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posted by fanblog

2017年03月01日

グローバリズムのもうひとつの意味

トランプ大統領は「保護主義」を訴えてはいるものの「グローバリズム」を完全に否定しているわけではないと思う。「行き過ぎたグローバル化」は先進国の富を奪い続けることになるという単純な事実に気が付いたので、このまま「グローバリズム」を野方図に押し進めると自国を破壊しかねないという危機感を抱いたのではないかと思います。
 現在、ジョージ・ソロス氏がトランプ大統領と対立しており、見方によっては「グローバリズム」vs「ナショナリズム」という構図に見えてしまうが、少し誤解が有るように思えます。
 経済のグローバル化というものもバランスが重要であり、「行き過ぎたグローバル化」は先進国の富を急激に奪うことになる。その現象は、「世界経済の平準化」という意味では否定するべきものではないのかもしれないが、あまりにも急激な変化というものは時に悪にもなると思います。「行き過ぎたグローバル化」の強要は、先進国に生きる人間(労働者)にとっては、ある意味で共産主義を強要されるに等しいことでもあると思う。
 「グローバリズム」とは「世界経済の一体化(平準化)」を意味した言葉だが、その言葉は一歩間違うと「先進国の人間は発展途上国の人間のために犠牲にならなければならない」というような自虐的な思想に化けてしまう。グローバル化というものも、その置かれた環境と進行過程(スピード)によっては、善にも悪にも変化する曖昧なモンスターだと思う。かなり質の悪いモンスターですが。


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