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2017年03月20日

経済の原理 第3 第4 第5編

スチュアートは有効需要論や発展段階説などの重要な考えを生み出したが、「悲劇の経済思想家」という印象がつきまとっている。スミスの『国富論』よりも9年早く経済学を体系的に論じておきながら読者に見逃され、盛名において天と地ほどの差がある。また、市場への介入を論じたことから重商主義者という誤解も長らくつきまとっていました。
 彼は、貨幣経済の不安定性や有効需要の創出を述べた点ではマルクスやケインズ、発展の段階に注目した点ではリストを生み出す源泉であった。しかし20世紀以前にスチュアートを高く評価したのはマルクスのみでした。
作者 ジェイムズスチュアート


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