。
「義人くん、理恵さんにしたら」
と、言った。
「それとも彼女いるの?」
と、他のメンバーが尋ねた。
「いないですよ。そりに僕、一人暮らしだから、こんな
料理出されると、本当に心揺れそうです」

「また、そんなこと言って」

盛り上がった。

「あっ、ビール切れてる。ちょっと買ってくるわ」
理恵が言った。
「義人くん、荷物持つの付いてきてくれる?」
「いいですよ」
2人でマンションのエレベーターに乗った。
2人の目が会った。

義人が理恵にそっとキスした。

「今度、2人でどっか行きましょう」

「やった!」







2014年10月28日

露天風呂付き客室


「一緒にお風呂入るだろ?」
そう言われて、恵美子は、ドキドキした。

慎二と付き合いはじめて3ヶ月。
九州に行ったことがないという恵美子に、
「せっかくだから九州に旅行に行こう」
と、誘われた。
東京から熊本まで飛行機で飛んで、レンタカーを
借りて阿蘇をドライブして旅館にチェックインした。
でも、でも、まさか露天風呂付き客室だとは
思ってもいなかった。
旅館の手配をしたのは、慎二だった。






ドラマとか、雑誌では見て知っていた。
あこがれてもいた。
それでもドキドキする。


花

床の間に飾られている花を見ていた。

慎二は、無邪気に先に露天風呂に入って行った。
恵美子もタオルで隠しながらそっと風呂場に入った。
「横に入ってもいい?」
そう言いながら、湯船に入った。
「恥ずかしいから見ないで」
そう言ってお湯に浸かった。

「もっとこっちにおいでよ」

慎二が恵美子を抱き寄せた。
そして、そのままキス。

「俺さ、こういうの一度やってみたかったんだ」

そうやって笑う慎二の肩にそっと、頭を寄せた。
「ありがとう」
素直にそんな言葉が出てきた。

「やっぱり、九州といえば焼酎かな?」
照れ隠しでそんなセリフを言ってみた。
「そうだね。食事の時には焼酎を頼もうか」
たわいもない会話に幸せを感じている。
「また、こうやって、2人で旅行に来れるといいね」
慎二のそんな言葉に、恵美子は素直にうなづいた。



2014年10月27日

優しい言葉

結婚して10年目。子供は、5歳と3歳。
別に生活に不満があるわけじゃない。
でも、何か物足りない。

「何が不満なんだろう」
ふと考えた。
「優しい言葉が欲しい」
結婚した頃、子供が生まれた時、いっぱい夫の拓巳から
優しい言葉をもらった。

「ありがとう」
「幸せだね」
そんな言葉をいっぱいくれた。
でも、そんな言葉、ほとんど聞いてない。
優しい言葉がないと、家事も手を抜きたくなる。

来年のおせちは、自分で作るの辞めよう。
でも、素材は気になる。
素材などを調べて発注。





手を抜いた瞬間、何か楽しくなった。
ちょっとだけ、罪悪感が出たら、自分の心が優しくなった。

「ただいま」
拓巳が帰ってきた。

「おかえり」
「来年のおせち、買うことにした」
笑顔で言ってみた。

「良かったね」
「怒らないの?そこそこ高いよ」
「そんなことで怒るわけないだろ」

そういえば、拓巳に怒られたことなんてほとんどない。

「たまには、外食したいな」
「いいんじゃない」
「じゃあ、予約するよ」





「お母さん、ご機嫌いいね」
5歳の健人が言った。

「お父さんが、優しいから」

横から拓巳が言った。
「いつもだろ」

「でも優しい言葉言ってくれないじゃん」

「いつも、感謝しているよ」
照れくさそうに拓巳が言った。

そう言われると、ちょっと、照れた。

どの店に行こうか。
何を食べようか。
家族で行くのもいいけど、たまには、2人もいいかな。

「子供をお母さんに預けて2人でもいい?」
「ああ、いいよ」

「ずるい」
と、言いつつも健人もニコニコしている。

「やっぱり、家族で出掛けるのもいいかなあ」

楽しみができた。



2014年10月26日

傷心旅行

「ありえない」
美沙は、どうしても納得行かなかった。
それまで付き合っていた隆史から、別れを切り出された。
しかも、自分の職場の後輩の美香と付き合っているという。
何もかも嫌になった。
ひとりでふらっと、どこかに行きたくなった。
それで、北海道に行くことにした。





札幌には、大学の同級生の健二が転勤でいた。
「札幌に行くんだ」
と、メールした美沙に、
「会おうよ」
と、言ってくれた。
なぜ、健二にメールをしたのか。
たぶん、会いたかったから。

2人で、ジンギスカンを食べた。
学生時代の思いで話に花が咲いた。
2人でお肉をつついていると暖かい気分になった。

「夜景がステキな場所があるんだ」
健二が連れてくれたのは、「N43」という高台の店。
夜景を見ながら、並んで座った。
2人でワインを飲んでいるうちに、美沙の目から涙が
こぼれた。

「わたし、失恋したんだ」

健二は、黙って、美沙の話を聞いてくれた。
タクシーを呼んでもらって、店を出た。

店の階段を降りている時だった。
健二が美沙の腕を持った。
そして、キス。

「これから、僕にチャンスある?」

美沙は、うなづいた。




2014年10月25日

ステキに恋愛





バブルも経験した。
恋も仕事もいっぱい楽しんだ。
いろんな場所に行った。
いろんな人と恋した。
今だから言える。
どの恋も無駄じゃなかった。
どの恋もわたしを成長させてくれた。
いろんな場所で見たもの、触れたものが、今のわたしの原点。

いっぱいいろんな場所に連れてもらった。
いろんな場所に連れて行った。
ステキなホテルもたくさん見せてもらった。

恋の素晴らしさを伝えたい。
日本の素晴らしさを伝えたい。
そんな「思い」で、このブログを始めることにした。

わたしの仲間のいろんな恋も書いてみたい。

何を書いて行こうか、ワクワクしている。
そして、今日は、10月25日。
かつて、わたしが大好きだった男性の誕生日。
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