2016年09月26日
よしの531特攻隊と覚せい剤
よしの531特攻隊と覚せい剤
とっこうたい の ひとが かくせいざいを つかっていたなら じばくテロの ひとも つかっているのでしょうか?
http://ameblo.jp/rekishinavi/entry-11514283573.html
特攻隊と覚せい剤
2013年04月19日
テーマ:ブログ
昨日のブログで「特攻隊員に覚せい剤を飲ませていたというのは特攻隊員を貶めることだ」というように書きましたが、友人からその使用は実際あったことを知らされました。
ただ、言葉の持つ概念が現在の覚せい剤とは大きな違いがあることにご留意いただきながら以下をお読みください。
この覚せい剤は「メタンフェタミン」と言われるもので、飛行機の搭乗員や潜水艦の乗組員などに配布されました。夜間戦闘機の搭乗員だった黒島四郎氏によると、「暗視ホルモン」ということで夜間迎撃に出撃する際に投与されたそうです。この商品名が「ヒロポン」で、戦後にその依存性が問題となり、ヒロポン中毒という恐ろしいイメージが残っています。
この時代にはこの薬物の依存性の危険性は知られておらず、一種の興奮剤として夜間の眠気覚ましや神経を研ぎ澄ますために使用されたそうです。その名も「暗視ホルモン」と言われていたそうです。
戦後になって常用していた搭乗員などから薬物依存症を発症し、後遺症に悩まされるようになりました。さらに薬物の研究も進み、この薬物の依存性が問題となり、現在は劇薬指定を受けています。さらに、不衛生な注射器の使用のために、戦後に大量の肝炎患者が発生しており、現在も薬物中毒者の大半が肝炎患者であることも事実であります。
ただ私は歴史を見るときに、現代の価値観で見ないという鉄則を持っています。現在では覚せい剤は医師の処方箋なしには使用することのできない劇薬で、それを普段の生活に使用することは厳禁です。法律に触れるからダメなのではなく、自分の体を蝕む毒薬だからダメだという認識があります。
しかし、当時は現在の私たちが持つ「恐ろしい覚せい剤」という概念はなく、眠気が取れてすごくやる気になるという効能が認められ、将兵を有利に戦闘に導かせるものでした。そのため、すべての兵隊がこの薬物を投与されていたのではなく、戦闘機の搭乗員など当時としては最も最前線で敵を迎え撃つための最高の兵士にしか投与され ない高価な薬物でした。
これを現在に置き換えると、コンビミニ売っているドリンク剤(リポビタンとかユンケル)のようなものではないでしょうか。私も疲労がたまっている時にしなければならない大事な講演の二時間前にはドリンク剤を飲んで、元気にお話するようにしています。
注射は即効性がありますが、服用するドリンク剤は胃腸で吸収されてから効き始めるということを以前医師から聞いて実践しています。でも、毎日続けて飲むことはしませんし、一日に何本も飲むことはしません。
普段からあまり食物以外のものを口にするのは嫌いなたちなので・・・。
このヒロポン、この名前を聞くだけでも恐ろしいというイメージがつきまとうのですが、本土決戦物資の一つとして蓄積され、それが戦後に市中に出回ったために、大勢の中毒患者や反社会勢力の資金源となり社会的な問題となったのです。
しかし、戦時中の命をかけて戦った方々がヤク中という見方をするのは大きく違うということと、現在法律でも禁止されている薬物の不正使用は絶対にしてはならないということをご理解ください。
坂井三郎氏の著書『大空のサムライ』でも、ラバウルで下士官以下の飛行兵がタバコの代わりに現地で取れる薬草を吸っていると、上官であるある笹井少尉が「そんな中毒性のあるものを吸ってはいけない」と注意すると、タバコの配給が士官ほど豊富ではなかったことから、坂井氏(当時は一等飛行兵曹だったと思いますが)は「我々搭乗員は明日をも知らぬ戦いを毎日しております。どうして中毒性など問題を言うのか」と反論したそうです。
すると、笹井少尉はさみしい顔をしてその場を去り、あとでタバコをどっさりと無言で置いていったというくだりがあります。
その場の戦いに勝たないと命がないという飛行機同士の戦いでそれが少しでも有利になるのなら、使いたいと思うのは人情ではないでしょうか。
それを意志薄弱なヤク中と同列に扱うのは明らかに間違っていると思いますがみなさんはいかがでしょうか?
