中国人彼女は白富美(キャリアウーマン)

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中国では一人っ子政策を実施しているのは有名であると思うが
この影響で中国全体を見ると深刻な男余りの状況が起きている






中国はここ30年間ほどで、人口の男女比率の均衡が著しく崩れ、
2008年には100人の女性に対し男性は120人に達し、世界で最も男女比率が偏った国の1つとなっている

特に農村部では伝統的に男の子が望まれ、女の子が生まれると間引きを行うことが未だに行われているらしい。
特に農村部では若い女性が極めて少ない男女比になっている
このような地域で女性を見つけて結婚するのは容易ではなく、ベトナム等の東南アジアから花嫁をもらうことが
最近の流行になっているようである



都市部では子供の間引きは行われないし、逆に女の子は喜ばれる傾向にある
男女比の人口バランスは農村に比べると偏ってはいないが、都市部での結婚事情がある






｢車と家を持っている事｣
多くの女性が結婚相手の男性に求める条件である
結婚して賃貸なんて女性の面子が立たない

男性は結婚のために家を購入する
結婚のために親は財産を売り払い、子供のために借金して家族ぐるみで家を購入する
ほとんどの中流階級の男性家庭はそうして結婚の準備を行う

それでも上流、中流家庭は何とか結婚できる
家を購入できるだけの財力がなんとかあるので

悲惨なのは下流の男性家庭である
お金がないと結婚できないのは日本も中国も変わりがない





・男性あまりの中国
・都市部では女性優位

これだけ見ると更に条件のいい白富美が結婚できない事情なんて無いように感じる

しかし、中国では古くから「下娶上嫁」という考え方があり、男性は自分よりも条件が劣る女性を妻として
選び、女性は自分よりも条件が上の男性を選ぶのが通常である
旦那が自分より条件が下であると面子がつぶれるのである

白富美より条件のいい男性なんてそうはいない
しかもそのような条件のいい男性は有り余るほどのお金を持っているため、相手に対して収入が高い等の
独立心を求めない。たいていは綺麗で心優しい女性を選ぶ傾向にある

白富美がターゲットとする男性像とその男性がターゲットとする女性像がマッチしておらず
現在の中国ではこの高収入女性層が結婚市場から余っている現状がある
条件が下の男性側も恐れ多いのでなかなかこの層の女性にアプローチすることが出来ない

相手の条件を落とせば簡単に見つかるのだが、彼女たちの面子がそうさせないようである

中国でのぼったくり話はよく聞く
ただそのほとんどが｢聞いた話｣であり、本人が体験した話しは少ない
私は何度もぼったくりに遭っているのでその体験を記載する






私は元来、知らない人についていくし面白そうなものは体験したがりであるので
そういう性格が被害にも遭い易いのであろう
今回はその中でも逆ナンパ詐欺を紹介する

実は私はこの詐欺に2度遭っている
楽観的な性格からこの1度目は詐欺と気付かず2度目も被害に遭った

上海領事館からも被害に注意するよう警告されている
下記、領事館の文章を転記する

（トラブル発生）
Ｙさんは上海旅行中、夕方南京東路を散策中二人の中国人女性から“日本語を勉強中”だと声をかけられ誘われるままビル７階にあるコーヒー店に行きました。勝手にアルコール類や食べ物を注文され、飲食代として約２０００人民元をクレジットカードで支払いました。更に今度は自分たちが支払うからとカラオケ店に誘われ１時間位飲食し、約１万人民元請求され、身の危険を感じたため言われるまま再びカードで支払いました。近くの派出所に行きましたが取り合って貰えなかったとのことでした。翌日どうしたらよいか総領事館に相談がありました。








当時、休日友達との約束の前に時間があったので南京東路をぶらぶら散歩していた
とその時2人組の女性が声をかけてきた

「地下鉄4号線はどうやって行けばいい？」

普通の20代の女性2人組
綺麗でもなく、ぶさいくでもない

｢分からないけど、ここずっと行けば人民公園駅があるからそこで調べれば？｣

｢そこに4号線はあるの？｣

｢わからない｣

このときは分からなかったが、地下鉄4号線は南京東路付近には無い
この話題は何でもいいのである

｢時間あるならお茶飲まない｣

｢オッケイ。行こう｣

女性に声をかけられて嬉しくない男はいない
ビルにある7階のカフェに移動
そう、領事館からお達しのでているカフェである
店名は忘れたが、場所は南京東路沿い世紀広場の向かい、ケンタッキーフライドチキンが
入っているビルかその近くのビルである

