2018年03月05日
(疾患別脳卒中)ざっくり概要〜どうして 症状が起こるのか?〜
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ブログを始めてそろそろ1ヶ月が経とうとしています。
いつも見てくださっている方、ありごとうございます!
私は
「困っているけど、今ある環境で何とか頑張っている方」
「生活に不自由があるけど、仕方ないと諦めている方」
このような方々が運命のグッズに出会い、少しでも生活の質が上がればと思っています
ただ…グッズを紹介するうえで、疾患についての解説をした方がいい場合があります。
同じような症状でも、疾患によっては向かないグッズもあるからです。
そこで…定期的に、疾患別のざっくりとした解説を入れていこうと思います
特定の疾患をお持ちの方は、そのページもご覧になってから商品の購入を検討してみて下さいね!
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本日は疾患別解説の一回目、
テーマは「脳卒中ざっくり概要」です
脳卒中は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の総称です。
これらの疾患は
「脳の血管に異常が起こった疾患」
とまとめることができます。
もう少し具体的に言うと…
・脳梗塞…脳の血管が詰まった
・脳出血…脳の血管が破れた
・くも膜下出血…脳の表面付近の血管が破れた
このような原因で、脳が損傷を受けるといった病態になります。
脳卒中は、身体の麻痺の他にも様々な不思議な症状が出ることがあります
なぜならば、脳は身体への命令全てを司る機関。
運動の命令系統が損傷すれば、運動ができなくなり
→麻痺や失調など
喋るための命令系統が損傷すれば、喋れなくなり
→失語など
感覚を感じるための命令系統が損傷すれば、感覚が低下したり
→感覚障害
記憶や注意力の命令系統が損傷すれば、その機能が低下したり
→高次脳機能障害
というように、
損傷を受けた部位や大きさで症状が異なります。
当然…損傷が大きいと症状は重く、損傷が小さいと症状は軽くなる傾向にあります。
私の患者様はよく、
「あの人が良くなったんだから自分も良くなるはずだ」
とおっしゃいます。
しかし…
損傷部位・損傷の大きさ・自然治癒力など
全てぴったり同じ方はいません。
ですので、見た目で同じような障害を持っていても、同じ経過を辿るとは限らないです。
人と比べることは、あまり意味がないと思っていいでしょう。
脳卒中の原因は様々ですが、「高血圧」「高脂血症(脂質異常症)」などが起因する事が多いです。
なぜだと思いますか?
高血圧は、血管にかかる負荷が高い状態です。
「流れの激しい川」
を想像して下さい。
高脂血症は、血液に不純物が多い状態です。
「流木の多い川」
を想像しましょう。
流れが激しかったり、流木がたくさん流れてくる川は…
決壊しやすそうですよね?
(川から水が溢れて)決壊
→(血管から血液が溢れて)脳卒中
です。
なんとなく想像できましたか?
脳卒中は再発する可能性がある疾患です。
退院後はリハビリもさることながら、再発予防も行っていく必要があります。
血管が決壊しないよう、
・食事は指導された内容を守る
・日頃の動作で血圧が上がりすぎないようにする
といった配慮が必要です。
もちろん、退院するときに専門職から指導された内容も守りましょう。
ですから、物品等を選ぶ時には、以下のものは避けた方が良いかと思います。
・食べ物
(塩分など、指導された量をオーバーしているもの)
・頑張らないと使えないもの
(血圧を上げそうなもの)
・その他、控えるよう言われた内容を含むもの
(例:一人で立たないように言われたけど杖を買うなど)
もちろん、買う前に専門職の意見を聞ければそれが一番いいと思いますよ!
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今回は、かなりざっくりと脳卒中の概要を説明しました。
もっと詳しくて専門的な内容が知りたい方は、下のリンク「e-hon」さんで専門書を探してみて下さい。
今後も疾患別のお役立ち情報を発信できたらと考えています。
リクエストがありましたら、お気軽にコメント欄への投稿をどうぞ!
それではまた!
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