今宵も元気なウサギです。
毎日暑くて、エアコン代が気になるウサギです。洗濯日和を飛び越えてますよね(笑)。さて、先日に引き続いて「Cocoon」の「4巻目」を読了しましたのでシェアしたいと思います。
★Cocoon4
★あらすじ
【物語の全体ストーリー】
江戸、天明期の吉原。大見世である「黒羽屋」の最高級遊女「花魁」として名を馳せる主人公「瑠璃」は、江戸に出没する鬼を滅する闇組織「黒雲(こくうん)」の頭領という裏の顔を持っていた。彼女は妖刀「飛雷」を操り、恨みを強く抱いて死んだ者がなる「鬼」を退治するのを任務としていた。遊女の身でありながら自由な立場と権力を有するその強い力に惹かれ、様々な妖が「瑠璃」の下に集まることもしばしば。「黒羽屋」で若い衆として働きながら瑠璃を支える黒雲のメンバーに裕福な太客たち、仲の良い朋輩にも恵まれている「瑠璃」だが、己が持つ尋常ならざる力と鬼に対する嗜虐的な思考に苦悩もしつつ、自分の生い立ちや宿命と対峙していく物語…。
【Cocoon4】
義兄「惣之丞」が「鳩飼い」となって「黒雲」に立ちはだかる裏には「天皇家」と「将軍家」の覇権争いがある事を知らされた【Cocoon3】を引継ぎ、【Cocoon4】の物語は始まる。主人公「瑠璃」を支える「黒雲」の最年長「権三」の過去を紐解きながら、疑心暗鬼に陥りそうになる「黒雲」が心を一つにしていく…。一方、傀儡とされた母「楢紅」の最期を目の当たりとした義兄「惣之丞」の「想い」も一層強くなっていく…。「正義」とは、いったい何なのか。
★感想
3巻目で「黒雲」と対峙する「鳩飼い」の構図は、「宗家」と「分家」の「確執や私怨」に留まらず、「時代の覇権争い」にまで発展する。「天皇家(帝)」と「将軍家(武士)」。途中、産鉄民の話が垣間見え、更にスケールが大きくなって、めちゃくちゃ面白かったです。ウサギは続刊が楽しみで仕方ありません(笑)。
物語の中で、「権三」の「悲運な過去」と「新たなる悲運」という「切なさ」が読み手に涙を誘う一方、「楢紅」の最期というスパイスが、「瑠璃」と義兄「惣之丞」の想いを加速させる。この物語の終焉を確かめたくなること間違いなし!興味ある方には、是非、読んでもらいたい物語です。
★シリーズ
【Cocoon1】修羅の目覚め
【Cocoon2】蟲惑の焔
【Cocoon3】幽世の祈り
【Cocoon4】宿縁の大樹
【Cocoon5】瑠璃の浄土
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