カフェに移動すると外国人がいるようなおしゃれな高級そうなカフェ
領事館の言うとおり、勝手にフルーツ盛とか頼んでそれを食べさそうとする

｢あなた日本人でしょ。私の友達も日本に行ってるよ｣

一人が愛想を振りまきしきりに話しかけてくる
キャバクラに来ている感じでまあまあ楽しい気分であったが友達との約束があるので

｢時間がないから帰るわ。勘定は？｣

会計は500元ほど、
(まあ3人こんな高級な感じのカフェでフルーツ盛とか頼んだらこれくらいでも妥当か)
とその時は詐欺と気付かず終了した
自分ながら呑気な性格である

｢カラオケ行こうよ｣

誘われたが時間がないという事で断った
時間があれば、恐ろしいことになっていたかもしれない



2度目もぶらぶらと南京東路を歩いていた
その時は時間に余裕があったので、ゆっくりと街を散策していたら

｢豫園はどこにある？｣

と一人の女性が道を聞いてきた
これも綺麗でもなく、ぶさいくでもない
20代後半ほどの普通の女性

｢あっちの方｣

｢今からでも行ける？時間大丈夫？｣

｢もうすぐ閉まるかもしれないね｣

｢そっか時間あるならコーヒーでも飲まない？｣

このときも普通に逆ナンパでもされたと嬉しく思って着いていった
このときも前回と同様の7階のカフェ

｢ここ高いから違うとこ行かない｣

前回を詐欺だとこのときは感じていなかったが、会計が高いことは
少し気になっていた

｢いいよじゃあ違うところに行こう｣

南京東路駅1号口付近にある上島コーヒーに移動した
(上島コーヒーなら高いメニューないし大丈夫だろう)
と席に着くとフルーツ盛を頼んでいる
(あやしい)

このときに今までの事が詐欺である事に気付き、また今まさに詐欺に遭っていると感じた

｢何で勝手にフルーツを頼んでいる？｣

｢フルーツ好きだから｣

｢でかすぎるだろ、お前全部食べろよ｣
雰囲気が一気に悪くなる

(この上島コーヒーもグルか？周りの客は？メニューは普通か？ここで女と揉めても100％アウェーで勝ち目ないな。取りあえず、これ以上勝手に注文されるとやばいな)グルグルと考えが頭をかけめくる

｢会計する｣

ウェイターが伝票を持ってくる。500元ほど

｢なんでこんなに高い。メニューを見せて｣

コーヒーが2杯　80元
フルーツ盛　　150元
酒一杯　　　　　300元

確かメニューどおりの価格である
女は勝手に高級な酒を注文している
ただこんな裏メニュー的な酒を用意しているなんて、やはり上島コーヒーもグルである

｢お前勝手に注文したんだから払えよ｣

｢お金ない｣

｢お金ないのにどうしてそんなもん注文すんの？｣

｢わからない｣

とりあえず、店と揉めたくないのでお金を払うことにした

｢この後カラオケ行かない？｣
空気を読まず変な質問をする女

無視して席を立ち、店を出た

｢ちょっと待って！｣

後を追ってきたが振り切り帰った



領事館の情報と比べると私の場合は被害額は多くないので笑い話ですむ程度である
まあ運よくカラオケに行っていないので被害が大きくならなかったと思うのであるが
みなさんもくれぐれも南京東路での声かけは気をつけていただきたい

仲の良いマッサージ嬢から朝にメールが来た
(話しがあるので時間があったら会えないか)という内容

このマッサージ嬢とはローカルのマッサージ店で知り合った






外国人が行くような店内の内装が綺麗で店員のユニフォームをそろえたようなところではなく
普通のおばちゃんたちがマッサージをしている店
価格は手ごろであるが、彼女たちは専門の訓練を受けているわけではなく
見よう見まねでマッサージをしているので技術も高くない

彼女は安徽省出身
安徽省は中国の中でも比較的貧しい地域で上海に働きに来ている人が多い地域でもある
離婚をして自分ひとりで上海に来た
特に技術があるわけでもない彼女の仕事はマッサージとかレストランの店員とかいわゆる
アルバイト的なものしかない
上海にはこういった外地から来た人が多く働いている


