2018年09月12日
ユニバーサルニューカフ〜いい方向に持つのをサポート〜
本日は、食具やペンがうまく持てない方に!手のひらに付けてサポートしてくれる「ユニバーサルニューカフ」を紹介します!
通常、私達がスプーンやフォーク、歯ブラシ等を使うとき…
落とさないよう手に持って、なおかつ方向をコントロールしながら使っていますよね
しかし手が不自由な方の場合、「落とさないように持つ」事が難しい場合があります
特に、指の機能だけが低下している方の場合…
「持つこと」以外は全て出来るという事も少なくありません
そのような方に作業療法士がおすすめしているのが、「カフ」と呼ばれる自助具
以前このブログで、「万能カフ」を紹介しました。
https://fanblogs.jp/yakudatsufukushi/archive/42/0
「万能カフ」は…手のひらに装着してスプーンなどを差せば
指を使わなくても食事ができる優れもの!
しかし…あくまでも、握れないのを「代償」するための道具なので、
健康な方とは異なる関節運動となります
「万能カフを使い続けていたら、普通に握れるようになった!」
という事にはなりにくいのです
「健康な方と同じ握りが出来るようになりたいなぁ…」
という方には!今回紹介する「ユニバーサルニューカフ」がおすすめですよ!
「ユニバーサルニューカフ」は、写真のように使います。
食具や筆記具の「一般的な持ち方」をサポートしてくれるので、
「今は自力でうまく持てないけど、訓練すれば持てるようになりそう!」
という方のステップとしておすすめです!
ただしカフを使う場合…
手のひらの角度が変わればスプーンの角度も変わってしまいます
そのため、手首がコントロールできなくてグラグラしてしまう方には向きません
「ユニバーサルニューカフ」の使用に向いているのは、以下のような方。
・手のひらをうまくコントロールできる
・手のひらは動かない(同じ位置のまま固定されている)が、肘と肩はある程度自由に動かせる(*)
******
手のひらが動かない場合、手のひらの角度により向き不向きが異なります。
【向いている角度】
○手のひらが横を向いている(親指が一番上にある・中間位)
○手のひらが斜め下を向いている(角度が斜めで、手の甲が見える)
【向いていない角度】
×手のひらが常に上を向いている(手のひらがきれいに見える・回外位)
×手のひらが常に下を向いている(手の甲がきれいに見える・回内位)
向いていない理由:
このような手首の方が「ユニバーサルニューカフ」を使用すると、
スプーンなどを正しい方向に向けるために肘を張り出す、あるいは肩をすくめるような姿勢を取る事になります
肩こりや異常姿勢を助長するため、おすすめできません
このような手首の方は、「万能カフ」がおすすめです。
******
カフは、使用者の身体状況によって向き不向きがあります
「自分はどんなものが向いているのかな?」
と迷う方は、
お近くの専門職に相談してみてくださいね!
「ユニバーサルニューカフ」には、右手用と左手用があります
もちろん、
右手を使う場合は右手用
左手を使う場合は左手用
が原則ですが…
まれに、「右手用を左手で使う方が使いやすい」という方もいらっしゃいます
(逆もしかり)
作業療法士は関節の状態や動き方のパターンで最適な物を選定するので、
たまにこういう裏ワザを使うのです
「自分にも合うのか試してみたい!」という方は、
ぜひ相談してみてくださいね!
それではまた!
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通常、私達がスプーンやフォーク、歯ブラシ等を使うとき…
落とさないよう手に持って、なおかつ方向をコントロールしながら使っていますよね
しかし手が不自由な方の場合、「落とさないように持つ」事が難しい場合があります
特に、指の機能だけが低下している方の場合…
「持つこと」以外は全て出来るという事も少なくありません
そのような方に作業療法士がおすすめしているのが、「カフ」と呼ばれる自助具
以前このブログで、「万能カフ」を紹介しました。
https://fanblogs.jp/yakudatsufukushi/archive/42/0
「万能カフ」は…手のひらに装着してスプーンなどを差せば
指を使わなくても食事ができる優れもの!
しかし…あくまでも、握れないのを「代償」するための道具なので、
健康な方とは異なる関節運動となります
「万能カフを使い続けていたら、普通に握れるようになった!」
という事にはなりにくいのです
「健康な方と同じ握りが出来るようになりたいなぁ…」
という方には!今回紹介する「ユニバーサルニューカフ」がおすすめですよ!
「ユニバーサルニューカフ」は、写真のように使います。
食具や筆記具の「一般的な持ち方」をサポートしてくれるので、
「今は自力でうまく持てないけど、訓練すれば持てるようになりそう!」
という方のステップとしておすすめです!
ただしカフを使う場合…
手のひらの角度が変わればスプーンの角度も変わってしまいます
そのため、手首がコントロールできなくてグラグラしてしまう方には向きません
「ユニバーサルニューカフ」の使用に向いているのは、以下のような方。
・手のひらをうまくコントロールできる
・手のひらは動かない(同じ位置のまま固定されている)が、肘と肩はある程度自由に動かせる(*)
******
手のひらが動かない場合、手のひらの角度により向き不向きが異なります。
【向いている角度】
○手のひらが横を向いている(親指が一番上にある・中間位)
○手のひらが斜め下を向いている(角度が斜めで、手の甲が見える)
【向いていない角度】
×手のひらが常に上を向いている(手のひらがきれいに見える・回外位)
×手のひらが常に下を向いている(手の甲がきれいに見える・回内位)
向いていない理由:
このような手首の方が「ユニバーサルニューカフ」を使用すると、
スプーンなどを正しい方向に向けるために肘を張り出す、あるいは肩をすくめるような姿勢を取る事になります
肩こりや異常姿勢を助長するため、おすすめできません
このような手首の方は、「万能カフ」がおすすめです。
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カフは、使用者の身体状況によって向き不向きがあります
「自分はどんなものが向いているのかな?」
と迷う方は、
お近くの専門職に相談してみてくださいね!
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「ユニバーサルニューカフ」には、右手用と左手用があります
もちろん、
右手を使う場合は右手用
左手を使う場合は左手用
が原則ですが…
まれに、「右手用を左手で使う方が使いやすい」という方もいらっしゃいます
(逆もしかり)
作業療法士は関節の状態や動き方のパターンで最適な物を選定するので、
たまにこういう裏ワザを使うのです
「自分にも合うのか試してみたい!」という方は、
ぜひ相談してみてくださいね!
それではまた!
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