ちなみに芸能人で薬物の使用が発覚した人は無条件で芸能界から追放すべきだというスタンスは全くゆるぎません。それがただの甘えであり、精神的な弱さの現れだからです。
現在の薬物使用は本人だけでなく、家族や友人にまで大きな悪影響があります。合法ドラッグも含めて、使用はしてはなりません。
とっこうたい の ひとが かくせいざいを つかっていたなら じばくテロの ひとも つかっているのでしょうか?
http://ameblo.jp/rekishinavi/entry-11514283573.html
特攻隊と覚せい剤
2013年04月19日
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昨日のブログで「特攻隊員に覚せい剤を飲ませていたというのは特攻隊員を貶めることだ」というように書きましたが、友人からその使用は実際あったことを知らされました。
ただ、言葉の持つ概念が現在の覚せい剤とは大きな違いがあることにご留意いただきながら以下をお読みください。
この覚せい剤は「メタンフェタミン」と言われるもので、飛行機の搭乗員や潜水艦の乗組員などに配布されました。夜間戦闘機の搭乗員だった黒島四郎氏によると、「暗視ホルモン」ということで夜間迎撃に出撃する際に投与されたそうです。この商品名が「ヒロポン」で、戦後にその依存性が問題となり、ヒロポン中毒という恐ろしいイメージが残っています。
この時代にはこの薬物の依存性の危険性は知られておらず、一種の興奮剤として夜間の眠気覚ましや神経を研ぎ澄ますために使用されたそうです。その名も「暗視ホルモン」と言われていたそうです。
戦後になって常用していた搭乗員などから薬物依存症を発症し、後遺症に悩まされるようになりました。さらに薬物の研究も進み、この薬物の依存性が問題となり、現在は劇薬指定を受けています。さらに、不衛生な注射器の使用のために、戦後に大量の肝炎患者が発生しており、現在も薬物中毒者の大半が肝炎患者であることも事実であります。
ただ私は歴史を見るときに、現代の価値観で見ないという鉄則を持っています。現在では覚せい剤は医師の処方箋なしには使用することのできない劇薬で、それを普段の生活に使用することは厳禁です。法律に触れるからダメなのではなく、自分の体を蝕む毒薬だからダメだという認識があります。
しかし、当時は現在の私たちが持つ「恐ろしい覚せい剤」という概念はなく、眠気が取れてすごくやる気になるという効能が認められ、将兵を有利に戦闘に導かせるものでした。そのため、すべての兵隊がこの薬物を投与されていたのではなく、戦闘機の搭乗員など当時としては最も最前線で敵を迎え撃つための最高の兵士にしか投与され ない高価な薬物でした。
これを現在に置き換えると、コンビミニ売っているドリンク剤(リポビタンとかユンケル)のようなものではないでしょうか。私も疲労がたまっている時にしなければならない大事な講演の二時間前にはドリンク剤を飲んで、元気にお話するようにしています。
注射は即効性がありますが、服用するドリンク剤は胃腸で吸収されてから効き始めるということを以前医師から聞いて実践しています。でも、毎日続けて飲むことはしませんし、一日に何本も飲むことはしません。
普段からあまり食物以外のものを口にするのは嫌いなたちなので・・・。
このヒロポン、この名前を聞くだけでも恐ろしいというイメージがつきまとうのですが、本土決戦物資の一つとして蓄積され、それが戦後に市中に出回ったために、大勢の中毒患者や反社会勢力の資金源となり社会的な問題となったのです。
しかし、戦時中の命をかけて戦った方々がヤク中という見方をするのは大きく違うということと、現在法律でも禁止されている薬物の不正使用は絶対にしてはならないということをご理解ください。
坂井三郎氏の著書『大空のサムライ』でも、ラバウルで下士官以下の飛行兵がタバコの代わりに現地で取れる薬草を吸っていると、上官であるある笹井少尉が「そんな中毒性のあるものを吸ってはいけない」と注意すると、タバコの配給が士官ほど豊富ではなかったことから、坂井氏(当時は一等飛行兵曹だったと思いますが)は「我々搭乗員は明日をも知らぬ戦いを毎日しております。どうして中毒性など問題を言うのか」と反論したそうです。
すると、笹井少尉はさみしい顔をしてその場を去り、あとでタバコをどっさりと無言で置いていったというくだりがあります。
その場の戦いに勝たないと命がないという飛行機同士の戦いでそれが少しでも有利になるのなら、使いたいと思うのは人情ではないでしょうか。
それを意志薄弱なヤク中と同列に扱うのは明らかに間違っていると思いますがみなさんはいかがでしょうか?
ちなみに芸能人で薬物の使用が発覚した人は無条件で芸能界から追放すべきだというスタンスは全くゆるぎません。それがただの甘えであり、精神的な弱さの現れだからです。
現在の薬物使用は本人だけでなく、家族や友人にまで大きな悪影響があります。合法ドラッグも含めて、使用はしてはなりません。
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