その日は仕事が早く終わったし帰りはマッサージ嬢の店の近くを通りかかるので

｢近くにいるので出てこれるか｣
とメールを送る

｢じゃあ路上で会いましょう｣

しばらく待っていると彼女はやってきた
近くに彼女の家があるというのでそちらに移動する

現地の低所得層がすむマンションである
こちらのワンルームは大体こんな感じ
部屋とトイレ、シャワーがついている

窓から前の通りの景色が見える
通りには海鮮や肉等の食材を売っている店が多数ある賑やかな通りだ
壁には何故か滝のポスターがはっている

彼女はポットのお湯をコップに入れてくれるが
水道水を沸かしたお湯である






ベッドの上に2人で座り

｢で、話しは何？｣
話を切り出す

｢田舎に部屋を買ったけど1万5千元ほど足りないのでお金を貸して欲しい｣

大体想像はついていたがやはりこの話題である
マンションの写真や契約書を見せてくる
安徽省でワンルームマンション。18万元
上海の感覚からすると随分安い

｢お金は貸せないな｣

｢そうか。お金ないの？｣

｢お金はあるが、貸したくない。貸して欲しいという人は好きではない｣

｢わかった。理解した大丈夫｣
彼女はあっけらかんと笑顔で答える

｢次は何時会える？｣

｢ちょっと最近忙しいから暇なときにまた連絡するよ｣

二人で部屋を出て、彼女は仕事に戻っていった

彼女のようなアルバイトであっても家を買うという夢は持っている
中国は情が深いので親戚等への借金は当たり前であるのであるがちょっと無理な相談だな

ここ数年、日本の各地で中国人旅行客が目立っていると気付く人も多いと思う
事実2014年は訪日外国人の約半数は中華圏(中国、香港、台湾)の人たちである
更にこの中華圏の伸び率も高い為、来年は全体の6割に達する見込みもある






1月6日の記者会見で岸田文雄外相は、観光目的で来日する中国人向けの数次査証（ビザ）の有効期限を
３年から５年に延長する緩和策を発表した。
１９日から運用を開始する

数次査証は、期限内なら何回も訪日できるもので。対象は「相当の高所得を有する者とその家族」としている
この高所得とは年収25万元が目安らしい

日本人は旅行をビザ無しで行ける事が国が多くて想像しにくいが中国人は海外旅行の際に各国からビザを
もらう必要がある
ビザで引っかかり旅行を断念せざるおえないこともあり、旅行するのも一苦労である
このニュースはその煩わしさをなくしてくれ、日本観光を促進するの助かる大きいニュースである






ニュースを聞いた知り合いの白富美から連絡が来た

｢あなたたちは中国人観光客を歓迎しているの？｣

｢ビザ今から取って春節までに間に合う？日本行ってカメラ買いたい。日本は何でも安いからね｣

中国人観光客が増えると日本の観光業界が潤い、その周辺が潤う
もちろん中国に関係している私にも良い風は吹いている
何かビジネスに繋がらないか？

・中国語が分かる
・客になりえる白富美を知っている

うーん、これだけではまだアイデアが繋がらない

事故から5日が立とうとしている
上海で最も大きな歩行道路の南京東道を東に向けてまっすぐ行くと外灘に突き当たる
ちょうど上海のシンボルの上海タワーが出迎えてくれる上海おなじみの風景が確認する事ができる






事故後初めて現場に来たが、いまだパトカーか停車して警察官が警護に当たっている
人の多さは通常に戻っているので警備の必要はないと思うのだが
今日も花を供えに来ている人が何人か見かけることができた

車道を渡ったところに献花をする場所が設けられている
事故現場から数十メートル離れた像の前に多くの花が供えられていた
川の向こうに東側には高層タワー郡がきらびやかに輝いている
被害にあわれた人たちも当日この風景を目当てに来たのであろう
ここで数日前に数十人が亡くなったと考えると心が重くなる

道路の向こう岸にはアメリカドルを模したビラが撒かれた外灘18号が建っている
その前まで行って現場までの距離を測ると50メートルくらいであろうか

アメリカドルを模したビラは事故後撒かれたものであり事故と直接は関係ないと発表されている
事故後の混乱の中、このようなものを撒く心境が分からないが。。。
ちなみにこの撒いた人物は上海人の若者で取り調べを受けているところである








事故から5日が経ち、事故についての情報が集まってきた
地図にて説明する

当日、12時が迫るにつきカウントダウンのイベントがあると人が殺到した
多数の人が外灘を目指して西から東に道に沿って移動をしていた
※白矢印部分

外灘(※ピンク部分)はすでに人で満杯な状態
早くから外灘に来ている人は外灘を出るために人の流れとは逆に移動をはじめる

12時前になると人の移動はピークを迎え、外灘の上海タワーにもっとも近い部分に向かう階段部分で
将棋倒しが発生した
※赤の星部分

外灘を訪れたことがある人なら通ったことがあるこの階段部分で事故が発生した
誰でも起こりえる事故である
まだ怪我人が治療中との事、早い回復を祈るばかりである