今宵も元気なウサギです。
読み進めている「刑事:鳴沢了シリーズ」の第6弾「讐雨(しゅうう)」を読み終えたので、シェアしていきたいと思います。これでシリーズも折り返し地点となりました♬
★讐雨(しゅうう)
★あらすじ
連続少女誘拐殺人事件の犯人「間島」を逮捕し、捜査本部が解散する目前、「鳴沢了」は相棒の「萩尾聡子」と最後の裏付け捜査からの帰還途中、爆破事件に巻き込まれる。怪我を押して署に戻ると二人を待っていたのは「犯行声明」だった。そして「間島を釈放しろ!さもないと、爆発はつづく」と書かれた手紙を現実化するように第2の爆破事件が発生する。一方で、社会とのコミュニケーション能力が低い「間島」には知り合いも少なく、捜査は難航していく…。はたして犯人の目的は「鳴沢」が辿り着く「真相」とは
★感想
社会のルール(法律)では解決できないこともある。「讐雨」は、まさに「割り切れない想い」が詰まった物語だと思いました。「子供を奪われ、犯人が捕まったとしても、精神鑑定で病院で生かされる」確かに法律的には正しいのかもしれない。しかし、「奪われた親、親族」は納得できない事が多いと思う。そんなジレンマをテーマとして綴られていく物語は、思わず犯人を応援したくなるような錯覚さえ覚えました。最終的に、この課題は、人が集団で社会を形成している以上、永遠の課題なのかもしれません。考えさせられる一冊でした。おすすめ!
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