今宵も元気なウサギです。
読み進めている高田崇史さんの「神の時空(かみのとき)」シリーズの第3弾を読み終えたのでシェアしていきたいと思います。
★神の時空 貴船の沢鬼(高田崇史)
★あらすじ
巫女の霊力を受け継いだ「辻曲家(つじまがりけ)」。とある事件に巻き込まれて亡くなった三女「摩季」を代々伝わる「深秘」で蘇らせようとしている中、霊力の強い「水」を手に入れる必要があり、「彩音」と「巳雨」の姉妹は「貴船神社」に向かう事に…。一方、同じ頃、京都では「奇怪な連続殺人事件」が発生していた。それぞれの現場から走り去った容疑者は「般若」や「鬼」だったという証言が多数寄せられ、捜査は混乱していくが、刑事「加藤裕香」は、事件の背後に「帰らぬ夫を待ち焦がれ川に身を投げた橋姫伝説」が見え隠れする事に気づき始めていた。「貴船神社」付近まで到達した「彩音」達は、事件の為に行く手を阻まれることになるが、同時に「清浄」なはずの「貴船」の流れがけがれている事に気づく。次第に巻き込まれていく中で見えてくる真実とは…。
★ウサギの感想
思わず泣けました…。
「言霊(ことだま)の時代」。それは「発した言葉が現実になると信じられていた時代」。だからこそ「人の想い」も今以上に強かったのだろうと想像するウサギ。現代の様に、何処にいてもスマホで連絡が取りあえる環境ではないから、「言葉」を発する事は、いつ会えるかわからない人への「願い」を反映した「祈り」に近い「人の想い」だったのでしょう。今回、「橋姫伝説」が物語の核になっているのですが、その物語の中にある「人の想い」に触れて、目頭が熱くなりました。ネタバレしない様に内容には極力触れないので、是非、皆さんに読んでいただきたい一冊となりました。
★ランキングに参加しています!
もし良かったら、「ポチポチ」してね!
人気ブログランキング
もうひと押し!「ポチポチ」してね!
にほんブログ村